まだまだ寒い季節にはほっこりと心温まる映画『ただいまはリスタートのあとで』を｜ Mcura

まだまだ寒い季節には、ほっこりと心温まる映画はいかが？
映画『ただいまはリスタートのあとで』は、ココミ原作の癒し系BLコミックを実写映画化したハートウォーミング・ストーリーだ。
驚きの展開や号泣させるドラマがあるわけじゃないけれど、ちょっぴりシリアスでじんわり心に染みる物語で、とくにBL好きというわけでなくても心が和むはずだ。

あらすじ

故郷に戻った光臣は人懐こい青年に出会い…

東京の会社を辞めて10年ぶりに故郷に戻ってきた光臣は、人懐こくて自分よりも故郷に馴染んでいる大和に出会う。
大和は自分が故郷を離れている間に、近所で農業を営む熊井のじいちゃんの養子としてやってきたのだった。
にこやかで馴れ馴れしい大和のことをうっとおしく思う光臣だったが、ともに過ごす時間が長くなるにつれて大和の存在は大きくなっていき…。

不器用な光臣にも人に合わせる大和にも共感

人とぶつかってしまって何をやってもうまくいかない光臣は自分を重ねて見てしまう人も多いんじゃないだろうか。
人とぶつかるということは自我を持っているということで、自分を曲げられない不器用な光臣に思わず共感してしまう。
かたや、人懐こい大和は人に合わせるのがうまいが、そんな処世術を身につけることとなった大和には事情と背景があり、彼もまた切ない。
2人とも好感を持てるキャラクターで物語に引き込まれる。