主題歌は氷川きよし「Happy!」|映画『老後の資金がありません！』

10月30日（土）公開の映画『老後の資金がありません！』は、天海祐希＆草笛光子の元宝塚コンビが老後のお金問題に切り込む痛快コメディエンターテインメント！氷川きよしの主題歌「Happy!」も話題の注目作。

天海祐希が老後の資金問題に立ち向かう！

冠婚葬祭、失業、浪費癖のある姑…

映画『老後の資金がありません！』は、“老後2000万円問題”、“人生100年時代”と言われる日本現代のリアルなお金の問題を、笑いあり涙ありの痛快コメディエンターテインメントとして描いた注目作品だ。監督は『こんな夜更けにバナナかよ　愛しき実話』（2018年）『そして、バトンは渡された』（2021年）などを手掛けるヒットメーカーの前田哲だ。そして本作の主人公・後藤篤子（53歳）を演じたのは日本を代表するコメディエンヌ・天海祐希。プロデューサーから熱烈なオファーを受けた天海は、「誰もが老いていく中、“老後の資金”を切実な問題として抱える主婦とその家族を中心に、とても深刻ではあるけれど、ちょっと笑える作品になるのでは？と思いました」と作品に挑む前の心境を語っている。お金の問題に立ち向かう篤子の前に立ちはだかるのは、草笛光子演じる浪費癖のある姑・志津子だ。浅草の老舗和菓子屋の女将で、夫が亡くなり篤子たち家族と生活することになる。しかし、節約とは無縁の生活を送ってきた志津子は篤子の最大の敵となり…？ また篤子の夫でどこか抜けている章を松重豊、突然結婚を報告する娘のまゆみを新川優愛、まゆみの結婚相手でバンドマンの琢磨を加藤諒、篤子のヨガ仲間で友人の神田サツキを柴田理恵が演じている。ほかにも瀬戸利樹、石井正則、若村麻由美、友近、毒蝮三太夫、三谷幸喜などがクセのある個性的なキャラクターたちを演じている。

天海祐希
1967年8月8日生まれの東京都出身。宝塚歌劇団の第73期生で、月組の元男役トップスター。1995年に宝塚退団し、映画『クリスマス黙示録』（1996年）で初の単独主演を務めた。その後はドラマ、映画に次々と出演し、日本を代表するコメディエンヌとなった。代表作はドラマ「離婚弁護士」シリーズ（2004・05年）、「女王の教室」（2005年）、「緊急取調室」シリーズ（2014・17・19・21年）、映画『チア☆ダン～女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話～』（2017年）『最高の人生の見つけ方』（2019年）など。声優としても活躍し、『崖の上のポニョ』（2008年）『ミニオンズ』（2015年）にも出演している。本作では同じく宝塚歌劇団出身の先輩・草笛光子との共演で、宝塚ネタで笑いを誘うユーモアあふれるシーンも見どころだ。

主題歌は氷川きよしの「Happy!」

映画版PVで天海祐希がバックダンサー

本作の主題歌「Happy!」を歌うのは“kii”こと氷川きよし。一度聴いたら耳から離れないキャッチ―なメロディーで気分が上がる歌だ。演歌歌手の枠を超えて活躍する氷川が、お金というシビアな問題をテーマにした本作に歌で元気と希望を与える。映画版PVでは、天海祐希もバックダンサーとして参加するなど話題となった。氷川と天海が共演したHappy感満載のPVは必見だ。氷川の伸びのある歌声とキャッチ―なメロディーが作品を彩った。

氷川きよし
2000年に「箱根八里の半次郎」で演歌歌手としてデビュー。日本レコード大賞など数々の新人賞を受賞し、NHK紅白歌合戦には21年連続で出演している。演歌界の第一線で活躍を続ける氷川が、2017年に発表した人気アニメ「ドラゴンボール超」の主題歌「限界突破×サバイバー」では、これまでの氷川のイメージを一新し世間の度肝を抜いた。自分らしく型にはまらず表現する姿にファンが急増中で、ファンの間では“kii（きー）”のニックネームで親しまれている。

映画『老後の資金がありません！』あらすじ

老後に必要な貯金は2000万円！？

主婦・後藤篤子（天海祐希）は悩んでいた。家計は妻に任せきりの夫・章（松重豊）の給料と篤子がパートで稼いだお金をやりくりして、娘（新川優愛）と息子（瀬戸利樹）を育て上げた。節約をモットーに、老後の資金をコツコツ貯めてきたはずなのに…親の葬式に330万、子供の派手婚に300万！そんな中、夫が失職！と次々とお金の災難が襲い掛かる！なんとかしてやりくりするものの篤子の努力はむなしく出費はかさむばかり。いよいよ姑・芳乃（草笛光子）への仕送りさえ捻出できなくなった篤子は、義理の妹夫婦との話し合いの席で、芳乃を引き取ると口走ってしまう。しかし、元・老舗和菓子屋女将は、超がつくほどの浪費家だった・・・！貯金0円が目の前に迫る！