一年間も眠ることができなかったならば人間はどうなってしまうのか? 精神は蝕られ、肉体はやせ衰え、そしてその先に待ち受けているものは…。
エドガー・アラン・ポーの短編小説を映画化した『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』などスリラー作品で知られるブラッド・アンダーソン監督が、クリスチャン・ベイルを主人公に描く壮絶スリラー。
クリスチャン・ベイルは約30kgもの減量を敢行
『バットマン ビギンズ』や『ダークナイト』、またアカデミー賞助演男優賞に輝いた『ザ・ファイター』などで知られるクリスチャン・ベイルが、約30kgもの減量を敢行した本作。1年365日眠れずにいる主人公を演じるため、その極限状態を体を張って熱演!
現実と幻覚の境目が曖昧になっていく様をブラッド・アンダーソン監督が見事に切り取った演出も光る。
現実か幻覚か?不慮の事故がもたらした新たな日常
工場の機械工トレバーは極度の不眠症に陥り、1年間も眠れずにいた。身体はガイコツのように痩せ細り、周囲も彼のことを心配する。そんなある日、溶接工アイバンの挑発に驚いたトレヴァーが誤って機械のスイッチを押したことから、同僚ミラーが片腕を失う事故が起きてしまう。事故の検証に応じたトレヴァーだが、アイバンという社員はいないと言われて困惑。そんな中、トレヴァーの自宅の冷蔵庫に不気味な張り紙が貼られる…。
人間が眠らないでいられる最長時間は11日間だが……
今や5人にひとりが不眠症といわれる時代。また人間が眠らないでいられる最長時間は公式記録で11日間とされている。その原因は主にストレスや生活習慣病が関係しているとされるが、物語の主人公トレヴァーの不眠の原因とは? また冷蔵庫に貼られた不気味な張り紙の意味とは? 全ての謎が解き明かされたとき、トレヴァーは眠りにつくことはできるのか。
マシニスト
10月13日 19:00~21:00(字幕)
10月25日 6:00~8:00(字幕)