【Netflix】絶対やりたくない!恐怖のデスゲーム開幕

今回ご紹介する作品はホラー要素もありつつ、ちょいコワのサスペンス『チューズ・オア・ダイ: 恐怖のサバイバルゲーム』。4月15日からNetflixで配信中のエイサ・バターフィールド出演作ですが、グロ過ぎずコワ過ぎない内容なのでサスペンス入門編としてもおすすめです。

エイサ・バターフィールドがDT臭漂う心優しきオタクを好演

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今回は性の知識ではなくゲームの知識で活躍!

エイサ・バターフィールドと言えば、Netflix作品の中なら『セックス・エデュケーション』や『キミとボクとの距離』に出演している俳優さんです。筆者が彼を知ったのは『エンダーのゲーム』(たしか2014年公開)だったのですが、そのころの彼はまだ10代。そんな懐かしの俳優さんが、気づけば大人になって今も主演で活躍しているんだから月日の流れの速さには本当に驚きますね。
さて、SF、ロマンス、ヒューマンドラマとこなしてきた彼が本作『チューズ・オア・ダイ: 恐怖のサバイバルゲーム』で挑むのはサスペンスもの。ホラーの要素もありますが、個人的にはサスペンス作品としてご紹介します。一部オカルトチック?なのでホラーとも言えますが…。
彼が主演の『セックス・エデュケーション』は今やシーズン3まで続いているNetflixの人気作。笑って泣けてユーモア溢れる作品ですが、本作では彼が今まで見せたことのない一面が見れます。若いころの印象が強すぎて本作での一部シーンは結構衝撃的ですが、気になる方は是非本編でチェックです。

【あらすじ】“選択”しなければ死が訪れる!選択式のデスゲームが開幕

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それは、賞金が出るレトロゲームのはずだったのに…

今日も黙々と働く女性が1人、お金をもらって帰宅するころ…。彼女の名前はケイラ(アイオラ・エヴァンス)。弟を事故で亡くし、家計を支える家族思いの女性だ。そんな彼女を支えるのは、数少ない友人のアイザック(エイサ・バターフィールド)。彼は頭は良いけれどゲームにどっぷりハマっている。けど、趣味や趣向がなんとなくあう。そんな友人だった。ケイラが仕事終わりにアイザックの家をいつものように訪れた時、かなり前のレトロゲーム“呪者”を見つけた。これ何?と彼女がアイザックに尋ねると、出所は分からないらしい。昔のゲームをクリアして賞金がもらえることもあると聞いたケイラは、興味本位で持ち帰ることに。帰り際、夜遅くに会おうと約束をアイザックとしたケイラだったが、彼は約束の時間になってもお店には来なかった。だからモテないんだよと半ば諦めたケイラは一人でゲームを始めることに。そのゲームの内容は2択のうちどちらかを選んでいくものだった。初めはどこも変なところのないゲームだったが、質問の内容がとてつもなくリアルなものに変化。現状の状態をゲームが知ってるかのような動作に驚いたケイラは、画面を閉じようと目を背けるとそこには異様な光景が目の前に。ふと我に返ると選ぶか死ぬかと執拗に迫ってくるゲーム、そして目の前では苦しんでいる女性もいる。泣く泣く選んだ選択。その選択の結果、目の前にいる女性は生きたままグラスの破片を飲み込んでしまうのだった…。YOU WIN。一回きりかと思ったこのゲーム。しかし、現実は無情にも初めに開始した同じ時間になると次の日も、またその次の日も、どこにいたとしても。ゲームは選びたくない“選択”をケイラに迫るのだった……。

【レビュー】入門編としてはおすすめ!コア層には物足りないかも?

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「想像させる恐怖」…筆者的にコレがいちばん怖い

初めに。恐怖(生々しさ)度を「ソウ」シリーズが10だとするなら、本作は4くらいです。なぜ、初めに上記の補足をしたかというのも、ホラーやサスペンス作品=怖い+グロさで評価する人が多い印象があるので、補足のためとなります。
なので、「グロくないと怖くない!」という人にとってみると本作は物足りないかもしれません。筆者も多種多様な作品を見てきましたが、グロさで評価するのならそこまで高くはないかと思います。
そのかわり、視聴者それぞれに想像をさせて「怖い」を感じさせるという描き方は上手いなと思いました。というのも、良くも悪くもゲームが題材なのでゲームらしい表現がちょくちょくあります(運転シーンがゲームシーンに変わる、実際は恐怖シーンなのにゲーム映像など)。きっと人によっては「製作費削減だ」とか、「怖いシーンにはグロさをもっとださないと」とかの意見が出てきてしまうかと思います。が、ちょっとだけお待ちを。
実際のシーンを見せないで、「コワ」って思わせることって凄いと思いませんか? 眼をそむけたくなるシーン。それ自体を作るなら、きっと色々と無視をすれば可能かと思います(宗教、人権、製作費、視聴年齢制限など)。あえてそこまで過激にせず、必要最低限の恐怖要素だけで見る側に怖さを伝えてくれるので、筆者的にはホラーやサスペンスなどちょい怖い作品の入門編として本作をおすすめします。
ルールもちょっと一定じゃないので見る人が見れば気になるかもですが、「ルール」自体が“作られた”ものなので個人的にはちょっと曖昧な方がリアルで怖いです。
例えば「リング」の一例で言えば「呪いのビデオをみたら数日後に死ぬ」が大体のルールですが、急に「ビデオを見なくても話しを聞いたら死ぬ」ってなったら怖くないでしょうか? ルールが明確な方が見る側にとっても当事者にとっても分かりやすいですが、自身が“プレイヤー”だとしたらルールが曖昧な方がより恐怖を感じるかと思います。何をすればいいのかわからなくなりますからね…。
さて、長くなりましたが『チューズ・オア・ダイ: 恐怖のサバイバルゲーム』。ラストシーンで気になる終わり方をします。あのセリフは続編を示唆しているシーンなのか、それとも…。

グロ過ぎず怖すぎず、丁度いい感じに怖い作品が見たい。そんな時は本作を見てみると良いかもですね♪

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Netflix映画『チューズ・オア・ダイ: 恐怖のサバイバルゲーム』

Netflixにて独占配信中

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(情報は記事公開時点の内容です)

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