不治の病にかかった若い男女を描きながらもただの御涙頂戴で終わらせていないヒューマン・ドラマ、『きっと、星のせいじゃない。』。末期ガンの女性・ヘイゼルと骨肉腫のために片脚となった青年・ガスが登場するが、悲劇的で哀れな物語ではなく希望に満ちた物語が展開し、爽やかな感動を与えてくれる。
『(500)日のサマー』の脚本コンビによる感動作
原作は16歳で亡くなった友人をモデルに書いたジョン・グリーンによる「さよならを待つふたりのために」。人気ベストセラーとなったこの小説を『(500)日のサマー』を手がけたスコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーが脚色して脚本を書き上げた。
ヒロインを演じるのは注目の若手女優
ヒロインを演じるのは『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの娘役を演じて注目されたシャイリーン・ウッドリー。皮肉屋だけど繊細で両親への愛に満ちた彼女を魅力的に演じている。ガスにはウッドリーと『ダイバージェント』で共演したアンセル・エルゴートが演じ、ウッドリーとともに本作でティーン・チョイス・アワードの主演賞を受賞している。
ガン患者の集会で出会ったヘイゼルとガスは…
末期のガン患者のヘイゼルは入退院を繰り返して友だちもおらず、酸素ボンベがお供の日々。嫌々ながら参加したガン患者の集会で彼女はガスと出会った。彼は高校のバスケットボール部のスター選手だったが、片脚を切断して骨肉腫を克服していた。ガスはクールなヘイゼルに一目惚れするが、彼女はガスを傷つけまいと距離を置く。そんな彼らはヘイゼルが大好きな作家に招待されて、オランダへと行くことになるが…。
きっと、星のせいじゃない。
2020年10月26日 18:40~21:00(字幕)
2020年10月30日 14:15~16:30(字幕)
※吹き替え版はスターチャンネル3で放送