マ・ドンソクが極悪組長に！韓国ノワール・エンタテインメント映画『悪人伝』

『新感染　ファイナル・エクスプレス』（2016年）に続いてカンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門の正式上映作品に選ばれた韓国映画『悪人伝』（2019年）。
コワモテ俳優のマ・ドンソクが主演を務め、知略と凶暴さを併せ持つ極悪組長として大暴れする韓国ノワール・エンタテインメント映画だ。
『悪人伝』はバイオレンス・アクションとして韓国映画界で異例の大ヒットを記録し、シルヴェスター・スタローン製作によるハリウッドリメイクも決定している。

極悪組長×暴力刑事×連続殺人犯！バイオレンスが交差する韓国ノワール『悪人伝』

世界が注目する韓国映画界の若手俳優キム・ソンギュも出演

『悪人伝』では、極悪組長が暴力刑事と手を組んで連続殺人犯を追い詰めるという三つ巴のバイオレンスが冒頭からラストまで繰り広げられる。
本作が長編二作目となるイ・ウォンテ監督は、バイオレンスが交差する骨太の設定にユーモアと猟奇的サスペンスを盛り込み、見ごたえあるノワール・エンタテインメントへと昇華させた。
主演のマ・ドンソクと手を組んで連続殺人犯を追う暴力刑事に扮するのは、Netflixオリジナルシリーズ「少年審判」への出演が決定したキム・ムヨル。
そして韓国映画『犯罪都市』（2017年）でもマ・ドンソクと共演し、Netflixオリジナルシリーズ「キングダム」のヨンシン役で一躍世界の注目を浴びたキム・ソンギュが連続殺人犯を演じている。

韓国映画『悪人伝』のあらすじ

連続殺人犯の捜査をする刑事は唯一の生存者であるヤクザに協力を依頼する

韓国。ある雨の降る夜、ヤクザの組長チャン・ドンスが乗った車が追突された。
ドンスは事故を不問にして立ち去ろうとするが、追突車を運転していた何者かに突然刺されてしまう。
超人的な体力で襲撃者を撃退したドンスは、必ず復讐することを誓い、犯人の似顔絵を作成して独自に調査を開始する。
一方、近頃多発していた不審死殺人の捜査をしていた刑事チョン・テソクは、それらの事件が同一犯による連続殺人であると推測し、唯一生き残った被害者であるドンスに協力を依頼するのだった。

『悪人伝』で魅せたマブリーの愛称で親しまれるマ・ドンソクの快進撃

ハリウッドでも大人気！

マ・ドンソク×ラブリー＝マブリーのニックネームで愛される韓国のマッチョ俳優マ・ドンソク。
世界的に大ヒットした韓国映画『新感染　ファイナル・エクスプレス』で妊娠した妻を守ろうと奮闘するサンファ役を演じ、今ではハリウッドでもすっかり人気者となっている。
シルヴェスター・スタローンの『ロッキー』（1976年）を観て俳優に憧れたという彼は、アメリカでパーソナルトレーナーを務めた後、韓国映画『天軍』（2005年）でスクリーンデビュー。
その憧れの人であるスタローンとタッグを組んだ『悪人伝』のハリウッドリメイクでは、同役をスライドさせたアメリカン・ギャング役を演じることになるという。
また、『ノマドランド』（2020年）のクロエ・ジャオ監督がメガホンをとるMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）フェーズ4の『エターナルズ』（2021年11月5日公開予定）にも出演することが現在決定している。

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