パロディの域を超えた!? 007のボンドガールまで出演『ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲』

『Mr.ビーン』で有名な俳優ローワン・アトキンソンが主演を務めるスパイコメディ映画『ジョニー・イングリッシュ』シリーズ。
2003年に第1作目が公開された際には、『007』シリーズのパロディ要素を盛り込んだだけでなく、同シリーズの制作スタッフも参加したことで話題となりました。
今回ご紹介するのはシリーズ3作目となる『ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲』。
ついにボンドガール経験者をヒロインに迎えるという、もはやパロディの域を超えた本作の見どころをみていきましょう。

『ジョニー・イングリッシュ』とは？

『Mr.ビーン』で有名な俳優ローワン・アトキンソンが主演を務めるスパイコメディ映画シリーズで、これまで『ジョニー・イングリッシュ』（第1作目）、『ジョニー・イングリッシュ　気休めの報酬』（第2作目）が公開されています。
第1作目では、イギリスの諜報機関MI7のエース・エージェントになること夢見る事務員であったジョニーが、ひょんなことからエージェントに任命され、行き当たりばったりの無茶苦茶な捜査でイギリス王座を狙う悪人を捕まえる物語が展開。
第2作目では、エース・エージェントの仲間入りを果たしたジョニーが、組織の裏切り者と対峙する姿が描かれました。

『ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲』あらすじ

イギリスの諜報部MI7がサイバー攻撃を受け、現役スパイ全員の情報が漏洩する事件が発生。
G12サミットを控える首相は、MI7を引退していた元スパイたちを召集し、事の解決に乗り出そうとする。
その中には、小学校で教師をしていたジョニー・イングリッシュも含まれていた。
ひょんなミスで他のエージェントを全員眠らせてしまったジョニー・イングリッシュは直ちに捜査を開始するが、サイバー攻撃の発信源である船で謎の美女オフィーリアに捕まってしまい…。
果たして、サイバー攻撃に隠された世界を脅かす計画とはなんなのか？
そして、ジョニー・イングリッシュは犯人の陰謀を阻止することができるのか!?

サイバー攻撃相手に究極のアナログスパイが挑む！

往年のスパイアクション映画の魅力の一つである秘密道具。
秘密道具を駆使して潜入したり、敵の罠をかいくぐったりしていくスパイの姿に興奮を覚えた人も少なくないのではないでしょうか。
スマホすら使いこなせない究極のアナログ人間であるジョニー・イングリッシュも、秘密道具の数々を駆使して任務に挑んでいくのですが、サイバー攻撃という最先端をいく相手に全く技術が追いついておらず、その姿はただただ笑いを誘うのみ。
また、これまでも数々の騒動を巻き起こしてきたジョニーは、MI7が導入したVRを使用したシミュレーターでも事件を起こしてしまい…。
それでもなんだかんだで最後は事件を解決してしまうのですから、ジョニー・イングリッシュの無茶苦茶ぶりとおかしさは今作でも健在といえるでしょう。

ついにボンドガール経験者が出演！007ゆかりのキャストも

これまで『007』シリーズのパロディをこれでもかというくらい盛り込んできた『ジョニー・イングリッシュ』シリーズ。
『ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲』では、ついにボンドガールを務めた女優をヒロインに迎えてしまいます。
その女優こそ、オルガ・キュリレンコ。
ダニエル・クレイグ主演『007／慰めの報酬』（2008年公開）でカミーユという、クーデターを支援する巨大組織の幹部に復讐を誓う女性の役を務めた女優です。
本作では、サイバー攻撃の発信源である船でジョニーと出会う謎の美女・オフィーリアを演じています。
ボンドガールが出演してしまうという、もはやパロディの域を超えているような出来事ですが、実は彼女以外にも、チャールズ・ダンスやエドワード・フォックスといった『007』ゆかりの人物が出演しているのです。
一体どんな役で出演しているのか、ぜひ本編を見て確かめてみてください。

おわりに

ここまで『ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲』の見どころを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
本作はスパイ映画ではあるものの、頭を空っぽにしてみれるコメディでもあります。
第1作目、第2作目を見ていなくとも全く問題ないつくりになっていますので、少しでも興味があればぜひご鑑賞ください。

（情報は記事公開時点のものです）