衝撃の結末！映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』をあらすじを交えつつ解説！

2000年に公開されたビョーク主演の映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』をあらすじを交えつつネタバレなしで紹介します。言わずと知れた映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、息子を愛する母の痛切な思いを描き、観た人に衝撃を与える結末が用意された感動作です。

カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールと主演女優賞を獲得した衝撃作

リバイバル公開でも親しまれた映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とは

歌手のビョークを主演に、鬼才ラース・フォン・トリアー監督がミュージカルタッチで描き、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールと主演女優賞を獲得した『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。
本作は2000年に製作・公開されたデンマーク映画ですが、その感動や人気は今もなお色褪せることはなく、2021年12月には4Kデジタルリマスター版としてリバイバル公開されたとか。20年経っても親しまれている本作ですが、このリバイバル公開は「最後の劇場ロードショー」と言われてましたが、皆様はチェックできましたでしょうか？　筆者はスクリーンで見たかったですが、タイミングがあわず断念しました…。
そして、ここも外せません。セルマの親友・キャシー役にカトリーヌ・ドヌーヴが出演。
デヴィッド・モースやピーター・ストーメアなど、舞台でも活躍するキャストが脇を固めているのも、ミュージカルタッチに描いた本作らしさと言えるでしょう。

映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』あらすじ

セルマは秘密を抱えながら工場で働くが…

1960年代、アメリカの片田舎。
工場で働くチェコ移民のセルマは女手ひとつで息子のジーンを育てていました。
理解と愛情を持つ人々に囲まれ、つつましいながらも満ち足りた生活を送っていたセルマ。
しかし、彼女にはひとつだけ誰にも打ち明けていない秘密があるのです。
それは、先天性の病のため視力が失われつつあり、ジーンも手術を受けない限り同じ運命を辿ってしまうということでした…。

問題作とまで言われた映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

賛否両論を巻き起こした唯一無二のストーリー

セルマという移民の女性が先天性の病気で失明の危機が迫りつつ、遺伝で同じ運命にある息子のジーンに手術を受けさせようとする、悲劇的な運命の物語。
映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のあらすじをざっとまとめるとこのようストーリーだと言えると思います。
しかし、そんな簡単な説明や一文では言い表せないのが映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なのです。
この映画を生涯のベスト1というぐらい好きな方もいれば、人によってとらえ方がさまざまで公開当時は賛否両論を巻き起こしました。
それだけインパクトが強い作品ゆえに今もなお愛されている、そして名前だけでも知っている人が多いのも、この映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が唯一無二の作品だからと言えるでしょう。

【ぜひ！】事前情報などネタバレを踏まずに見て欲しい！

打ちのめされてしまうほどの衝撃のラストは必見！

ラース・フォン・トリアー監督の手のひらでコロコロと転がされるように、観ているほうはジェットコースターに乗っているかのごとく気持ちのアップダウンを余儀なくされる本作。
主人公セルマが息子の手術用の資金としてお金を貯めるために工場で働く姿や、視力が落ちて目が見えづらくなっていくなかでの暮らしなど、精一杯に生きているのを見ているだけでも息苦しくなります。
しかし、困難な生活を乗り越えるためにセルマが現実逃避する空想の場面はミュージカル調で描かれていて、その間だけは多幸感で満ち溢れているのです。
そのギャップが大きければ大きいほど、現実の過酷さに打ちひしがれてしまいます。
そして、どんどんと彼女の運命は悪い方へと転がっていき、ついに迎える衝撃のラスト！
アナタの胸に湧き上がるのは悲しみでしょうか？　安らぎでしょうか？
どちらにしても“打ちのめされる”ことは必至だと思います。チェックする際は、覚悟を持ってご覧ください！

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