2002年製作の犯罪コメディ映画『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』のあらすじと見どころをネタバレなしで紹介します。スティーヴン・スピルバーグ監督がレオナルド・ディカプリオを主演に、実在した詐欺師とFBIとの闘いをテンポよく描きます。果たしてその結末は…!?
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』のみどころはココ
スティーヴン・スピルバーグ監督が詐欺師と捜査官の闘いを描く
スティーヴン・スピルバーグ監督が手がける犯罪コメディ『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』は、あまりにも大胆過ぎて誰もがコロッと騙されてしまう、実在した詐欺師を描いています。
周囲からバカにされようとも彼を執拗に追うFBI捜査官との間には絆さえも感じ、さながらルパン三世と銭形警部のよう。
彼らが行きつく意外な結末と、実在する2人の関係にほっこりさせられるでしょう。
レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスが共演
登場人物の多面性を見せて感動を呼ぶ
天才的に嘘をつく才能を10代から発揮し、パイロットや医師になりすまして全米を渡り歩いた実在の詐欺師・フランクを演じるのは、人気と実力を兼ね備えたレオナルド・ディカプリオ。彼を追い続けるFBI捜査官・カール・ハンラティにはトム・ハンクスが扮しています。
非常に鮮やかな詐欺の手口を披露するフランクを見ていると、思わず捕まらないで欲しいと応援する気持ちが芽生えてきてしまうくらい魅力的。
様々な職業に次々と変身してゆくディカプリオの七変化は目に楽しく、ユーモアとスリルたっぷりに描かれてワクワク楽しめます。
それだけにとどまらず、孤独と愛を乞う幼気な姿が垣間見えた瞬間は、思わず切なさが胸にこみ上げてくるでしょう。
そんな、フランクの父親役を演じたのはクリストファー・ウォーケン。
1978年公開の映画『ディア・ハンター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した彼が、本作でもアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
クリストファー・ウォーケンの渋い名演にも注目です。
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』あらすじ
フランクは詐欺師として天才的な才能を発揮するが…
フランク(レオナルド・ディカプリオ)は高校時代、尊敬する父(クリストファー・ウォーケン)が母と離婚すると聞き、ショックで家を飛び出してしまう。
やがて彼は、偽造小切手を使った詐欺で生計を立て始めるのだが、ある日、大胆にも旅客機のパイロットになりすますと誰もが騙され、これに味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返して巨額の資金を手に入れる。
一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)は、徐々に犯人像を割り出していくのだが…。
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』作品情報
原作:フランク・W・アバグネイル、スタン・レディング
原題:Catch Me If You Can
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジェフ・ネイサンソン
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン、マーティン・シーン、ナタリー・バイ、エイミー・アダムス、ジェニファー・ガーナー、エリザベス・バンクス ほか
製作国:アメリカ
製作年:2002年
上映時間:141分
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