累計発行部数230万部を記録している米澤穂信原作による「古典部」シリーズの初の映画作品。
無気力系の主人公と好奇心旺盛なお嬢様たちが事件の真相に迫ってゆく学園ミステリーだ。
33年間封印され続けてきた1冊の文集「氷菓」の謎とは?
真実が明かされたとき、「氷菓」に込められた過去からのメッセージが浮かび上がり、見るものの心を揺さぶることだろう。
あらすじ
省エネ主義の奉太郎が学園に潜む謎に挑む
“省エネ主義”の高校一年生、折木奉太郎は安穏とした灰色の高校生活を送るつもりだったが、姉の命で廃部寸前の古典部に入部することに。
そこに「一身上の都合」で入部してきたお嬢さま・千反田えるは、好奇心のかたまりのような少女だった。
えるに巻き込まれ、奉太郎は眠っていた推理力で学園に潜む謎を解き明かしていく。
そんなある日、奉太郎は33年前に起きたある事件の謎を解き明かしてほしいと、えるから依頼される。
旧友・福部里志、伊原摩耶花も加わり、新生古典部として活動を開始した彼らは、事件の真相へと迫うのだった。
それぞれ個性豊かな古典部の部員たちに注目
この作品の大きな魅力は真相解明に挑んでゆく「古典部」の部員たち。
主人公の折木奉太郎は「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」という超省エネ主義だが、探偵としては天才。
お嬢様の千反田えるは謎解きが大好物で、「わたし、気になります!」と好奇心も旺盛だ。
奉太郎とは対称的で享楽的な福部里志は情報屋、勤勉で自分にも他人にも厳しい伊原摩耶は所長的なポジション。
彼らに共感しながら、展開されるストーリーにワクワクドキドキさせられるはず。
山﨑賢人&広瀬アリス、若手人気俳優が共演
奉太郎を演じるのは人気作の実写化の代名詞となっている『キングダム』の山崎賢人。
えるには『わろてんか』の広瀬アリスが扮する。
里志は『ひよっこ』の岡山天音、摩耶花は『青空エール』の小島藤子がそれぞれ演じている。
また、重要な鍵を握る役どころである関谷純を『進撃の巨人』の本郷奏多が演じていることにも注目だ。
配信情報
『氷菓』は現在、U-NEXT・Netflixほか配信サービスにて配信中。
氷菓はアニメ化もされているので、ぜひ見比べてみてはいかがだろうか。