【映画×モンスター】No.2『遊星からの物体X』ひたすらにキモイけどそこが良い

【毎週土曜日更新】映画を彩る多種多様な“モンスター”は、今や星の数ほど存在している（いや、そんないないだろ！）…。そこで、毎週土曜日に筆者の独断と偏見もりもり＆図鑑方式で勝手にモンスターたちをご紹介していく。第2回となる今回は、見たら一生忘れられない映画『遊星からの物体X』をピックアップ♪

【映画×モンスター】1回目は皆大好き!?エイリアン

■【映画×モンスター】No.1『エイリアン』原点にして頂点☆

【はじめに】モンスター映画の魅力（マニアックすぎぃ）

時に残酷で時にカッコイイ姿を見せつけてくるアイツ等

モンスター映画とひとことで言っても、ひたすらにグロイものから、あれちょっとカッコイイかも？　と多種多様に存在している。そんな数ある作品の中から、モンスター映画好きの筆者が毎週土曜日に勝手にピックアップして紹介していく。ここは、そんなマニアックな連載ページになります。はじめに言っておくと得られるものは何もない（笑）ので、暇つぶし程度にご利用くださいませ。それでははじめましょう。

【モンスター】No.2『遊星からの物体X』

ひたすらにキモくそしてひたすらにグロイクリーチャーなのに病みつきに…

『遊星からの物体X』に登場するモンスター（クリーチャー）、「X」とは？　原題の「THE THING」の「THING」は直訳で「もの」。意味的には「“それ”」的な感じ？　まぁ、たしかに本作に登場するモンスターは単体として数えていいか怪しいし、まさに「X」。まさに「THE THING」なので、初見の人はびっくりするかも!?

「THE THING」の特徴・通称「X」（正式名称が欲しいところ）
南極の人影のないところで見つかった“なにか”それこそが「X」で、特徴としては触れたものに同化できる生命体。これだけだと、「？」ってなるしどこが怖いかもわからないが、実際は生命体として致命的に危険な生きもの。というのも、触れただけで細胞レベルで相手と同化してあっという間に接触者に成り代われる点にある。本人も周りも気づかないまま、細胞レベルで変化してしまう…。本人が「あっ…」と気づいた時には、もう全身は「X」に変わってしまっているので人間としての人生は終わり。あとは、意思が残っているのか分からない状態でかつての仲間たちを手にかけていく。触れてしまったら最後…それが今回ピックアップした「遊星からの物体X」に登場するモンスター「X」の特徴だ。

成長方法など
成長方法というよりも増殖方法に近いが、とっても簡単！　ただ、触ればいいだけ。どこぞのファンタジーの世界よろしくみたいな設定だけれど、中身はだいぶ凄惨なもので生きたまま身体がパッカーンって割れたり切られた部位が勝手に動いたりとまさにホラー（笑）。本作の舞台が南極の閉ざされた空間だったからこそ、そこまでおおごとになっていないけれども…。人口が密集している首都とかで「X」が発生した場合…考えただけでも恐ろしい光景が容易に思いつくので想像しないほうが良さそう。

「X」の魅力
『遊星からの物体X』の「X」の魅力？　実に簡単！　想像もつかないようなグロくてキモい光景を見せてくれるところ一択だよなぁ？（圧）
ー―嘘です（笑）。閉鎖された空間で人知れず増える「X」と、未知の生命体と出くわしてしまった人間たちの攻防戦が一番の魅力。誰が見方で誰が敵か、今一緒にいるのは友人かそれとも…。疑心暗鬼になること間違いなしの“最恐”の世界へいってらっしゃい！

【最後に】『遊星からの物体X』を見るときは自己責任で（笑 マジです）

今回ピックアップした『遊星からの物体X』は、モンスター映画として面白く、スリルを味わう作品としても面白い、筆者イチオシの作品！
実際は『遊星からの物体X ファーストコンタクト』とセットで見ないと物語の全体が分からないので、『遊星からの物体X』だけだと意味深な終わり方をするのが悪くもどこか良い点でもある。しかし、筆者的にはやはり原点である『遊星からの物体X』が好き。CGだけじゃ作れないあの生々しい「X」の姿は、いい意味で病みつきになるけれどトラウマものっすねぇ（ピ●グーで再現された動画とかも出回っているので、もしかしたら見たことがあるかも？　ニュルニュルのやつ）。閉所空間×未知のモンスター＝最高。この公式はやはり捨てがたい…。

ちなみに次回は、圧倒的に体験したくないレジャーが味わえる『ディセント』についてピックアップできればと思います。それでは。

【図鑑No.2】『遊星からの物体X』