2022年2月からAmazon Prime Videoで独占配信された映画『HOMESTAY (ホームステイ) 』。男性アイドルグループ「なにわ男子」の長尾謙杜が映画初主演となった本作をご紹介。
巧妙な伏線が張り巡らされた実話ベースの本格ミステリー『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
映画『HOMESTAY (ホームステイ) 』あらすじ
ホームステイ先は死んだ人の体！？
魂だけの存在「シロ」が現世で目覚めたのは、病院に搬送されてきた高校生・小林真の体。記憶がない「シロ」は状況が理解出来ないなか、突然現れた謎の人物「管理人」に生き返るためのチャンスをもらえた魂であることだと教えられる。「シロ」と同時期に死んだ小林真の体にホームステイしながら、転生するために管理人から課せられた条件に挑むのだが、その条件とは「小林真が死んだ原因を突き止める」というもの。リミットは100日間。少し違和感のある家族や優しい幼馴染、憧れの先輩などの人たちと過ごしながら死の真相を探っていく。しかし、徐々に明かされていく隠された秘密には小さな光と大きな闇が交錯していた。
視聴開始からいきなりのミステリー展開へ
一見普通に見える小林真には誰も知らない深い闇が…
本作は、人気作家の森絵都による名作小説「カラフル」を実写映像化したアマゾンオリジナルの青春ミステリー映画。本編を再生してから2分も立たないうちに、ホームステイ先の小林真の死の真相について解明しなければならない怒涛の展開で、物語に一気に飲み込まれてしまった。主人公の「シロ」は前世でヤバいことをして死んだ人間で彼の死も気になるとこだが、本筋は小林真の死の真相だ。一つここで明かすと小林真は絵が好きであること。美大を目指すほど絵が上手くて、憧れの美月先輩にも気に入られている彼が何故死んだのか。そしてもう一つ気になるのは家族の存在だ。小林真だけが写っていない3人だけの家族写真に何も話そうとしない兄、海外出張中の父親、さらに家族に優しく接しているけど何かを隠している母親。どうやら訳アリの家族のようでどうも怪しい。全ての謎を解き明かしたとき、最後の答えとその後の「シロ」から小林真への想いを伝える様子は、観ているものに自分の存在を再認識し人生は挑戦が可能だと投げかけられる生きてく上でのメッセージだ。
映画の未来が楽しみな新進気鋭のキャスト陣
謎だけどお茶目な管理人を演じたのは濱田岳
主演を演じるのは本作が映画初出演となる男性アイドルグループ「なにわ男子」の長尾謙杜。2021年にCDデビューを果たしたばかりで、俳優としての伸びしろも楽しみな男性アイドルだ。幼馴染の昌を演じるのは『ミスミソウ』『小さな恋のうた』『樹海村』などに出演していて、若手実力派女優として今後の期待値が高い、山田杏奈。美月先輩役には、テレビやCMなどで活躍されており、映画では『スパゲティコード・ラブ』に出演している八木莉可子。 さらに、『アヒルと鴨のコインロッカー』『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』など多くの作品に出演したことがある、濱田岳がミステリーの緊張感を和ませてくれるコミカルなキャラクター「管理人」を演じた。そして、監督は『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』などでメガホンをとった瀬田なつきが担当している。また、今若者たちに人気のアーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」が主題歌「袖のキルト」を担当していることにも注目だ。
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