『ＬＯＮＤＯＮ　ＣＡＬＬＩＮＧ／ザ･ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』でパンク・ロックに触れよう

1970年代後半にロンドンで大きなムーヴメントとなって盛り上がりを見せたロンドン・パンク。当時セックス・ピストルズやダムドとともにロンドン・パンクの三大バンドと言われたザ・クラッシュのリード・シンガー、ジョー・ストラマーにスポットを当てたのがドキュメンタリー映画『ＬＯＮＤＯＮ　ＣＡＬＬＩＮＧ／ザ･ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』。

パンク・ロックスターの実像を浮き彫りにする

監督は『ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル』を手がけたのちに『ノーフューチャー』を撮るなどセックス・ピストルズのドキュメンタリーも手がけたジュリアン・テンプル。ライブシーンで見せるというよりはインタビューを通してジョー・ストラマーという人物の実像を浮き彫りにする。

貴重映像を交え、波乱に満ちた人生をたどる

外交官を父に持ち寄宿学校に通った少年時代やデビュー曲である「白い暴動」のデモなど貴重な映像を交えて、ジョー・ストラマーの波乱に満ちた人生をたどってゆく。1976年にザ・クラッシュに参加し、世界的に大ヒットして売れたからこその葛藤など、彼の素顔をうかがい知ることができる。

ジョニー・デップらに影響を与えた偉大な人物

元バンドのメンバーやミュージシャンだけでなく、映画監督のジム・ジャームッシュやマーティン・スコセッシ、ハリウッドスターのジョニー・デップらも出演。音楽シーンだけでなく、多くのクリエイターやアーティストに影響を与えたジョー・ストラマーの偉大さを痛感する。