YouTubeにはさまざまな才能の主たちが日々、創造性にあふれる動画作品をアップしている…。今回はさくっと見られて笑えるおすすめのアニメ作品&クリエイターたちをまとめて紹介! お気に入りのアニメ動画を年末に一気見してみては?
モモウメ<OL編>
新人OLのモモとベテランOLウメの会話劇
まず紹介するのはSNS発の人気YouTubeアニメ『モモウメ』。会社のあるあるや謎ルールを笑いに変える新人OLのモモと、モモの先輩でツッコミが光るウメのゆるゆる笑えるオフィスコメディ。給湯室で女子社員たちが繰り広げるマウントの取り合いや、上司との飲み会、業務のあるあるなど、会社員なら共感できる笑いをモモとウメの軽快な会話で繰り広げる(時には歌やダンスも)!
人気作品なだけに2021年にはHuluで実写化もされている。この実写化のキャスティングがファンたちのイメージにぴったりで、再現度が高いことでも注目を集めた。特に作中の人気キャラクターである“おしゃクソ姉さん”がバレンタインデーの方針を発表する回は、公式から比較動画が出るほど見事に再現されている。また実写化の脚本には、モモを演じた伊藤沙莉の実の兄・伊藤俊介のお笑いコンビ、オズワルドも参加している。
なお、最近はアニメの制作元が変更になった都合で初期の頃と声優が変わっているようだ。初期の作風を引き継いだ「ナミちゃんとミーコさん」(みっちーのアニメ)にも注目。
原作アニメ:『モモウメ』(キュービック)
監督:山本ヨシヒコ
脚本:森ハヤシ、オズワルド(伊藤俊介、畠中悠)
出演:伊藤沙莉(モモ)、江口のりこ(ウメ)、皆川猿時(部長)、いとうあさこ(りんご)、鞘師里保(よっちゃん)、青山めぐ(マウント女子)、小西詠斗・有澤樟太郎(ワセリンの王子様)、栗山千明(おしゃクソ姉さん)
可哀想に!
独特のタッチとシュールな笑いがクセになる
続いて紹介するのはクリエイター「可哀想に!」の作品。イラストレーターでアニメーターである可哀想に!の作品は、彼女の実体験をもとにしたシュールな笑いを誘うアニメが多い。ちなみにわたしのお気に入りは上にあげた「日雇いバイトした時の話」。独特なタッチで描かれたイラストが見ているうちに目に馴染んでくるのが不思議だ。ほかには、「ハロウィンの思い出」「高校の時の話」もおすすめ。可哀想に!は韓流好きのようで、人気K-POPの曲を日本語に直訳した動画「直訳ケーポップ」や「ヨントンレポ」もじわじわ来る。
また、可哀想に!は音楽ミュージックビデオのアニメーションも多く手掛けている。YouTube限定のスペシャルMVとして制作された、人気アニメラブライブ!シリーズの黒澤ルビィのキャラクターソング「コットンキャンディえいえいおー!」は再生回数420万回を突破しており、コメント欄には「こんなに歌詞に忠実なMVは他にない」「サビのダンスが素晴らしい」と絶賛されている。
しきぶ&ナーゴンのあるあるネタ!
最後に紹介するのはイラストレーターBUSON(ブソン)による、大量のあるあるネタが見られるアニメ。キャラクターは、しきぶ、ナーゴン、太子、花子、鈴木、犬のクーちゃん、猫のマロなど。名前から想像できるように、メインのキャラクターは紫式部、清少納言、聖徳太子がモチーフになっている。「部活動あるある」「都道府県あるある」などのよく目にするテーマだけでなく、「助産師あるある」「小食な人あるある」「バチェラー視聴者目線あるある」など、珍しいあるあるがたくさん! 自分が該当するあるあるは共感の嵐だが、詳しくないテーマも“へー、そうなんだ!”と発見があるのもおもしろい。あるジャンルの人からはこう思われているのかも、こうしてあげたほうがいいのかな、など自分の行動を見直すきっかけになる…かも?
また、人気菓子のココナッツサブレとパッケージコラボをするなど、企業もその人気ぶりや創造性に注目している(近所のスーパーで見かけたときは思わず買ってしまった)。