サンドラ・ブロックが危険地帯で育児!『バード・ボックス』

Netflix映画でどの作品を見るかお悩みの方必見!2018年に配信された作品ですがサンドラ・ブロックが最悪の環境下で子育てをする姿が印象的な『バード・ボックス』をご紹介。まだ見たことない!という方や『ハプニング』という作品がお好みならきっと気に入りますよ。

サンドラ・ブロック主演作!決断をミスれば全員死亡!?

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『バード・ボックス』途中までのあらすじを紹介 ※ネタバレなし

主人公のマロリー(サンドラ・ブロック)は、絵を描くことが好きな女性。世のしがらみに縛られず、自由に生きてきた彼女だったがおなかには赤ちゃんが。ある日、赤ちゃんの成長具合を確かめるために病院を訪れたマロリーだったが、その帰り道で人々の暴動が発生。暴れ回る人、事故を起こす人、自ら車の前に身を投げる人、非日常的なその光景を目にしたマロリーはパニックに陥ってしまう…。

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 逃げ惑う人々の中で1人の女性がマロリーに手を差し伸べ、彼女にいわれるがまま民家に避難しようとした瞬間、助けてくれた女性が自らの意思で燃え盛る車に入っていってしまう。突然のことにさらに状況が読み込めないマロリーだったが、なんとか民家に逃げ込むことに成功するのだった。
 逃げ込んだ民家には見ず知らずの人々がいてさまざまな憶測と意見が飛び交う中、色々な人が外で何かを見た瞬間に突然奇妙な言葉や行動をとって死に至っていると判断した全員はひとまず家中の窓を塞ぐことに。外界を遮断することで何とか生き残ったマロリーたちだったが、深刻な食料不足を改善するために、車の機能を使用して目隠し同然の状態で一行はスーパーへ買い出しに向かう。

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 そこには腐らずにすんだ食料があり、無事持ち帰ることに成功した一同だったが、ほどなくしてマロリーに異変が。おなかを抱える彼女を襲った異変、それは赤ちゃんがこの世に生まれようとしていた証だった。なんとか男の子を産んだマロリーだったが彼を「ボーイ」と呼び、名前をつけないで育てることを決意。しかし、そんな幸せなひとときを壊す人物が現れてしまうのだった……。

【番外編】“それ”を見たら死亡、けれど見ないと生き残れない最悪の世界が舞台

BirdBox Unit 1 - サンドラ・ブロックが危険地帯で育児!『バード・ボックス』
『バード・ボックス』

【類似】映画『ハプニング』が好きな人は気に入ること間違いなしのゾクゾク感が魅力

 世界を襲う未曾有の事態、このワードだけでもヒットするのが2008年に公開された『ハプニング』。この作品は『シックス・センス』で知られるM・ナイト・シャマラン監督が制作したパニックスリラーで、少しコンセプトというか流れが似ています。
『バード・ボックス』では、“それ”を見たら死亡。
『ハプニング』では、外気に触れたら死亡。
という、2作品ともに超理不尽な世界観です(笑)。
しかも、その中で生き残るにはその環境下に踏み込んでいかないといけないという、最悪の矛盾が主人公たちを襲う点も似ています。
公開された年や設定は異なるお話ですが、筆者的には地域が違うだけで同じ世界線の話だったら…おなじユニバースだったらちょっと面白いなと思う2作品です。
 ちなみに、『ハプニング』では外気に触れたら死亡、ということで原因は植物の一種が発生させたものを人間が接種・接触してしまうと死んでしまう、として物語は終わりを迎えます(一応…)が『バード・ボックス』での死亡要因は不明なままです。
 物語の中ではそれぞれもしかしたら?というヒントになりそうな事象がありますが、それが自然的なものなのか、霊的なものなのか、それとも終焉のような神的な立場のものなのか、見る人によって感じ方が変わるので鑑賞する際は「なにが原因なのか」を究明する一人の主人公として見ると面白いです。

【レビュー】 パニックものとしてもホラーものとしても楽しめるNetflix映画『バード・ボックス』

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サンドラ・ブロックが演じた女性の大胆な決断がツライ……

 本作の見どころのひとつですが、ネタバレになってしまうので『バード・ボックス』主人公マロリーのすべての決断シーンは触れられないのですが、ひとつだけご紹介するとしたら「自身の子供に名前をつけない」という決断。
 ここだけ見ると名前くらいつけてあげないと可哀想…等あるかと思いますが、主人公の背景として初めは「子育てに前向きではなかった」という点とこの最悪の環境下での子育てがヒントかと思います。
 もちろん、子供を愛しているという描写もありますし、産んだ以上責任を持って子育てを始めるマロリーですが、明日には死んでしまうかもしれない、無事に育てきれないかもしれない、この不安な毎日で子供の将来以前に生き残れるのか、など考えつく理由はいっぱいあるかと思います。ここも視聴者によって意見が別れるところかと思いますが、筆者的にはこの決断は英断だったかなと思います。舞台となる世界だと信用できる人自体が残っているかも怪しい場所ですので…。

 さて、話が少しずれましたが目に見えない恐怖と人間の恐ろしさを描きつつ、母の強さと「希望」の素晴らしさを教えてくれる本作。まだ見ていなかった、最近Netflixを見るようになった、という方に是非オススメできる作品なので、ご覧いただけますと幸いです。

見たら死亡!緊張感MAXの世界でサンドラ・ブロックが育児&サバイバル

Netflix映画『バード・ボックス』

Netflixにて独占配信中

監督:スサンネ・ビア
出演:サンドラ・ブロック、トレヴァンテ・ローズ、ジョン・マルコヴィッチ、サラ・ポールソン ほか
脚本:エリック・ハイセラー

(情報は記事公開時点の内容です)

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