怒涛の展開からついに最終回を迎えたドラマ『半沢直樹』。
毎週テレビの前で楽しみにしていた方は、早くも“半沢ロス”に陥っているのではないでしょうか?
そんなあなたにおすすめしたいのが、池井戸潤原作で、『半沢直樹』の福澤克雄監督が映画化した『七つの会議』です。
ストーリーやキャストなど、『半沢直樹』にハマったあなたなら絶対に好きになる理由をご紹介していきます。
なお、本サイトでは以前にも『七つの会議』を紹介した記事を掲載しておりますので、あらすじや見どころを簡単に知りたい方はあわせてチェックしてみてください。
『半沢直樹』とのストーリーや主人公の比較
ドラマ『半沢直樹』では、銀行員である半沢直樹が自身が務める東京中央銀行を改革するため、徹底的に正義を貫きとおして、銀行内部や出向先でも不正と戦う姿が描かれました。
どんな逆境でも折れない半沢を象徴するような「やられたらやり返す、倍返しだ!!」のセリフはあまりにも有名です。
そんなバリバリと働く『半沢直樹』に対して、映画『七つの会議』の主人公・八角民夫はというと、入社当時は敏腕営業マンだったものの、今や「居眠り八角」と呼ばれるぐうたら社員。
そんな彼が務める東京健電を舞台に、パワハラ、嫌がらせ、そして会社の不正に立ち向かっていくというのが『七つの会議』の大まかな流れ。
『半沢直樹』と『七つの会議』の主人公像はまるで異なるものの、ともに不正を暴いて働くことの正義を描いている点や、一介の会社員が圧力に屈することなく権力者に立ち向かっていく下剋上的な展開には通ずるものがあることがわかります。
『半沢直樹』でも存在感を見せたあのキャストたちが出演
ドラマ『半沢直樹』では出演キャストたちの“濃すぎる演技”が度たび話題となっていましたが、そんなキャストたちが『七つの会議』でも存在感を見せています。
香川照之(東京建電営業部長:北川誠 役)
まずは『半沢直樹』で愛すべき(?)キャラクター大和田常務を演じていた香川照之。
『七つの会議』では八角の同期でもあり、社内の権力者である営業部長の北川誠を演じています。
『半沢直樹』に続いて『七つの会議』でも主人公のライバル的ポジションについた香川照之ですが、『七つの会議』でもその“表情芸”は健在。
序盤に八角とのやり取りで見せる顔の近さには思わずニヤリとしてしまうかも?
また、物語が進むにつれて見えてくる、八角と北川との同期入社を超えた意外な関係性にも注目です。
及川光博(東京建電営業第二課課長:原島万二 役)
『半沢直樹』では情報通であり影の立役者といっても過言ではない渡真利忍を演じていた及川光博。
そんな、困ったときに頼れる男から一転、『七つの会議』では頼りがいのない万年二番手の原島を演じました。
なかなか結果が出せない営業二課長として、来る日も来る日も北川からパワハラを受けている原島。
そんな原島ですが、北川の八角に対する態度に違和感を覚えたことから、『七つの会議』における“探偵役”に躍り出ることになるのです。
原島の目線を通して明かされる、組織の闇と意外な人物関係とは…?
片岡愛之助(東京建電営業第一課課長:坂戸宣彦 役)
続いて紹介するのは、『半沢直樹』において、ある時は強敵として、またある時は安心感のある仲間として存在感を放った男・黒崎検査官を演じた片岡愛之助です。
『七つの会議』で演じたのは、東京建電のトップセールスマンにして、部長の北川から絶大な信頼を得ている営業第一課課長の坂戸。
自分とは違って結果を出せない営業二課課長の原島を見下すような態度を見せたり、居眠りばかりしてろくに働こうともしない八角に対してきつくあたるのですが…。
そんな坂戸が、八角から“パワハラ”だと訴えられてしまうところから物語が動き始めます。
北大路欣也(ゼノックス社長:徳山郁夫 役)
最後は『半沢直樹』で東京中央銀行の頭取・中野渡謙を務めた北大路欣也。
『七つの会議』では、八角が務める東京建電の親会社で、日本を代表する総合電機メーカー・ゼノックス(原作ではソニック)の代表取締役社長である徳山郁夫を演じました。
社内の絶対権力者で、徳山が出席する定例会議はなんと“御前会議”と呼ばれるほど。
『半沢直樹』に続き、『七つの会議』でも組織のトップとして出演している北大路欣也ですが、どんな活躍を見せて、八角とはどう関わってくるのかは、ぜひ本編でチェックしてみてください。
『半沢直樹』以外の池井戸潤作品出演者も!
今回は『半沢直樹』に出演したキャストを中心に、『七つの会議』での役どころを紹介してきましたが、『陸王』で宮沢紘一役を務めた役所広司、『ルーズヴェルト・ゲーム』や『下町ロケット』に出演していた立川談春など、『半沢直樹』以外の池井戸潤作品ゆかりのキャストも多数出演しています。
過去に池井戸潤作品に出演していたキャストたちを探して、彼らの活躍ぶりに注目してみるのも面白いかもしれませんね。
おわりに:主人公の仕事に対する思いや覚悟は必見
冒頭でも少し触れましたが、『七つの会議』は、パワハラ、嫌がらせ、そして会社の不正を暴きながら、働くことの正義を問う作品。
ぐうたら社員でありながらも、実は仕事に対する思いや覚悟は人一倍強い八角の姿は、現代で働くあなたの背中を押して、パワーを与えてくれるのではないでしょうか。
そんなところも、『半沢直樹』に通ずる点と言えるでしょう。
『七つの会議』は『半沢直樹』が好きな方に自信をもっておすすめできる作品ですので、“半沢ロス”に陥っている方はぜひご覧ください。
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(情報は記事公開時点のものです)