もう4月中旬、あっという間にGWが来ますが今年もなんだか怪しそう…。なので、今回は家族で楽しめるNetflix映画『アダム&アダム』をご紹介。親子に友人、恋人とはもちろんソロでもOK。どんなシチュエーションにも突き刺さる本作の魅力をお届け♪
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主演は安心のライアン・レイノルズ!
少しおクチの悪いシーンがあるけれどそこがスパイスに
ライアン・レイノルズ主演で贈る本作は、未来や過去に移動する時間旅行=俗に言うタイムトラベルがベースのSF作品です。が、あわせて描かれるのは主人公の幼き頃の悩みだったり、大人に成長する上で忘れてしまったことであったりと結構見ごたえのある人間ドラマ。その中でアクセントになるのが、皆大好き“デッドプール”でお馴染みのライアン・レイノルズのセリフの数々。今まで数々のイケボな声優さんたちが彼の声を担当してきていますが、本作では加瀬康之さんが担当していますので字幕も吹き替え版もどっちもおすすめです。
【あらすじ】妻を探す男が出会ったのは幼き頃の自分自身!?
ライアン・レイノルズとウォーカー・スコーベルのやりとりが最高
近未来。ある日、ミッション中に妻が死亡したという報告を受けたアダム(ライアン・レイノルズ)。納得がいかない知らせを確かめるために、アダムはタイムトラベルが可能な乗り物を密かに拝借。と思いきや、“管理者”のマヤ・ソリアン(キャサリン・キーナー)に見つかってしまう。どうしても妻の安否を知りたいアダムは、無理やりタイムトラベルを試みるも追手の攻撃を食らってしまうのだった…。
2022年、現代。体も小さく口も悪いアダム(ウォーカー・スコーベル)は、学校に行けば問題を起こしてばかり。いじめっ子とケンカしては学校に毎回呼び出されるのは母親のエリー(ジェニファー・ガーナー)だった。最愛の夫ルイスを失ったエリーと大好きな父親ルイスを失ったアダム。そんな辛い出来事を経験した2人は、彼が亡くなってしまってからというもの少しすれ違っていた。
そんなある日、会社の同僚と食事に行くという母の言葉を聞き、デート?とすかさずにツッコむアダム。なぜか嫌味っぽくなってしまうアダムだったが、“デート相手”にはとても良い子を演じる彼の姿に母は少し戸惑っていた。母親がデートへと出かけた後、飼い犬のホーキングが吠えながら外に飛び出してしまう。不思議に思ったアダムは懐中電灯を片手に森に入るも、そこにあったのは何かが“通り過ぎた跡”だった。不安にかられたアダムはそそくさと家に帰ろうとするも、物置小屋で物音が。ホーキングが飛び込んで行ったので仕方なく中を見てみると、そこにはケガをしたガタイの良い男が1人いた。飼い犬のホーキングは初対面の彼になついているし、彼は自分と同じ腕時計をしていて、そして同じところに傷もある。もしかして…と確認をしていくと、驚くべきことに彼は未来から来た大人のアダムだったのだ。今は何年かと色々確認しているうちに打ち解けた2人。本来は過去の自分に接触してはいけないこと、妻のローラ(ゾーイ・サルダナ)を探しに来たことを話していると2人を未来から来た追手が襲撃。ギリギリの戦いを繰り広げるアダムだったが、襲撃者の猛攻は激しくここまでかと思った時、彼の前に現れたのは死んだはずの妻ローラ。彼女の登場で何とか危機を切り抜けた3人だったが、ローラから告げられたのは衝撃の事実であった……。
まだ若いアダムと大人のアダム、2人の口悪コンビを待ち受ける真実とは…。
【キャスト紹介】『アダム&アダム』を彩る俳優陣をサクッとご紹介
才能豊かなウォーカー・スコーベル(役どころ:幼きアダム)
『アダム&アダム』で抜群の存在感を放つ彼ですが、最近とあるニュースが発表されたので知っている方もいるでは? なんと、Disney+版の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」新ドラマシリーズの主演に決まったとのこと。素晴らしいですね! 確か2作ほどローガン・ラーマン主演で映画化されたシリーズですが、ベースが本国で大人気の小説だけあって今回のドラマ化の情報はファンは嬉しい発表かと思います。本作を見ると分かりますが、ウォーカー・スコーベル君、かなり本作で良い味を出してますので筆者も続報が楽しみです。このまま、さまざまな作品で活躍していってほしい新人俳優さんなので、皆さんも頭の片隅にぜひ。
