ハロウィンはゾンビ映画だよなぁ！Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』

今年も来ましたハロウィン！ということはもちろんゾンビ映画ですね。今回ご紹介する作品は『アーミー・オブ・ザ・デッド』。ザック・スナイダー監督の作品で、超こわいゾンビたちが占拠した“悪夢の街”ラスベガスを舞台に一攫千金を狙った強盗計画が始動！という感じの物語なのでゾンビ映画好きにはたまらない展開となっております。

真田広之も登場するゾンビ映画おすすめ『アーミー・オブ・ザ・デッド』

【あらすじ】悪夢の街ラスベガスでの強盗計画は“まさか…”の連続

　ある日、とある部隊が積み荷を護送中に交通事故に。積み荷の中身は正体不明の生物で、事故をきっかけに外へ逃げてしまう。隊員は上層部に指示を仰ぐ過程で後手にまわったため、次々に惨殺されてしまい部隊は壊滅。未知の生物は事故現場の近くのラスベガスへ。

　その生物に襲われた人間は次々にゾンビのように蘇り、瞬く間に被害は拡大。あっという間にゾンビで溢れかえった街を奪還するため、政府は次々に軍隊を送り込むが目的は叶わず撤退し、多大な死傷者を出したうえでラスベガスを封鎖してしまう。その後、核爆弾を使用して残りのゾンビ掃討作戦が決定するが…。
　一方、過去にゾンビと戦った経験のあるスコット（デイヴ・バウティスタ）のもとにとある話が舞い込む。その依頼主・タナカ（真田広之）が言うには封鎖されたラスベガスには2億ドル（約200億円以上）が眠っていて、この大金を上手く回収できれば報酬として5000万ドル（約50億円以上）を支払うという。実行するチームの作成と報酬は5000万ドルから山分けしてもかまわないという申し出を受けたスコットは、早速チームの作成にとりかかることに。

　スコットは知り合いや思い当たる人材に声をかけ、１０名ほどの人数が集結。追加で依頼主の警備責任者から1人と、ひょんなことからスコットの娘ケイトの参加が決まり、危険は承知のうえで後に戻れないスコットは渋々ラスベガスへ侵入を開始する。しかしそこは指揮系統がしっかりしたゾンビ軍団やゾンビ化したトラが蹂躙していて上手くことが進まず、さらに政府が実施する爆弾を利用した掃討作戦までの時間を差し引いてもリミットは32時間ほど。予想をはるかに超えた状況下で挑む、大金強盗計画の行方はいかに……。

ザック・スナイダー監督と主演デイヴ・バウティスタについて

ザック・スナイダー監督とは

最近では『ザ・スーサイド・スクワッド　“極”悪党、集結』で話題になった監督。監督以外にも制作や脚本等で関わった作品の中で筆者が見たことある作品を探してみたら、思いのほかヒットしててビックリしました。『ワンダーウーマン 1984』『ワンダーウーマン』『アクアマン』『ジャスティス・リーグ』『バットマン vs スーパーマン　ジャスティスの誕生』『マン・オブ・スティール』『スーサイド・スクワッド』『300 ＜スリーハンドレッド＞』『300 ＜スリーハンドレッド＞ ～帝国の進撃～』『ガフールの伝説』などなど。
　個人的にはザック・スナイダー監督作で誰かにおすすめするならば『ガフールの伝説』は外せません。あんなに血肉飛び散る作品やアクション作品に関わってきた監督が制作したアニメーション映画、気になりませんか？未見の人は要チェックです。もちろん、『アーミー・オブ・ザ・デッド』も外せません♪

デイヴ・バウティスタとは

彼の出演作品で言うと分かりやすいのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのドラックス役でしょうか。優しいけど“脳筋”のドラックスを見事に演じている印象が強かったので、本作での姿はビックリしました。が、持ち前の筋肉と豪快さは健在。人々を救ったヒーローとしての一面と、娘を思う1人の父親としての一面をあわせ持つスコットを見事に演じていました。最近では『DUNE/デューン 砂の惑星』にも出演しているので、機会があればチェックしてみようかと思います。ちなみに、彼を知らない人は是非「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズはおすすめです。

【レビュー】スリリングな展開とゾクゾク感が魅力！最新ゾンビが大暴れ

夢の街ラスベガスがあっという間に悪夢の街になった理由がヤバい

　色々な作品で描かれているゾンビですが、『アーミー・オブ・ザ・デッド』のゾンビはまた少し違う感じです。昔ながらのゾンビの設定は走らず遅く、数で人間を襲い、意思疎通ができない等ですが、本作では走ったうえで意思疎通をして計画的に人間を襲います。リーダーのような存在が軍団を率いて、さらに女王のような立ち位置のゾンビがいると思ったら、ボディーガードや歩兵と役割がちゃんと分かれています。そんな中で主人公たちが挑むのは制限時間ありの強盗計画。成功すればお金持ち、失敗したら死亡という計画でもおくせずに挑む登場キャラクターたちの潔さは気持ち良いものがありました。
　ちなみにホラー映画好きの筆者からみた怖さ・グロさのレベルで言うとちょうどいいくらいのレベルです。気分を害するほどじゃないですし、血肉が飛び散る描写が得意なザック・スナイダー監督の作品なのでクオリティはご安心ください。ゾンビ映画好きやホラー映画好きは間違いなく楽しめるかと思います。ちなみに、家族愛、友情、コメディの要素もあるので始終ゾンビと戦いまくる！って感じでもないのでそこも好印象でした。
　今年のハロウィンも昨年と同じで大規模には出来ないかと思いますが、本作のリーダーゾンビや女王ゾンビのメイクを街で見かけたら少し嬉しいですね（女王は服装的に外で歩くにはアウトか……身内でならアリ☆）。ちょっと脱線しましたが続編が出たらまた、ご紹介できればと思います。それでは。

【予告編はコチラ】お金が欲しい人間VS.生存本能むき出しのゾンビたち、バトルの行方は？

（情報は記事公開時点の内容です）