1月20日に金曜ロードショーで地上波放送が予定されているのは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの第1作目にあたる『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』。さらに、第2・3作目も放映を予定。ここ日本でも人気度は非常に高く、第6作目の制作までが発表されている大作シリーズだ。今回は、第1作目の内容と登場人物を紹介していく。
公開から早20年!今も色褪せないパイレーツの魅力
後に5作品以上も続く大ヒットシリーズとなった「パイレーツ・オブ・カリビアン」の記念すべき第1作目がこの映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』である。ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」を映画化したものであることは広く知られており、「カリブの海賊」の方も映画と連動する形で内容が変更されている。
さて、早速作品の内容を簡単にご紹介しよう。
【あらすじ】
ブラックパール号を率いる冷酷な海賊の船長キャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)が町を襲撃し、総督の娘エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)がさらわれる。密かにエリザベスに恋心を抱いていたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)は、一匹狼の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と手を組み、彼女を救い出すことに。呪いによって生きた屍と化していたバルボッサと船員たちの狙いは、エリザベスが身に付けている黄金のメダル。そしてその最後の持ち主だったウィルこそが、死よりも苦しい地獄のような呪いを解く鍵となる。ブラックパール号を奪われた過去を持つジャックは、復讐として一発の銃弾をバルボッサに撃ち込むが―。
オフィシャルサイトより
公開されてからもう20年も経つかと思うと時の流れの速さを思い知らされるが、当時からここ日本でも大ヒットで、劇中で流れる「彼こそが海賊(He’s a Pirate)」なんかは様々なところで流れるほど有名になった。たしかに劇中でこれが流れると鳥肌が立ち、得も言われぬワクワク感がこみ上げてくるという凄まじい曲である。
ジャックはキース・リチャーズ!?
そして本作品はキャラクターの魅力度も非常に高い。ここからは主な登場人物について簡単に解説していこう。第1作目のみならず、関連する作品にも触れている。
■ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)
まず最高なのは、ジョニー・デップ演じるジャックの個性的なキャラクターだろう。ジョニー・デップは、ジャックを演じるにあたって、彼がファンだと公言しているローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のギタリスト、キース・リチャーズを参考にしたという。この映像を見ればその意図も理解できるだろう。確かにかっこいい。
■キャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)
第1作目から第5作目まで活躍している重要な登場人物。かつてはジャック率いるブラックパール号の乗組員で、第1作目ではジャックの敵として登場するキャラクターだ。演じるジェフリー・ラッシュは、オーストラリアの俳優で、映画『シャイン』でアカデミー主演男優賞を受賞するなど評価は非常に高い。
■ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)
カスピ海の王で、伝説の海賊の1人。第1作目から第3作目まではジャックに次ぐ主人公級人物。第3作目では、無数のタコの足で覆われた姿のデイヴィ・ジョーンズの心臓を刺し、フライング・ダッチマン号の船長となるなど、重要な役どころである。オーランド・ブルームが演じることにより、好感度はめちゃくちゃ高い。
■エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)
第1作目から第3作目までのメインのヒロインである。ウィル・ターナーと恋に落ちたり、監禁されたり、戦ったりとキーラ・ナイトレイにしか出せないヒロイン感を最大限に発揮している。
ちなみに、金曜ロードショーでは、伝説の海賊たちが集結する第3作目の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』まで放送されるので、この機会に見てみてはいかがだろうか。
【キャスト】
ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ/平田広明
キャプテン・バルボッサ:ジェフリー・ラッシュ/壤晴彦
ウィル・ターナー:オーランド・ブルーム/平川大輔
エリザベス・スワン:キーラ・ナイトレイ/弓場沙織
スワン総督:ジョナサン・プライス/村松康雄
【スタッフ】
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
ストーリー:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ、スチュワート・ビーティー、ジェイ・ウォルパート
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:マイク・ステンソン、チャド・オーマン、ブルース・ヘンドリクス、ポール・ディーソン
撮影監督:ダリウス・ウォルスキー(A.S.C.)
編集:クレイグ・ウッド、スティーブン・リブキン(A.C.E.)、アーサー・シュミット
衣装デザイン:ペニー・ローズ
特殊視覚効果&アニメーション:インダストリアル・ライト&マジック
音楽:クラウス・バデルト
音楽監修:ボブ・バダミ