今回は「映画はゆっくり観たい」と4DXを試さなかった筆者が、初めての4DXを『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にささげた結果とおすすめ要素をご紹介! 「気になってたけど見てないや…」って方は、悪いことは言いません…今すぐ劇場へ!!
【4DXの魅力①】幻想的なシーンも手に汗にぎるシーンも映像+αで表現!
たかが「4DX」と侮ることなかれ。強風が吹き荒れるシーンも、カーチェイスのようなシーンも、雪が降るしっとりとしたシーンも、そして感動的なシーンさえも、楽しめてしまう。それが「4DX」でした。今までなぜ意味もなく避けていたのか…実にもったいないお話。この素晴らしい映像体験を『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で味わえるのもおそらくあと1か月ほど…。家でも楽しみたいよぉぉ。
【4DXの魅力②】4DX×「ジュラシック」シリーズの組み合わせが最高すぎる
人生初の「4DX」経験者の分際でアレですが、ここまで「4DX」があう作品も少なかったのでは? というほど組み合わせが抜群でした。「普通のシーンは特に何もないんでしょう?」いえいえ、私もそう思ってましたが、さまざまな効果をほぼすべて(逆に何もないシーンがなかったような?)のシーンで表現してくれるので、最初から最後(さすがにエンドロール中は何もないのでご安心を)まで楽しめますよ。
そして外せないのが恐竜の表現! 足音や鼻から出る息、走る飛ぶ疾走感に、そして肌で感じる絶望感。映像が立体的なのも相まって感動しっぱなしでした。もうこの感覚が味わえないと思うと寂しくなります…。
【4DXの魅力③】まさに新たなエンターテインメント!まるで映画の世界に入ったよう
魅力の①と②で先述した通り、表現が素晴らしいので本当に映画の世界に入ったような感じを味わえます。実際にそこに恐竜がいる感覚、まさに「ジュラシックパーク」もとい「ジュラシックワールド」にいるようなイメージです。そして、物語の展開も素晴らしいものでした。「ジュラシックパーク」シリーズ、「ジュラシックワールド」シリーズが交差する作品と言っても過言ではありません。筆者はシリーズの大ファンですが「裏切られた」とかそういう感じは一切ありませんでした。恐竜がいるような感覚に感動し、登場人物それぞれのストーリーに感動し、そして映像の綺麗さが醸し出すバッタの大群に絶望しました(笑)。
【注意】4DXは素晴らしく楽しいですが以下に該当する人には残念ながらおすすめできません
4DXは素晴らしいですが、残念ながら以下に該当する方へはおすすめできません。
①3D酔いをしやすい人
→昔ほど無理くりな3Dの感覚はないですし、3Dゴーグルも違和感がないですが、それでも過去に3D酔いを体験した方は、残念ですが避けた方が良さそうです。映画自体、約2時間30分ほどありますしね…。
②乗り物酔いをしやすい人
→船や車、そしてバイクや飛行機と多種多様な乗り物に乗るシーンがあります。椅子が連動して動くので、さながら自分も搭乗している感覚になるので酔いやすい人には地獄の時間になってしまうかと思います。ストーリーもかなり面白い作品なので、危険性がある場合は避けた方が良さそうです。
③他店から飲み物や食べ物を持ち込んでしまう方
→いない、と思いますが本作は想像の2倍、いや3倍は椅子が揺れますし動きます。そのすべてのシーンで「こぼさないから平気」というスゴイ方もいると思いますが、ここは是非劇場の飲み物や食べ物で映画鑑賞に臨んでいただけると嬉しいです。周りに迷惑をかけませんし、さらに映画館ならではの雰囲気を味わえます。自分も含めて周りの人が全力で作品を楽しむためにも、他店からの持ち込みはやめましょう。鑑賞中に飲み物こぼす+食べ物をばらまいてしまう、なんて雰囲気最悪になりますからね…。
【さいごに】シリーズを見てきた人で4DXを気になっていた人は今すぐ劇場へ!
あらゆる要素がてんこ盛りの『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の4DX版。ここでは4DXの魅力はさんざん書いてきたので、シリーズの魅力にも少し触れますね。ネタバレはしませんのでご安心を。
まずはじめに物語の舞台は前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のその後です。恐竜が現代社会に解き放たれてしまい~というところから始まります。鑑賞し終わって一番に感じたことはお涙頂戴シーンはないはずなのに、泣きそうになっていたことでした。キャラクター的な面もありますし、恐竜的な面もありますが、ファンの人は同じ感情になるかもです。
そして、新顔の恐竜たちも多数登場します。そして懐かしいあの子たちも…。筆者は大の恐竜好きなので各シリーズで登場してくる子たちは結構分かることが多かったですが、今回は分からない子もちらほら。以前、考察記事を書きましたが、予想はハズレちゃいましたね…。ただ、外れてくれて良かったです。もし予想通り進んでいたら、本作ほどの感動にも会えなかったでしょうから。
ちなみに、下記予告編で出てくる恐竜はおそらくテリジノサウルスという恐竜です。長いツメを持つ恐竜で、見た目は怖いですが基本的に草食とされています(最近の研究では雑食ではないかという見解も)。とはいえ、草食の生物の方が怖い生き物もいたりしますが…。
そう思うと面白いですよね。「ジュラシック」シリーズに登場する恐竜たちは、映画公開時期の恐竜学に基づいていたりします。羽毛が生えている恐竜のイメージも最近のものですしね。
実際にいつか恐竜に会える日が来るとしたら…そんな淡い夢を叶えてくれた「ジュラシック」シリーズも本作で完結してしまうらしいので、残念ですが、ひとまずご苦労様でした!(続いてくれると嬉しいですが笑)。
さて、オタク感が出てしまったので今回はこの辺で終わりにしようかと思いますが、最後にひとつだけ言わせてください……。
「ジュラシック」シリーズは最高!
2022年7月29日より公開中
※4DXもそろそろなくなってしまうかと思うので気になる方は是非劇場まで!
【監督】コリン・トレボロウ
【出演】クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー、BD・ウォン ほか
予想は大外れ(´;ω;`)過去の考察記事はコチラ
■「ジュラシック・ワールド3」に登場する恐竜は!?映画好きライターによるさっくり考察