【Netflix映画】『バブル』は爽快かつ幻想的！※感想あり

今回ご紹介する作品は劇場公開もしているNetflix映画『バブル』。Netflixでは4月28日から劇場では2022年5月13日からチェックできる本作ですが、自宅のテレビで観るにはもったいなかったと後悔中…。巷では失敗などと囁かれている？そうですが筆者的には面白かったので早速始めて参ります～♪

【感想】カメラワークや映像美すべてにおいて文句ナシ！

筆者的にはストーリー展開も面白いおすすめのNetflix映画です

Netflix映画『バブル』。まだ見ていない方も多いかと思うのでネタバレなしで個人的な感想を述べます。鑑賞後に思ったこと、それは…「映画館で観ればよがっっっだ！！」です（笑）。映画館に行ける方は今からでも遅くないので映画館での鑑賞をおすすめします。
というのも泡が降りそそぐ世界が舞台…いや“地域”のお話なのですが、シャボン玉が浮いている映像ってそれだけでも綺麗じゃないですか？　そこで気付くべきだった…。※本作はシャボン玉のお話ではありません。
アニメでの泡の描写ってここまで来たんですよ！　最近のアニメの作画はすごいと思っていましたがやられました。そして筆者の後悔にとどめをさしたのがパルクールの要素。泡の影響で首都じゃなくなり、廃れ切った東京の廃墟や重力の法則がねじ曲がった世界で主人公たちが魅せてくれるパルクール。これが本当に綺麗でした。上に下に左に右と欲しい視点に来てくれるカメラワークが、舞台は終末世界のような場所なのにどこか幻想的な世界観を醸しだしてます。
Netflixでも4Kで観れるようになるといいなぁ…。そうなったらまた見直そう。

【あらすじ】ある日、突如降り注いだ“泡”そして日本の首都は変わった…

2人にしか聞こえない音、そして泡、ヒビキとウタの運命は…？

ある日、東京に泡 (バブル)が降り注いだ…。無数の泡が空中を漂う…それは恐ろしくも幻想的な光景。次の瞬間、東京タワー近辺で大爆発が起き、東京は大きな泡に包まれた……。
突如降り注いだ泡の影響で重力が壊れた東京。あの大事故から数年が経ち、日本の首都だった東京は今や侵入禁止エリアに指定されていた。そんなライフラインが閉ざされた東京では生きるための物資も数が少なく、親のいない若者たちはパルクールで技術を競い「勝者が資源を手に入れる」という世界で生きていた。ヒビキ（声：志尊淳）もその若者たちの一人。泡を利用して移動が出来るヒビキはチームにとって欠かせないメンバー。今日もヒビキの活躍のおかげで、彼の所属するチームは勝利を掴んだ。その夜、彼にしか聞こえない音が聞こえたヒビキは音の出どころへ向かう。しかし、そこは泡の中心地でもある東京タワーの上。一歩先は何が起きるか分からない、けれど探し求めていた音はこの上だ。泡の音を聞き、「いける！」そう思ったヒビキは無我夢中で登っていく。あの音まで、あと1歩。しかし、突如起きた“うねり”に巻き込まれて落下。気づけばヒビキは泡が弾けて貯まった水の中にいた。息が苦しい…意識が遠のいていく。透き通るような水の中、ひとつの人影が彼に寄り添っていた。そして彼は目を覚ます。すると、目の前には知らない女の子がいて…。

【レビュー】一部記憶が消せるなら本作を見た記憶を消して映画館で観たい…

幻想的かつ爽快な要素の中でつむがれるのは童話のような物語

上記通りですね…。くぅ～…。映画館で、IMAXとかで観たかった。テレビでも全然楽しいですし綺麗でしたが、もったいなかったです。全編アニメーション作品ということで気になる声優陣ですが、主人公ヒビキは志尊淳さんが演じています。ヒビキは口数が少ない青年ですが、声質というか雰囲気がピッタリで全く違和感ありませんでした。ラストに進むにつれて感情豊かになっていく演技。素晴らしいですね！　あとは“みやまも”に“梶さん”など、人気声優さんたちも出演しているので、ご安心を。
爽快さもあって幻想的なシーンもあって見どころ満載の本作ですが、謎解き要素もあります。なぜ、東京に泡が降ったのか？　泡の正体はなにか？　少しづつ解明されていきますが、結論を言うと本作だけではこの辺りはスッキリはしません。が、解釈の自由？というか「そういうことね」という感じで、やんわり教えてくれます。続編が出るか分かりませんが、もし出るとしたらその辺を深堀しつつ他国の状況とかも描いてくれたら完璧ですね！　ただ、最近は完結しない作品や見る人によって意味が変わる作品の魅せ方が増えているので、筆者的にはこれはこれで満足です（笑）。
まだ見ていない方には、レイトショーなど人が少なめの時間帯を狙って映画館での鑑賞をおすすめします。（できれば筆者もIMAXとかで見たかったなぁ…くそう）

そういえば、Netflixには『ザ・バブル』という作品もありますのでNetflixで鑑賞する際は作品の選び間違いにご注意を。筆者みたいに幼いころから洋画まみれの人間には面白い作品でしたが、かなり尖っているので万人受けはしなそう…（笑）。
本作は『バブル』、似ているのが『ザ・バブル』。鑑賞の際は注意です♪

（情報は記事公開時点の内容です）