魚の味を知り尽くした白川の絶品手料理
お料理パートの収録は都内某所のキッチンスタジオで行われた。最小限のスタッフを前に、淡々と調理をこなしていく白川。しかしその間、他のメンバーは何をしていたかというと……?
酒井:ごめんよ。何台もカメラでしっかり撮ってるから、邪魔しちゃいけないと思って……。
白川:ひどいよなぁ! 本当は誰も僕の料理なんて興味ないんですよ。
後上:せっかく料理してるのに、うっかり写り込んだりしたら悪いからね。カメラや照明がなかったら、絶対かぶりつきで見てましたよ。
白川:嘘つけ! お前らずっと奥でスマホ見てたじゃないか!
……それはさておき、気になる料理の感想は?
白川:それではみんな、感想を言ってくれたまえ。はっはっは。
酒井:美味しかったです。とても繊細な……う〜ん、特になにがいちばん美味しかったというと、え〜……。
白川:覚えてないのかよ!
酒井:いやいや、タチウオの素材の味を感じることができる料理でしたよ。味が濃いとか、薄いとかじゃなくて、タチウオの味がね。
白川:なるほど。僕らは普段、味が濃くて、肉がドカンみたいな、いわゆる“男メシ”が多いんです。だから今回は、みんなに身体にやさしいものを食べてもらえたらいいなと思って。
後上:気遣い?
白川:うん。僕なりの気遣い(笑)。
後上:僕が今日、白川さんの料理を食べてみて上手だなぁ、と思ったのはお寿司かな。普段からよく作っていて、絶妙な力加減で握っているのが食べてみてよくわかった。
酒井:僕は関西の人間だからタチウオ自体には馴染みがあるんですけど、天ぷらや刺身で食べたのは今回が初めてでした。タチウオって姿形も含めてちょっと独特じゃないですか。でも、白川くんは魚のことをよく知っているから、捌き方もきれいだし、美味しく食べられるようにしてくれた。タチウオって、身も美味しいけど、皮の食感もすごく良かったね。
白川:魚って基本的に、皮と身の間に脂が乗っているんですよ。そこが美味しい。タチウオもバーナーで炙るとそこの脂がいい感じになって、食べた時に口のなかで美味しく混ざるんですよ。あの歯ごたえとか食感が大事なの。
酒井:ほら、彼は全部わかっているでしょう? 本当に美味しかったですよ。
白川:お魚って独特の臭みが苦手な人もいるから、美味しく食べてもらえるかなって少し心配でした。純烈のみなさんはあまり舌が敏感じゃなかったみたいで(笑)、ホッとしました。
純烈メンバーに直撃。2023年はこうしたい!
これまでに5回放送されている『純烈フィッシュ』。もちろん純烈ファンにとってはアウトドアを楽しむメンバーのやりとりが好評だが、普段から釣りビジョンを観ている釣り好きからの反応も気になるところ。
白川:ありがたいことに、クレームのようなものは特に来ていないそうです。
酒井:誰も観てないんじゃない?
白川:不安にさせるようなことを言うなよ!
後上:誰も観てなきゃ6回も続かないから大丈夫だって!(笑)
白川:そうですよね。以前に一度、ファンのみなさんと一緒に釣りをするイベントを開いたことがあるんですが、この番組でも釣りを通してお世話になっているみなさんに恩返しができたらいいですね。2023年も引き続き企画は続くそうなので、広くみなさんに愛される番組になっていけばいいなと思います。
最後に、各メンバーに2023年の抱負について伺ってみた。年明けからさっそく新体制として活動を開始する純烈と、新たな道を行く小田井の展望はいかに……!
酒井:新メンバー・岩永洋昭の育成。新しい純烈の基盤作りですね。
白川:『純烈フィッシュ』も純烈あってこそですから、引き続きグループの活動に全力投球します。
後上:今年で36歳になるんですが、お肌の曲がり角とか、体調面の変化に気をつけながら健康第一で過ごしていきたいです。
小田井:僕はそうだな……では、『純烈フィッシュ』に対抗して、新たな釣り番組の企画をしてみたいですね。
酒井:こら!!!
白川:その番組が始まったら絶対ゲストに呼んでくれよな!
それから約2カ月後の11月中旬、『第73回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表され、純烈も見事に内定。今回で5年連続の出場となり、小田井の純烈卒業は紅白のステージで飾られることとなった。『純烈フィッシュ』の放送は年が明けて1月8日。「お正月に家で観ながら、そこで初めて感傷に浸れるのかもしれない」と後上が言うように、4人で作った最後の思い出になったこの番組を、メンバーたちもきっとどこかで観ていることだろう。
プロフィール
元戦隊ヒーロー出身の俳優中心のムード歌謡コーラスグループ。現体制でのラストシングル「君を奪い去りたい」が好評発売中。
PHOTO:塚原孝顕 TEXT:真鍋新一
芸能界でも自他共に認める釣り好きのリードボーカル・白川裕二郎。これまではソロや他メンバーとの2人が多かったが、今回はついにメンバー全員との釣りが実現した。ターゲットは、鋭い歯を持ち“サーベルフィッシュ”の異名を持つ「タチウオ」を狙う。番組のラストでは、2022年をもって純烈を卒業する小田井へのセレモニーも。ステージでは絶対に見ることはできない、純烈メンバーの素顔を見逃すな!
2023年1月8日(日)後9.00~10.00
©釣りビジョン
(情報は公開時点のものです)