名匠スティーヴン・スピルバーグが生み出した「ジュラシック・パーク」シリーズ。
その最新作「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」 は、新型コロナウイルス感染症の影響により撮影が停滞する中、ハリウッドでいち早くクランクアップを迎えたという嬉しいニュースも到着している。
そこで今回は、世界興行収入16.7億ドルをたたき出した大ヒット作『ジュラシック・ワールド』(2015年)をご紹介しよう。
恐竜映画の金字塔「ジュラシック・パーク」シリーズとは?
マイケル・クライトンの同名小説を原作に、最新クローン技術によって現代に蘇った恐竜たちと人間との攻防戦を描くSFアドベンチャー「ジュラシック・パーク」シリーズ。
1993年の『ジュラシック・パーク』から、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)、『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)と3作品が公開され、本作はシリーズ第4作目にして、新シリーズ第1作目として新たな物語がつむがれる。
このリブート作では、前3作では成し遂げられなかった恐竜のテーマパーク“ジュラシック・ワールド”がついにオープン!
あらすじ
ジュラシック・パークの悲劇から22年、イスラ・ヌブラル島では新たに恐竜のテーマパーク“ジュラシック・ワールド”がオープンし、多くの来場者を迎えていた。
だが、野心的なパークの運営責任者クレア(ブライス・ダラス・ハワード)と遺伝子操作に否定的な調教師オーウェン(クリス・プラット)が禁断の遺伝子操作が施された大型恐竜“インドミナス・レックス”の檻を訪れている最中、恐竜が脱走してしまう。
その一方、クレアの元に遊びに来ていた二人の甥が乗った移動アトラクション“ジャイロスフィア”が恐竜に襲われてしまい…。
スピルバーグに見出された新鋭コリン・トレヴォロウ監督
監督を務めたのは、スピルバーグにその才能を認められた新鋭コリン・トレヴォロウ。
本作では第1作目のイスラ・ヌブラル島を舞台に、第1作目から制作に関わるスタッフを起用。
ラプトルと人間の絆も裏テーマとして引き継いでいるほか、第3作目で変更されたタイトルロゴの恐竜スピノサウルスを第1・2作目のティラノサウルスに戻すなど、前シリーズへのリスペクトが詰まった仕上がりに。
一方、最新VFXによって人間との交流を含めたほぼすべての恐竜をCGで作成したり、近未来的なガジェットが登場したりするなど、さらなる技術革新と創造性によってこれまでにない迫力と興奮をもたらすことにも成功している。
トレヴォロウ監督は、制作するにあたりオリジナル版の基本コンセプトを大事にしながらも現代的にアップデートさせることを念頭に置いたと語っている。
[字]2020年12月5日(土)18:30~21:00
[吹]2020年12月10日(木)12:30~15:00、[字]21:00~23:15
[字]2020年12月20日(日)16:15~18:30