1974年、アメリカ合衆国史上初めて、任期途中でリチャード・ニクソン大統領が辞任に追い込まれた。
その引き金となった政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」の全容を、告発者であるFBI副長官マーク・フェルトの視点で再現した社会派ドラマが『ザ・シークレットマン』だ。
真実が闇に葬られると感じたフェルトは…
1972年、FBI長官フーバーが死去し、副長官マーク・フェルトは長官の引き継ぎ体制に入る。
ところが、ニクソン大統領の側近グレイが長官代理に任命され、フェルトは不満を抱いた。
そんなとき、電話で呼び出されたフェルトがウォーターゲートビルに向かうと、5人の男が民主党本部に侵入し、盗聴器を仕掛けようとして逮捕される。
フェルトは指揮を担当し事件の捜査を進めるが、グレイは早期集結を指示。
このままでは真実が闇に葬られてしまうと感じたフェルトは独自の対抗策に出る。
謎に包まれた内部告発者の真の姿に迫る
世界中から注目された内部告発者だが、30年以上にわたり正体は謎とされてきた。
2005年に自ら公表するも、マーク・フェルトという人物の人生は、FBI幹部というキャリアの面からも私生活の面からもほとんど知られることがなかった。
なぜ彼は極秘の捜査情報をマスコミへリークするに至ったのか?
その真相に迫っていく。
孤独に戦う男をリーアム・ニーソンが熱演
政治的な圧力に屈することなく、信念を貫き続けたマーク・フェルトを『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のリーアム・ニーソンが熱演。
政権の腐敗を暴くために、キャリアもプライベートも自由までも犠牲にした男の孤独な戦いが熱く胸を打つ。
[字]2020年11月22日(日)14:30~16:30
[字]2020年11月25日(水)6:00~8:00、14:30~16:30