女優・創作あーちすととして幅広く活躍しているのん。年内には自身が脚本・監督・主演を務めた映画「Ribbon」が公開予定だ。
そんな彼女が「第二の故郷」と公言する東北地方の被災地を訪ね、現地で街の復興に取り組む同世代の女性たちの案内で各地を巡る特別番組 「のんが行く!東北ふれあい旅」 が6~7月に旅チャンネルで放送される。ロケを通じて、のんが感じた東北への想いとは…
「あ、ここに行きたい!」って思ってもらえたらいいな
「のんが行く!東北ふれあい旅」の番組ロケを通していろんなところを回らせていただきました。“自然の脅威は土地の形すらも変えてしまう、凄く大きくて、衝撃的なこと”。訪ねた先で改めて痛感することがありました。失われたものもあるけれど、一方で、新しく生まれたものもありました。現地で力を尽くして頑張っている皆さん、プロジェクトを立てて頑張っている皆さん。ロケを通じて、そんな皆さんと出会い、お話を聞いたり、各地の良いところを案内していただいて、”東北って良いところだな“って、改めて実感が湧きました。その際たるものが子供たち。元気一杯に遊ぶ子供たちの姿を見ていたら、”東北の未来は明るいな!“と、そんな風に思えました。番組を見てくだされば、皆さんにもきっとこの東北の魅力が伝わると思います。そして、機会がありましたらぜひ私のように東北を旅してみませんか?番組が「あ、ここに行きたいかも!」っていうのを発見するきっかけになれば嬉しいです。
■のん…1993年兵庫県生まれの女優・創作あーちすと。
2016年公開の劇場アニメ「この世界の片隅に」で主人公・すずの声を演じ、高い評価を得る。 2020年は「星屑の町」「8日で死んだ怪獣の12日の物語」に出演、2021年には自身が 脚本・監督・主演を務めた「Ribbon」が公開予定。
6月19日に開催される、東北復興応援をする詩の朗読イベント「東日本大震災復興応援詩集かぎろひ〈朗読と歌の昼下がり〉」にゲスト出演する(イベントはLIVE配信)。
のんが行く!東北ふれあい旅
6月19日スタート
これからの東北の未来を語り継ぎ、魅力を再発見
東日本大震災の被災地を舞台とした大人気ドラマの主演をきっかけに、「東北地方は第二の故郷」と公言する女優・のん。彼女が、今もなお復興中の岩手県と宮城県を訪れ、現地で街の復興に取り組む同世代の女性たちの案内のもと、魅力的なスポットやグルメ、とっておきの地元を紹介する。
■#1 岩手/久慈・宮古
6月19日 後9.00~9.30 ※再放送あり
■#2 岩手/釜石
6月26日 後9.00~9.30 ※再放送あり
■#3 宮城/石巻
7月17日 後9.00~9.30 ※再放送あり
■#4 宮城/女川
7月24日 後9.00~9.30 ※再放送あり
「東日本大震災直後からそのままの形で残されている建物を前に、⼗年前の震災の⼤きさを改めて感じました。一方で、新しく生まれ変わった東北の町をあちこち巡り、現地の皆さんのお話を聞いたり、美味しいものを食べたり…いろんな素敵なものに触れながら旅を終えました。東北の魅力がとても伝わる番組になっていると思います。たくさんの皆さんに⾒ていただきたいです」(のん)
2021年公開予定
脚本・監督・主演:のん
わたしたちのアートをとりもどせ。未来を奪われた美大生の再生物語
2020年冬。コロナ禍により一年かけて制作した卒業制作は、発表の場が失われた。家での時間があるのに、なにもやる気がおきない……。鬱屈とした現状を、のんが持ち前のパワーで痛快に打破していく“再生”の物語。 のんは表現の術を奪われ、自分のやるべきことを見つけだせずに葛藤する美大生“いつか”を演じる。