いろんな恐怖が楽しめるNetflix映画『イン・ザ・トール・グラス －狂気の迷路－』

こんにちは&こんばんは。今回皆様におすすめしたいのは、ホラー・サスペンス・スリラーと、さまざまな恐怖が味わえるNetflix映画『イン・ザ・トール・グラス －狂気の迷路－』。ずば抜けて怖い！ってわけではないので怖い系苦手かも…って人でも見れますので、お気軽にご鑑賞ください。それでは、始めましょう。

【レビュー】そういえば主人公って誰だっけ？強いて言えば…アナタかも

人知を超えた恐怖が味わえるホラー、味方だと思っていた人が豹変していくスリラー、そして知れば知るほど恐ろしい謎解きからくるサスペンス要素。本作は３つの怖い要素が絡み合った作品ですが、鑑賞の際は惑わされないように注意！　そこは当たり前が通用しない世界、というより場所…。パッと見はただ、背の高い草が生い茂っただけのどこにでもある場所。ただし、入ったら最後、無傷での脱出は不可能だとしたら、あなたはその場所に入れますか？　筆者は無理です(笑)。そうそうに逃げます。が、本作の登場人物たちは、人助けや恋人のため、とそれぞれの思いの中で“この場所”に立ち向かっていきます。彼らはどのような運命をたどるのか…。

キッカケは人助け、その気持ちさえなければ「マキコマレズニスンダノニ」

お腹に子供を授かり、カル（エイヴリー・ホワイテッド）と一緒にサンディエゴへ車で向かっていたベッキー（写真：ライズラ・デ・オリヴェイラ）。ふと、気持ちが悪くなったベッキーは車を止めてもらう。すると、目の前の背の高い草むらの中から子供の声が。「助けて」「出られないんだ」と訴えかけてくる子供をほっとけず、声も近いしすぐ見つかるだろうと、2人は草むらの中へ。しかし、どれだけ歩いても、どんなに探しても子供は見つからない。次第に不安になってきたベッキーは、カルと合流してひとまず道路に戻ろうと決心。同時にジャンプをして位置を把握しようと2人でタイミングをあわせるが、1回目と2回目とでお互いの位置が違う事に焦りを隠せないベッキー。気づけばあたりは暗くなっていて…。

時間・位置・人、どれも信じてはならない…唯一の確定した事象は「死体は移動しない」

出口を探して逃げ惑うベッキーとカル（写真右）の前に現れたのは、数か月前から彼らを探しているというトラビス（写真左：ハリソン・ギルバートン）。トラビスもかなりの時間をここでさまよっているらしく、彼が言うにはここは「死んだものは動かせない」。それだけが、確かなことだと言う。信じられない2人だったが、そこに助けを求めていた少年トービン（ウィル・ブイー・Jr）と、その父ロス（パトリック・ウィルソン）、そして母親ナタリー（レイチェル・ウィルソン）の登場で事態は急展開していく。

脱出の方法は！？予想を裏切る展開の連続でフィナーレへ

全員がこの正体の分からない場所で合流した際、ベッキーの姿を見てひどくおびえているナタリーに気付いた、ベッキー、カル、トラビスは何があったのか彼女に聞くことに。すると「彼女を見たの息をしていなかった」と、血相を変えて訴えてかけてくるナタリーに、ロスは何の話か分からないと返答。言い争いは次第にエスカレートしていき、ロスは素手でナタリーを……。その光景を目の当たりにしたベッキーたちは死に物狂いで脱出を試みるが、昼間と同じように道路には出られない。しかし、後ろには次第に近づいてくるロスの声が。出口のない場所で、まるで鬼ごっこのような、けれど“勝ち”はない一方的すぎる状況。ゴールはあるのか？　脱出できるのか？　カルは味方？　トラビスは味方？　夫婦だった人たちの凶行を目の当たりにしたベッキーは、最悪の恐怖のなかでお腹の赤ちゃんとともに逃げ続けるのだった……。

登場人物たちと物語の行方をチェック！

いかがでしたでしょうか。ネタバレにならないようにかなり省略している部分があるので、物語の核心には触れられませんでしたが、色々な怖さを感じられる良い作品ですので、気になった方はご鑑賞ください♪ではでは～。

（情報は記事公開時点の内容です）