元乃木坂46・深川麻衣の映画初主演作となった『パンとバスと2度目のハツコイ』は、人生こじらせ気味の主人公・ふみと偶然の再会を果たした初恋の相手・たもつとの恋模様を描いた個性派恋愛映画。好きって何? 結婚って何? 恋愛映画の旗手である今泉力哉監督がメガホンをとった本作を紹介します!
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今泉力哉監督が描く、言葉では表現できない想いと孤独
このラブドラマに共感必至!
現代社会を生きる若者たちの言葉にならない様々な想いを掬い取り、映像として浮き彫りにしてきた今泉力哉監督。
恋愛群像劇を得意とする今泉監督が、元乃木坂46の深川麻衣を主演に迎えて描いたのが、映画『パンとバスと2度目のハツコイ』です。
主人公のふみは「私をずっと好きでいてもらえる自信もないし、ずっと好きでいられる自信もない」と、プロポーズを断ってしまいます。
そんな折、初恋の相手と偶然の再会を果たし、今でも彼に惹かれている自分に気づいたふみは、“好き”や“結婚”について探求し始めるのですが…。
主人公の挫折の肯定や成長など、あえて作劇的な物語づくりを一切排除した本作では、誰しも一度は考えたことのある“永遠の愛”についてのリアルな心情が描かれます。
その一方で今泉監督の独特のセンスで“孤独観”も語られ、作品にファンタジックな彩りを与えていますので、そちらもあわせてご注目ください!
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』あらすじ
パン屋で働くヒロインが織りなすロマンティック・コメディ
パン屋で働く市井ふみ(深川麻衣)は、同僚の女性従業員と女性客との恋愛トラブルを目撃してしまい、複雑な想いにとらわれる。
実は、ふみは2年間付き合っていた恋人からプロポーズされていたが、愛し続ける自信がなかったために断っていたのだ。
そんな彼女は朝三時半に起床して出勤し、仕事帰りにパンを食べながらバス会社の洗車風景を眺めることを日課としていた。
ある時、パン屋にふみの初恋の相手である湯浅たもつ(山下健二郎)が偶然やってくる。
たもつに誘われて飲みに行ったふみは、たもつがバス会社で働いていること、バツイチであることを知り…。
人生に迷う魅力的なヒロインを深川麻衣が好演!
山下健二郎が初恋の相手役に
しっとりと落ち着いた演技でヒロインを好演した深川麻衣。
脚本も務めた今泉監督は、映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の台本作りにおいて、深川にあて書きをしてヒロイン像を構築しました。
深川はアイドル時代のドキュメンタリー映画を除けば、実質本作でスクリーンデビュー。
その後は今泉監督の代表作である『愛がなんだ』でヒロインの親友役を務めているほか、2021年は熊澤尚人監督作『おもいで写眞』で再び主演を務めました。
バス会社で働くたもつを演じたのは、俳優として多数の出演作を持つ三代目 J Soul Brothersの山下健二郎。
今泉監督作品には、田中圭の主演作『mellow』に友情出演という形で参加したことがあります。
このほかにも素晴らしいキャストが参加していて、過去にふみのことを好きだった同級生の石田さとみを伊藤沙莉、ふみの妹の二胡を『ドラゴン桜 第2シリーズ』の志田彩良がフレッシュに演じました。
魅力的なキャストが揃い踏みして送る、個性派恋愛映画の世界をぜひご堪能ください。
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』作品情報
監督・脚本:今泉力哉
出演:深川麻衣、山下健二郎、伊藤沙莉、志田彩良、安倍萌生、勇翔、音月桂 ほか
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