全てはこの日から始まった。犯罪合法化のための実験開始『パージ:エクスペリメント』
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敏腕プロデューサーのジェイソン・ブラムが率いる映画製作会社「ブラムハウス・プロダクション」。
『ゲット・アウト』(2017年)や『アス』(2019年)など、低予算でひねりの効いた新感覚ホラーで注目集める気鋭のスタジオだ。
そのブラムハウスが手掛ける本作『パージ:エクスペリメント』は、全世界シリーズ累計興行収入500億円突破したサイコロジカル・シチュエーション・スリラーのシリーズ第4作目。
“パージ法”が本格導入されるに至った背景がついに明かされる。

12時間、殺人を含む犯罪が合法化される “パージ法”

21世紀、経済破綻したアメリカでは、「新しい建国の父」=NFFAを名乗る新政党によって全体主義的な統治が行われていた。
失業率は悪化の一途をたどり、貧困にあえぐ民衆の抗議運動や違法薬物の横行・暴力などで国内が混沌とする中、犯罪率を1%以下にするための新たな施策として考えられたのが“パージ法”だ。
この制度により1年に一晩のみ「12時間、殺人を含む犯罪が合法化」される。
シリーズ前3作ではこのパージが実際に施行されている世界が舞台となり、本作ではこの制度を考案したメイ・アプデール博士がNFFAの協力の下、パージ法制定の前段階として行った “暴力を解放”する心理テストに翻弄される住民たちの姿が活写される。

あらすじ

貧困層が残るステタン島でパージ開始のサイレンが鳴り響き…

ニューヨーク・スタテン島。
この島でアメリカ経済を救うための実験が行われようとしていた。
島に残った貧困層の住民たちは、ある者は5000ドルの報酬のため、またある者は逮捕のない犯罪を謳歌するため、それぞれの思惑の中で12時間の「パージ」の開始を待っていた。
島を愛するドラッグディーラーのボス・ディミトリーは、愛する者を守るため島に残ることに。
一方、パージに反対するディミトリーの元恋人・ナヤは、島から出ることができなかった住民たちを教会で気丈に励ましていた。
そしてついに、パージ開始のサイレンが島に鳴り響く…。

前三作の監督からジェラード・マクマリー監督へバトンタッチ

本作では、前三作を手掛けたジェームズ・デモナコ監督が脚本へと回り、新たにジェラード・マクマリー監督へとバトンタッチされている。
舞台となったスタテン島で、さらにクライマックスの地となるのが、貧困層が暮らすパーク・ヒルだ。
マクマリー監督はメインをパーク・ヒルに設定した理由について「そこに住む人々の抱える問題や考え方に共感したから」と説明。
あわせてジェイソン・ブラムは、本作には現代の社会問題が反映されていると語っている。
また今回、主役のディミトリーに海外ドラマ「インセキュア」の新星イラン・ノエルを抜擢。
一発撮りだったというパーク・ヒルの階段で展開する、圧巻の格闘シーンに注目して欲しい。

スターチャンネル1

[字]2021年3月27日(土)21:00~22:45
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