人気ゾンビ漫画『アイアムアヒーロー』を大泉洋主演で実写映画化
Ⓒ2016 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会 Ⓒ2009 花沢健吾/ダーチャ

刺激的なパニックアクション『アイアムアヒーロー』は、「ビッグコミックスピリッツ」で連載された人気ゾンビ漫画を大泉洋主演で実写化した映画で、原作と実写版では描かれ方が大きく違っているのも特徴。
今回はそれぞれの魅力やあらすじを紹介します。

第1巻を読み終わるまでゾンビ漫画だと気が付かない!

原作漫画では第1巻の最後にようやくゾンビが…

『アイアムアヒーロー』は、人々が謎の感染症によってZQN(ゾキュン)と呼ばれるゾンビと化してしまうパニックが描かれています。
ただ、原作漫画の単行本では第1巻の最後のほうになるまで、ゾンビものであることがわからず、そこに至るまでは主人公の日常を描いています。
デビューしたものの鳴かず飛ばずの売れない漫画家なのに、「鈴木英雄」という名前負けの冴えない主人公は、アシスタントをしつつ、出版社に新作の持ち込みをする日々。
彼女になじられながら、くすぶった人生を送っている英雄の日常が、独特のタッチの絵とテンポで展開していきます。
そんな英雄の個人的な物語に引き込まれている中、ゾンビものへと変貌していくアッ!と驚く展開に。
それまで丁寧に日常生活が描かれていたからこそ、その平和な日常が崩壊していくさまが生々しく迫るのです。

実写版『アイアムアヒーロー』はスピーディーに展開する娯楽作

大泉洋ならではのヒーロー像が魅力的に映る

一方、実写版『アイアムアヒーロー』はジャンルムービーらしい作品と言えるでしょう。
何か起こりそうな予感をはらみながら、淡々と日常を描かずにスピーディーに展開していきます。
大泉洋が扮する英雄は、いわゆる王道のヒーローというわけではありませんが、大泉洋ならではの華やカッコよさもあり、 原作よりヒーロー的な輝きがあります。
もちろん、アクションもさまになっていて頼もしい面も見せれば、スプラッタシーンなどゾンビ映画らしい見応えもあります。
この作品を見て気になった方はぜひ原作漫画も読んで、違った面白さを発見してみてはいかがでしょうか?

『アイアムアヒーロー』のあらすじ

恋人が謎のウイルスに感染してゾンビに…!

それなりに平穏な日々を送っていた冴えない漫画家アシスタントの鈴木英雄。
しかし、恋人が謎のウイルスに感染して凶暴化し、突然英雄に襲いかかる。
からくも逃げた英雄は、街に恋人と同じような状態の感染者たち、通称ZQN(ゾキュン)があふれていることを知り、混乱の中で出会った比呂美と安全な場所を目指すことに。
逃亡の最中、比呂美も赤ん坊のZQN(ゾキュン)に噛まれ、半分ZQN、半分人間という状態になり、2人はショッピングモールへと逃げ込むが…。

放送情報

スターチャンネル1

[字]2021年8月13日(金)20:45~23:00(R15+)
[字]2021年8月14日(土)26:45~29:00(R15+)
[字]2021年8月23日(月)24:00~26:15(R15+)
[字]2021年9月2日(木)14:00~16:15(R15+)
[字]2021年9月11日(土)24:45~27:00 (R15+)

あなたにオススメ