2001年からフジテレビの月9枠で放送がスタートした木村拓哉主演の大ヒットドラマ作品「HERO」。今回は2007年と2015年に公開された劇場版2作品をまとめて紹介する。毎話のドラマでも楽しみのひとつだったスペシャルキャスト。映画ではあの人気韓国俳優が出演！
【懐かしのドラマ】「HERO」第1･2期＆スペシャル･スピンオフ｜ドラマシリーズを紹介！
劇場版1作目『HERO』（2007年）
あらすじ
6年ぶりに東京地検城西支部に再び戻ってきた久利生（木村拓哉）は、同じく城西支部メンバーの芝山（阿部寛）が起訴した傷害致死事件を担当することになった。容疑者が犯行を認めていたため簡単に済む事件のはずだったが、初公判では犯行を全面否認し、無罪を主張した。思わぬ事態となり混乱する久利生たちだったが、捜査を進めていくと大物政治家である花岡練三郎（森田一義）の存在が浮かび上がってきた。“刑事事件無罪獲得数日本一”を誇る被告側の弁護士・蒲生一臣（二代目・松本白鸚）に苦戦しながらも、久利生と雨宮（松たか子）は事件の糸口を掴むために韓国・釜山へ向かう。そこで、韓国のエリート検事であるカン・ミンウ（イ・ビョンホン）に捜査の協力を依頼することになるのだが…
注目キャストは韓国俳優のイ・ビョンホン
木村拓哉、松たか子をはじめ、城西支部メンバーなどテレビドラマシーズン1お馴染みのキャストが出演する劇場版第1作目『HERO』。この年は21年ぶりに邦画が洋画の興行収入を上回り、本作の興行収入は約81億円を記録。2位の『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド＆パール ディアルガvsパルキアvsダークライ』に30憶円以上の差をつけ、堂々の1位となっている。
公開当時話題になったのは、大人気の韓国俳優イ・ビョンホンの友情出演だ。映画公開時はヨン様ことペ・ヨンジュンと並んで日本の韓流ブームをリードしていたスター俳優で、木村拓哉との共演が大きな話題を呼んだ。『HERO』の制作スタッフたちからの熱烈なオファーに応えて、イ・ビョンホンは別作品の撮影の合間をぬって撮影に参加したという。
また、松たか子と二代目・松本白鸚の親子共演や、裏で糸を引く大物政治家として出演した森田一義（タモリ）にも注目だ。
劇場版2作目『HERO』（2015年）
あらすじ
ネウストリア大使館の裏通りで、コンパニオンの女性が車にはねられて死亡した。東京地検城西支部の久利生（木村拓哉）は事務次官の麻木千佳（北川景子）と事故を起こした運転手を取り調べることに。そんななか、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子（松たか子）が現れる。死亡した女性は雨宮が追っている恐喝事件の重要な証人だったことから、久利生と雨宮は事件の真相を一緒に追うことになった。しかし、「治外法権」の壁に阻まれて事件の捜査は難航する。久利生たちは事件の真相にたどり着くことかできるのか…？
5日間で観客動員数100万人を突破！
根強い人気と色あせない面白さ
公開から5日間で観客動員数100万人を突破した劇場版2作目『HERO』は、テレビドラマの放送開始から10年以上経っても根強い人気を誇った。
本作には、テレビドラマのシーズン2に出演していたメインキャストたちが続投している。「治外法権」という壁に阻まれ、外務省の松葉（佐藤浩市）からの圧力にも屈せず正義を貫こうとする久利生と仲間たちの奮闘する姿は必見。加えて、しばらく出演がなかった雨宮が出演し、久しぶりに久利生と雨宮のコンビが見られるとあってファンには嬉しい映画となった。雨宮が帰ってきたことで、久利生とのロマンス要素はやや多めとなっている。
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