最高の母親を熱演ジェニファー・ガーナー(役どころ:母エリー)
彼女は、以前ご紹介しましたNetflix映画『YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~』でも、素晴らしい母親を演じていた俳優さんです。今では母親の印象が強いですが、実は『エレクトラ』や『ライリー・ノース 復讐の女神』などアクション映画に出ていたりもします。アクションもコメディもヒューマンドラマもひと通りこなす姿は素晴らしいですが、やっぱりあの笑顔が一番筆者的には好きです(笑)。今後も、良い母親像の象徴でいてほしいですね(ホラーやサスペンス作品でワルママの姿もちょっと見てみたい…)。
インテリのイメージが強いマーク・ラファロ(役どころ:父ルイス)
もう“ハルク”の印象が強すぎて、タイムトラベルがどうのこうの時間がどうのこうのって難しい話をされるともうア●ンジャーズのイメージしかわきません(笑)。本作では頭もいいし家族といるときは最高の父親ルイスを演じていますが、この父親と息子たちの話が本当にいいのでぜひ本作ご覧ください。彼の父親像、わりとしっくりくるので今後もインテリパパ役で活躍してほしい…。
ライアン・レイノルズさんは序盤に触れていますのでここでは省略します! 心苦しいですが…。ちなみに本作と同じくNetflix作品だと『ヒットマンズ ボディーガード』『6 アンダーグラウンド』『レッド・ノーティス』にも出ているので気になった方は是非♪
【レビュー】ジョークに笑ってセリフに共感して最後はジンとくるSF作品
超個人的感想ですがゾーイ・サルダナもっと出てほしい!
キャスト陣も豪華、クオリティも高い、笑えて泣ける映画、3拍子がそろうことってなかなか難しいですが本作はてんこ盛り。
そして大人のアダムのセリフや子供のアダムのセリフと、両者が放つ言葉のひとつひとつが心に刺さるのが心地いい作品です(脚本と俳優さん、そして吹き替え版であれば声優さんの表現力がかみ合わないと実現しないって結構な確率ですよね)。
大人になると忘れてしまうことって結構多いですが、こうやって思い出す機会があると良いですよね。筆者的に“子供心を持ちつつも自分自身をしっかり持っている大人”は最強だと思っていますが、本作はそんな個人的な理想を叶えてくれた作品でした。内容がものすごく素晴らしいので「ぜひ家族でご鑑賞を!」と思いますが、ちょくちょくおクチが悪いシーンがあるので手放しでおすすめできないのもありますがまぁそれはそれで良しとしましょう(笑)。
さて、ライアン・レイノルズ。相変わらずカッコイイ俳優さんですが、もうクチが悪い印象が強すぎてほかの役どころで登場したら違和感を覚えそうで少し怖いです。かなり前ですが彼の主演作品で『ハッピーボイス・キラー』という作品がありますが、こちら結構衝撃的な内容なので見たことがない人は要チェックです。
そして忘れちゃいけないゾーイ・サルダナの存在。本作だとそこまで登場シーンは多くないですが、それでも強く印象に残るほどめっちゃいい役どころを演じていました。彼女は『アバター』のネイティリ役のイメージが強いですが、今後公開を控えているアバターの続編たちにも登場するそうなので楽しみですね。
話が少しそれちゃいましたがあとちょっとでGWです。今年もレッツおうち時間の可能性大なので、もし家で見れる映画を探していましたら、『アダム&アダム』おすすめですよ。GW外行くと混みますしね~。家でタイムトラベルしちゃいましょう(笑)。
まだまだ書き足りないですが、これ以上はネタバレしちゃいそうなので…。この辺で終わりにしたいと思います。それではでは。
Netflixにて独占配信中
監督:ショーン・レヴィ
脚本:ジョナサン・トロッパー、T・S・ノーリン、ジェニファー・フラケット、マーク・レヴィン
出演:ライアン・レイノルズ、ウォーカー・スコーベル、ゾーイ・サルダナ、マーク・ラファロ、ジェニファー・ガーナー、キャサリン・キーナー ほか
(情報は記事公開時点の内容です)