“ととのう” 続編希望の声続出!ドラマ『サ道』原田泰造がサウナを堪能|サウナブームの火付け役

各地のサウナ施設を巡る原田泰造主演のテレビ東京ドラマ『サ道』。2019年と2021年に放送され、本格的なサウナブームを巻き起こしたきっかけの作品! 原作はタナカカツキの『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』で、“ととのう”という言葉はここから生まれた。今回は『サ道』のドラマシリーズをまとめて紹介する。

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『サ道』(2019)

あらすじ

ナカタアツロウ(原田泰造)はサウナに興味がなかった。しかしある日、タオルに“Z”のマークがついた謎の男「蒸しZ」との出会いがナカタの人生を大きく変える。彼を真似てサウナに入ったり水風呂に入ったりしたナカタは、“ととのう”感覚を初めて味わう。それからサウナの虜になったナカタは、東京・上野にある行きつけのサウナ施設「北欧」で知り合ったサウナ仲間、“偶然、偶然!”が口癖のサラリーマン「偶然さん」(三宅弘城)、イケメンで頑なに股間のタオルを外さない「イケメン蒸男」(磯村勇斗)をはじめ、個性豊かな仲間たちと日々サウナでととのっていた。その一方でナカタは謎の男「蒸しZ」を探すため、各地のサウナを巡る旅にでる。

多くのサウナーを生み出した
原田泰造主演のサウナドラマ

『サ道』シリーズの主人公を演じたのは原田泰造。細すぎず、太すぎず、筋肉がありすぎず、なさすぎず…。ほどよいおじさんの体型が作品を柔らかな印象にしている(ガチムチな体だったら圧が強すぎる…)。サウナに入るシーンがほとんどなので必然的に露出が多くなるが、嫌味な感じがしないのはナイスなキャスティングだ。偶然さんを演じた三宅弘城、イケメン蒸男の磯村勇斗とあわせてもバランスが良く、ずっと見ていられる癒しのドラマである。

さて、本格的なサウナブームの火付け役となった2019年放送の『サ道』は、多くのサウナー(サウナを愛する人)たちを生み出した。ドラマに出てくるサウナは、テレビ東京の人気グルメドラマ『孤独のグルメ』と同じく実在する店舗だ(中には残念ながら閉店してしまったお店もある)。ナカタさながらに自分のお気に入りのサウナを求めて街へ繰り出すサウナーたちが続出した。

『サ道』(2019)

原作:タナカカツキ『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』(講談社モーニングKC刊)
監督:長島翔
脚本:根本ノンジ、竹村武司、永井ふわふわ
出演:原田泰造、三宅弘城、磯村勇斗、荒井敦史、小宮有紗、山下真司、村田直行、宅麻伸 ほか
2019年7月~放送(テレビ東京)

『サ道』2019年末SP-北の聖地でととのう-

あらすじ

2019年の最後、いきつけのサウナ施設「北欧」でサウナを堪能していたナカタと偶然さんの目の前に、髪色が金髪になってガラリと印象が変わったイケメン蒸し男が現れた。イケメン蒸し男は独立をして新しくコンサルトの会社を起業しようと決意し、その決心の表れとして金髪になったのだった。そして3人は、2019年の“マイベストサウナ”を決めることになる。
真冬の北海道でサウナツアーを敢行したナカタたちは、北の聖地と呼ばれる秘境サウナでととのうのであった…。

第1シーズンから間もなくスペシャル版が放送

第1シーズンの『サ道』は2019年の夏に放送されたが、放送終了から間もなく『サ道』2019年末SP-北の聖地でととのう-が放送された。それだけ『サ道』ないしサウナが大人気だったことがわかる。スペシャル版ではおなじみの3人が雪の降る北海道でサウナを巡る様子が描かれる。雪の中にダイブしてととのうナカタの姿を見れば、実際に行ってみたくなること間違いなし!

『「サ道」2019年末SP-北の聖地でととのう-』

脚本:根本ノンジ
2019年12月放送(テレビ東京)

『サ道~2021年冬 東京の空の下、少し離れてととのう~』

あらすじ

新型コロナウイルスが蔓延し、ナカタたちの癒しの時間であったサウナを取り巻く環境も大きく変化した。それぞれ工夫を凝らしながら独自のサウナを楽しむなか、いきつけのサウナ施設「北欧」が予約制になった。久しぶりに顔を合わせたナカタ、偶然さん、イケメン蒸し男の3人は、コロナ禍でリニューアルを行った老舗のサウナについての話で盛り上がる。そして3人は、その噂のサウナへと足を運ぶのだった。

サ道がまたまたスペシャルドラマで帰ってきた!

コロナの影響下でいままでのようなサウナライフを送ることができなくなってしまった3人。しかし、サウナを愛する気持ちは変わらない! 人々が外出を自粛しているにもかかわらず、リニューアルに踏み切った老舗のサウナがあるというから驚きだ。
リアルタイムで本作を観ていたサウナーのなかには、サウナを自粛していた人もたくさんいるだろう。この作品を観て、サウナを疑似体験できた人も多いのでは? 相変わらずの3人の空気感に癒される人も続出したようだ。

『サ道~2021年冬 東京の空の下、少し離れてととのう~』

脚本: 根本ノンジ
2021年2月放送(テレビ東京)

『サ道 2021』

神回と言われる第4話

あらすじ

新型コロナウイルスの影響で自粛生活を送っていたナカタ、偶然さん、イケメン蒸し男は、新しい日常になれた頃、サウナ活動を再開することに。久しぶりにサウナ施設「北欧」で会った3人は心待ちにしていたサウナで心と体をととのえる。コロナ禍でのサウナのマナーは変化しており、ソーシャルディスタンスを保ったり黙ってサウナや水につかったりする必要があったが、3人は新しいルールを受け入れていく。サウナを通じて出会う人たちのささやかな物語に癒されるサウナドラマ。

コロナ禍でのサウナ模様を描く

大反響を呼んだ2019年のシーズン1から2年後、待望の『サ道』2021(シーズン2)がスタートした。前シリーズと大きく変わった点は、スペシャルドラマと同じく新型コロナウイルスの影響を映画いているところだ。サウナでは黙って体をあたため、黙って水風呂につかる。いままでサウナの中で楽しくおしゃべりをしていたナカタ、偶然さん、イケメン蒸し男だったが、環境が変わってもサウナで心を体をととのえることは、彼らにとって至福のひと時なのであった。

『サ道 2021』

脚本:根本ノンジ、竹村武司、山田能龍
2021年7月~放送(テレビ東京)


相変わらずサウナ人気が続くなか、続編を希望するファンの声は大きい。2022年もサウナーのバイブル的ドラマである『サ道』の続編が観られることを期待したい!!

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