学年ビリだったギャルのサクセス・ストーリーを映画化した『映画 ビリギャル』

2013年に発行されたノンフィクション書籍を映画化した『映画 ビリギャル』。
もともとの書籍のタイトル「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」がすべてを物語っている、そのままのサクセス・ストーリーとなっている。

遊んでばかりの娘を見かねた母は塾に入れるが…

名古屋に住む女子高生のさやかは、全く勉強せずに毎日友人たちと遊んで暮らしていた。
今の状態では大学への内部進学すらままならないと案じた母は、さやかに塾に通うように言う。
彼女はメイクばっちりで金髪にピアス、ミニスカートという出で立ちで渋々入塾面接に行き、講師の坪田と出会い…。

有村架純が金髪で派手なビリギャルを好演

実在のギャルの実話に基づいて描かれた本作。
主人公であるギャルのさやかに扮するのは有村架純だ。
当初はミスキャストじゃないかとも言われたが、金髪の派手なギャルを見事に好演している。
原作者でもある塾講師を演じるのは伊藤淳史。
誠実な塾講師を爽やかに演じている。

ビリギャルの成長ぶりにスカッとする

聖徳太子もまともに読めないようなギャルが、どんどん吸収して問題が解けるようになっていくのは見ていてスカッとする。
根深い家族の問題は深掘りせずに、受験に対するサクセス・ストーリーの要素をメインに活写。
本番となる受験当日のシーンは他人事ながら、手に汗握ってハラハラしながら見守ってしまう。

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