生田斗真主演!太宰治原作の自伝的小説を映画化した『人間失格』

時代を超え、いまなお愛され続ける太宰治。
この世紀の文豪である太宰治が、いい意味でただの承認欲求が強いネガティヴ男だったのだと親近感が湧く小説が『人間失格』である。
そんな自伝的な小説とも考えられる同作を、当時映画初出演だった生田斗真を主演に迎え、豪華キャストで実写映画化した『人間失格』を紹介しよう。

映画『人間失格』のあらすじ

不安や迷いを抱える主人公が向かうのは…

幼少期より自意識にまみれ、世間とうまくなじめない葉蔵。
不安や迷いを抱えながらさまよう彼が向かうのは、いつも酒であり、そして悪友と女であった。
友人の堀木は刹那的な生活に彼を誘う。
堀木との付き合いのなかで、下宿先の娘、カフェのウェイトレス、シングルマザーの女性記者、そしてタバコ屋の純真な娘との結婚…。
さまざまな女たちとの恋に身を投じながら、葉蔵がたどり着く先には…?

生田斗真が人間の弱さを持つ主人公を演じる

豪華キャストたちにも注目

太宰治生誕100周年を記念して、太宰の代表的な小説をもとに映画製作された文芸大作『人間失格』。
監督は『赤目四十八瀧心中未遂』の荒戸源次郎が務めている。
主演の生田斗真は自由奔放であると同時に、孤独を抱えきれず、弱さを露呈して生きる主人公を演じる。
共演は伊勢谷友介、寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀ほか。

混迷の現代に生きる人々に贈る魂のバイブルとなる映画

男と女の関係がせつなく心に響く

やるせないほど世間に、そして恋に翻弄される男の心の彷徨を描いた『人間失格』。
混迷の現代にもがく人々の共感を引き寄せて離さない“魂”のバイブルとなり得るだろう。
また、彼に惹かれていく女たち、男たちとの関係がせつなく心に響く、究極のラブストーリーともいえる作品だ。

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