評価は賛否両論!? 実写映画「キャッツ」のココに注目

世界的大ヒットミュージカル「キャッツ」が衝撃の実写映画化。『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』のトム・フーパ―が、誰も観たことない世界を描き出しました。

あらすじ

満月が輝くある夜、年に一度「ジェリクル舞踏会」が開かれる。新しい人生を生きることを許される一匹の猫に選ばれるため、ロンドンの片隅のゴミ捨て場に人間に飼い慣らされることを拒んだジェリクルキャッツたちが集まってきた。そこへ捨てられた白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)がやってきて…。

原作はT・S・エリオットの詩集

本作は同名ミュージカルの実写映画化です。20世紀初頭を代表するイギリスの詩人T・S・エリオット「Old Possum’s Book of Practical Cats」を元に、巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが曲を手掛けました。舞台版にこれといった明確なストーリーがなく、その空白が逆に観客の想像力を掻き立てます。しかし実写映画版ではあえて、白猫のヴィクトリアを主人公に立て、彼女が”ジェリクルキャッツ”の世界へと踏み入れる構成に変更しました。

まさかの配役変更!?

舞台版との違いはいくつかあります。映画としてまとめるにあたり、登場猫(?)が削減されています。大きなところではアスパラガスとグロールタイガーの別猫化です。

舞台版ではアスパラガス、グロールタイガー、バストファージョーンズは同じ役者が3役演じ分けています。映画版での特に大きな変更はグロールタイガーです。映画では荒くれ者の海賊猫として別人として登場しますが、舞台版ではお芝居の中のキャラクター。かつては二枚目俳優だった老猫のアスパラガス。彼が喝采を浴びた当たり役を再現する形で登場します。

超豪華!日本語吹き替え版に卒倒

吹き替えが許されたのは世界で二カ国のみ。日本を代表する名優から実力派新人まで超豪華なメンバーが勢揃い。吹き替え版で命を吹き込むのは、葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、ロバート秋山、森崎ウィン、大貫勇輔、大竹しのぶ。レジェンド声優・山寺宏一まで参加し、これだけで1本作品を作れそうですね。そして音楽プロデュースは、アーティストの楽曲アレンジ、プロデュースを手がけてきた蔦谷好位置が担当。日本でしか聞くことができない特別なバージョンをお楽しみください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
人間たちは知らない猫たちの誇り高い生き方。最後に選ばれる一匹は誰なのか?
舞台版と実写映画版の違いを楽しんでみるのも、なかなか面白いと思います。

(情報は記事公開時点の内容です)

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