今回ご紹介する作品は、リリー・ジェームズとアーミー・ハマー共演で贈るNetflix映画『レベッカ』。本作は甘いロマンスと逃げ出したくなるようなスリルが魅力のサスペンス作品なので、ちょっと刺激が欲しい方におすすめです。すべてが明かされた時、試されるのは一体…?
【NETFLIX】毎月話題作続々!
【あらすじ】まるで「シンデレラ」のようなストーリーだったのに…
運命的な恋に結婚そしてハネムーン…しかしその先にあるものは
とある婦人の付き人としてモンテカルロに訪れた1人の若い女性(リリー・ジェームズ)。婦人に言われるがままに過ごしていたある日、妻を最近亡くしたというマキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)と出会う。彼女はその日から婦人に下手だと怒られたテニスの練習に行くと偽って、マキシムと密かに会い続けた。しかし、その時は突然訪れる。なんとマキシムにプロポーズをされた彼女は運命的な恋を通して、恋焦がれた彼の妻になったのだ。そう、ミセス・ド・ウィンターに…。ハネムーンを楽しんだ後に早速、マキシムの住む海岸沿いにある大邸宅マンダレーに帰ってきた2人。使用人が何人もいて想像以上の大きさの大邸宅に驚いた彼女は、1人また1人と挨拶を交わしていると家政婦長のダンヴァース夫人(クリスティン・スコット・トーマス)と出会う。初めは物静かなダンヴァース夫人だったが、次第にマキシムの前妻レベッカと彼女を比較してくるように。夫のマキシムにレベッカのことを聞いても話してくれず、使用人たちは新しい妻になった彼女と目も合わさない。少しずつ前妻レベッカの存在をプレッシャーとして感じるようになっていったミセス・ド・ウィンター。そんな中、ジャック(サム・ライリー)と名乗る男と出会って話したことで、マキシムが語らない真実が気になるようになってしまう……。
リリー・ジェームズとアーミー・ハマーに目が釘付け!
登場人物たちの不気味さにも注目
本作で最後まで本名が語られない女性を演じたリリー・ジェームズは、『イエスタデイ』や『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』、『高慢と偏見とゾンビ』に『シンデレラ(2015)』などの印象が強いパワフルな俳優です。そんな彼女が演じる右も左も分からない付き人の姿から、ミセス・ド・ウィンターを通してラストで描かれる姿への成長過程はスリリングでしたが筆者は結構楽しめました。そして相変わらずお美しい。いつまでもあのパワフルな感じでいてほしいですね。
マキシムを演じたアーミー・ハマー。彼は相変わらずカッコイイですね。分かりやすい作品でいえば『君の名前で僕を読んで』や『ローン・レンジャー』でしょうか。本作ではハンサムだけどどこか闇を抱えてる感じの大富豪を演じていますが、ちょくちょく表情が変わるのでロマンスシーンとスリリングなシーンを切り替える重要な立ち位置でした。
そして、本作のスリル担当と言っても過言ではないダンヴァース夫人を演じたクリスティン・スコット・トーマスの存在も外せません。彼女が演じる恐怖の家政婦像はぜひ作品でご覧ください。トラウマになるかもです(笑)。ただ、ちょっとかわいそうなキャラクターでもあるので嫌いにはならないであげてほしいです。
【レビュー】眼福が止まらないちょいコワサスペンス!
ロマンスもスリルも展開もちょうどいい感じ♪
さて、久々にサスペンス作品を見ましたが本作は描写が過激すぎないので、よくてんこ盛りにされているグロやエロが苦手な人でも楽しめるかと思います。本作は必要最低限の要素だけですし、パートに分かれているので最後まで分かりやすく楽しめます。ロマンス、スリラー、そしてサスペンス。次第に物語の毛色が変わっていくので、飽きませんし、何より“レベッカ”って…という感じにいろいろと考えながらみるのが面白い! キャストも豪華でリリー・ジェームズ、アーミー・ハマー、クリスティン・スコット・トーマス、サム・ライリーと洋画ファン必見の並びですが、彼らが彩る物語には人間の汚い部分もうまく表現されていました。愛、憎しみ、お金、裏切り、そして秘密。男性と女性、というよりかは本当に人間の汚い部分って言い回しがピッタリかと思います。ステキな「シンデレラ」ストーリーにピリッと聞いたスリルと、ちょっとドロドロした人間関係ものがお好みなら本作はきっとお気に入りに入ると思いますよ♪
さて、今月はどんな作品を見ましょうかね…。最近時間が足りなくて本当に困ります。1日48時間くらいにならないかなぁ…。また面白い作品がありましたらご紹介しますね。ではでは。
Netflixにて独占配信中
(情報は記事公開時点の内容です)