堤幸彦監督の感動映画『はやぶさ/HAYABUSA』奇跡の帰還を竹内結子主演で描く

堤幸彦監督が竹内結子主演で小惑星探査機「はやぶさ」を題材に描いた感動映画『はやぶさ/HAYABUSA』。
惑星イトカワから微粒子を持ち帰る人類初のプロジェクトを担ったはやぶさが、奇跡の帰還を果たす感動ヒューマンドラマであり、情熱を燃やし続けた科学者たちの物語だ。

堤幸彦監督が竹内結子主演で描いた“探査機・はやぶさの帰還”

帰還の奇跡を支えた人々を描く感動の映画作品

地球に近接する軌道を持つ太陽系に属する小惑星「イトカワ」。
この小惑星の表面を覆う物質を地球に持ち帰る“サンプルリターン”探査に従事した小惑星探査機「はやぶさ」は、2010年6月13日に地球へと帰還し、大気圏に突入。
オーストラリア・ウーメラ砂漠へサンプルが格納した搭載カプセルを落下させ、およそ7年、60億kmにもわたる旅を終えて帰還した。
堤幸彦監督による本作では、“はやぶさの帰還”という奇跡を支えたプロジェクトチームの苦闘を、迫力満点の映像とともに感動的に描いている。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)のスタッフである主人公・水沢恵を竹内結子、恵をスタッフとして勧誘する的場泰弘を西田敏行が演じているほか、髙嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾ら実力派俳優が脇を固めた。
プロジェクトチームメンバーの小惑星探査機「はやぶさ」にかける熱意や、不可能と言われていた奇跡の帰還を感動的に演じている。

映画『はやぶさ/HAYABUSA』のあらすじ

JAXAのスタッフが固唾を飲む中、「はやぶさ」がタッチダウンに失敗し…

2010年、世界が固唾を飲んで小惑星探査機「はやぶさ」の大気圏突入を見守っていた。
その8年前、宇宙科学研究所(JAXA)対外協力室長である的場の講演に赴き、終了後も的場に熱心に質問をした恵は、後日、的場からJAXAのスタッフに加わらないかと誘われる。
早速働き始めた恵は、小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」に関するデータ分析や実験の手伝い、広報など様々な仕事を担当することに。
恵は様々な技術的課題や低予算などの問題をクリアしながら着実に宇宙への夢を実現させていくスタッフの苦労を見つめ、共に歩んでいく。
そして火星探査装置「のぞみ」のプロジェクトが失敗に終わりメンバーが落胆する中、次なるプロジェクトとしてミッションを着実にクリアしてきた小惑星探査機「はやぶさ」が、惑星イトカワのタッチダウンに失敗してしまい…。

小惑星探査機「はやぶさ」帰還の感動を描いた3本の映画が同時期に公開

各映画スタジオの個性が光る感動映画「はやぶさ」を楽しんで

小惑星探査機「はやぶさ」が果たした偉業に、当時は日本のみならず世界が大いに沸いた。
ほどなくこの感動のドラマを描いた『はやぶさ/HAYABUSA』(2011年/20世紀FOX映画)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(2012年/東映)、『おかえり、はやぶさ』(2012年/松竹)と3本の映画が相次ぎ公開。
その実写第一弾となったのが、今回紹介した本作『はやぶさ/HAYABUSA』だ。
技術者たちの熱い思いに軸足を置いた東映、ファミリードラマとしての絆を意識した松竹、前人未踏のミッションを壮大なスケールで描く20世紀FOX映画と、それぞれの映画スタジオの特色が出ているので、この機会に3本を見比べてみてはいかがだろう。

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