今回ご紹介する作品はNetflix映画『ザ・トリップ』。ちょっとグロめ?ですが爽快な映画をお探しの方に是非おすすめ。主演のノオミ・ラパスとアクセル・ヘニーが贈る愛情(時には愛憎も)たっぷりの旅行の模様をご覧あれ。
「愛してた」いや「愛してる」のどちらも答えになる面白い映画『ザ・トリップ』
【あらすじ】夫婦の久々の旅行はサプライズいっぱいの山小屋で///
ラーシュ(アクセル・ヘニー)とリサ(ノオミ・ラパス)は、すっかり冷めきってしまったとある夫婦。口を交わすことも目も合わさない、これから先どうなっていくんだろうと過ごしていたある日、ひょんなことから2人で思い出あふれる山小屋へ旅行に行くことが決定。その日が楽しみなラーシュは早速、ハンマーとノコギリにロープ、そして深い深い湖でも簡単に沈むほどの重い石を準備。リサはせっかくの旅行なのだからと銃をもって山道の散策を予定し、何かあった時のためにテーザーガンまでも用意した。待ちに待った旅行当日。山小屋へ行く車の中はそうそうに険悪ムードへ突入。山小屋へつくと、今日は楽しもうとお互いに荷物を降ろして料理の準備をラーシュが進める。夜はゲームで一方的に盛り上がり、最近にしては楽しい1日を送った2人はそれぞれ夜を楽しむことに。
次の日、ラーシュは前もって準備したハンマーを手に取り、リサのもとへ歩み寄る。リサが振り返ると、雷のような電撃をうけたラーシュは気絶。目を覚ますとそこには銃をもち、ラーシュを見つめるリサの姿が。サプライズは失敗、お互いにこの旅行でやりたかったことを打ち明けると、2人は感情が高ぶり取っ組み合いに。静かな山景色の中、響く銃声。ふと我に返ったラーシュとリサだったが、暴発した銃の玉は運悪く居合わせた隣人に命中。止まらない血と暴れる隣人を見て、リサはラーシュに(彼を)止めて!とお願いすると、ラーシュは背後から隣人を打ち抜いてしまう。止まった隣人、そして血だらけの山小屋。2人の久しぶりの旅行の行方はどうなるのか……。
夫婦を演じたノオミ・ラパス&アクセル・ヘニーが最高
リサ役ノオミ・ラパスについて(上画像右)
『セブン・シスターズ』や『プロメテウス』など、さまざまなジャンルで活躍する俳優で、本作ではラーシュの妻リサを好演。感情をぶちまける演技が印象的な俳優なので、本作でも楽しみにしていましたが見事答えてくれました(笑)。『プロメテウス』ではなんだかんだで「え…」という最期をたどる女性を演じていましたが、『ザ・トラップ』では「え…」の瞬間で都度アクションや演技で魅せてくれるので要チェックです。
ラーシュ役アクセル・ヘニーについて(上画像左)
『クローバーフィールド・パラドックス』や『ヘラクレス』でも登場している俳優。本作ではリサの夫のラーシュを演じていて、頼れる一面とツメが甘いのでは?という感じの何とも言えない旦那像を披露してくれています。妻への愛情がないときのセリフを見ると「え…」ってなりますが、何だかんだで妻思いの憎めないやつです(笑)。『ザ・トリップ』のとあるシーンで登場人物に求められているとき、あれはちょっとかわいそうでした……。気になるシーンはぜひNetflixでご確認ください。私の口からは行動が強引すぎて言えません…。
「え…」が満載の旅行を彩るのは愛と狂気と血と肉!?
【レビュー】ぜひ見てほしい!最後まで飽きさせないストーリー展開が魅力
冷めきった夫婦が愛情、いえ愛憎ゆえに殺し合うところから始まる本作ですが、実は登場人物それぞれに結構かわいそうなシーンもてんこもり。これは主人公たちも含めてですが、絵的にみたら絶対笑えないシーンなのに、なぜか笑っちゃう、そんな不思議な魅力が本作にはあります(筆者の感覚が少しずれ始めている可能性も否めませんが…)。
また、アクセル・ヘニー演じるラーシュの何とも言えない旦那像と、ノオミ・ラパス演じるリサの不器用な感じが次第にストーリーにハマっていく流れも自然なので、観ていて最後まで飽きがこないのもグッドでした。
ちょいグロめの大人向けの作品ではありますが、映画好きは見て損はしないクオリティの作品なので、Netflixが見れるかたにはぜひおすすめしたいです。細かい内容に踏み込むとネタバレをしてしまうので、今回はこのへんで。それでは。
Netflixにて独占配信中
(情報は記事公開時点の内容です)