Mcuraがおすすめする10月の公開映画をピックアップ!『燃えよ剣』『DUNE/デューン 砂の惑星』などの大作、コメディ作品の『ビルド・ア・ガール』『老後の資金がありません!』、AI×ミュージカルの新感覚アニメ『アイの歌声を聴かせて』、 3週間限定で上映されるドキュメンタリー『人と仕事』を紹介。
『燃えよ剣』10月15日公開
岡田准一が新選組の副長・土方歳三を熱演
原田眞人×岡田准一の豪華タッグが再び
『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』など日本の変革期を描く原田眞人が『関ヶ原』以来、岡田准一と再びタッグを組んだ歴史スペクタクル超大作。原作は原田監督が高校生の時に出会ったという司馬遼太郎の「燃えよ剣」。混乱の時代に現れた新選組(若者たち)の魂の叫び、土方歳三の筋の通った生き様を描き切る。意外にも映画初出演という尾上右近や、 “西郷どん”の印象も強い鈴木亮平が近藤勇を演じるなど、豪華キャストや配役にも注目だ。
『燃えよ剣』あらすじ
武州多摩で“バラガキ”と呼ばれていた土方歳三は、「武士になりたい」という熱い思いを胸に近藤勇、沖田総司らと共に京へ向かう。会津藩の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁した新選組を結成。土方は厳しい局中法度を定め、副長として類まれな手腕で組織を統率した。ある日傷を負った土方はお雪に介抱され、2人は惹かれあっていくが、薩長同盟の成立で時流は一気に討幕へと傾いていく。
『燃えよ剣』10月15日(金)全国ロードショー
監督・脚本:原田眞人
原作:司馬遼太郎「燃えよ剣」
出演:岡田准一/柴咲コウ/鈴木亮平/山田涼介/尾上右近/山田裕貴 ほか
製作プロダクション:東宝映画
配給:東宝 アスミック・エース
『DUNE/デューン 砂の惑星』10月15日公開
惑星を超える宇宙戦争へダイブせよ!
2021年最⼤のSF超⼤作がいよいよ⽇本公開!
“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデスが“砂の惑星デューン”への移住したことで勃発した、アトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な宇宙戦争を描く。デビッド・リンチ監督による『砂の惑星』(1985年)のリメイクとなる『DUNE/デューン 砂の惑星』のメガホンを取ったのは、“異次元の天才”と名高いドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。『メッセージ』『ブレードランナー2049』などに続いて、SFファンの期待を裏切らない未来型シネマ・エクスペリエンスに作り上げた。また本作はIMAX®/4D/Dolby Cinema™での上映も決定している。ぜひ劇場での映画体験を楽しんでほしい。
『DUNE/デューン 砂の惑星』あらすじ
全宇宙から命を狙われるたった1人の青年、ポール・アトレイデス。彼には“未来が視える”能力があった。宇宙帝国の皇帝からの命令で⼀族と共に、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる、過酷な<砂の惑星デューン>へと移住するが、実はそれはワナだった! アトレイデス家と宇宙⽀配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。父を殺され、巨大なサンドワームが襲い来るその星で、ポールは全宇宙のために立ち上がるのだが…。
『DUNE/デューン 砂の惑星』10月15日(金)全国公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:フランク・ハーバート「デューン/砂の惑星」
出演:ティモシー・シャラメ/レベッカ・ファーガソン/オスカー・アイザック/ジョシュ・ブローリン ほか
声:入野自由/皆川純子/森川智之/安元洋貴/内田真礼/勝部演之/大塚芳忠ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
『ビルド・ア・ガール』10月22日公開
辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”爆誕!
ビーニー・フェルドスタインから目が離せない
主人公のジョアンナを演じたのは『レディ・バード』『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で頭角を現したビーニー・フェルドスタイン。28歳のビーニーは、自らの力で未来を切り開く16歳の高校生・ジョアンナを熱演している。役と本人の年齢差を感じさせないほどのハマり役で、がむしゃらに突き進むジョアンナのエネルギッシュさが心地よい。監督のコーキー・ギェドロイはビーニー・フェルドスタインしかいないと彼女をキャスティングしたそうだ。
原作はキャトリン・モランの「How to Build a Girl」半自伝的小説。思春期らしい好奇心旺盛な女の子が成功したり失敗したりしながら自分の道を突き進む姿に、きっと共感できるはず。
『ビルド・ア・ガール』あらすじ
1993年、イギリス郊外に家族7人で暮らすジョアンナは、底なしの想像力と文才に長けた16歳の高校生。だが学校では冴えない子扱い。そんな悶々とした日々を変えたい彼女は、大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募。単身で大都会ロンドンへ乗り込み、仕事を手に入れることに成功する。だが取材で出会ったロック・スターのジョンに夢中になってしまい、冷静な記事を書けずに大失敗。 編集部のアドバイスにより“嫌われ者”の辛口批評家として再び音楽業界に返り咲くジョアンナ。過激な毒舌記事を書きまくる“ドリー・ワイルド”へと変身した彼女の人気が爆発するが、徐々に自分の心を見失っていき……。
『ビルド・ア・ガール』10/22(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督:コーキー・ギェドロイツ
脚本・原作:キャトリン・モラン「How to Build a Girl」
出演:ビーニー・フェルドスタイン/パディ・コンシダイン/サラ・ソルマーニ/アルフィー・アレン ほか
配給:ポニーキャニオン、フラッグ
※R-15
『老後の資金がありません!』10月30日公開
天海祐希が普通の主婦をコミカルに!
人生100年時代、老後資金は2000万円!?
老後に必要な資金は2000万円とも言われる今、必要とされる備えとは? コメディエンヌ・天海祐希が次々に襲い掛かるお金の災難に立ち向かうコメディ作品。ちょい役に豪華俳優や人気タレントをキャスティングするなど、エンターテインメント作品として楽しめる。原作は現実的なお金の問題をユーモラスに描いた垣谷美雨の「老後の資金がありません」。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が務めた。本作の公開日の前日、10月29日に公開される『そして、バトンは渡された』でもメガホンを取るなど、いま勢いのある映画監督だ。
『老後資金がありません!』あらすじ
主婦・後藤篤子(天海祐希)は悩んでいた。家計は妻に任せきりの夫・章(松重豊)の給料と篤子がパートで稼いだお金をやりくりして、娘(新川優愛)と息子(瀬戸利樹)を育て上げた。節約をモットーに、老後の資金をコツコツ貯めてきたはずなのに…親の葬式に330万、子供の派手婚に300万!そんな中、夫が失職!と次々とお金の災難が襲い掛かる!なんとかしてやりくりするものの篤子の努力はむなしく出費はかさむばかり。いよいよ姑・芳乃(草笛光子)への仕送りさえ捻出できなくなった篤子は、義理の妹夫婦との話し合いの席で、芳乃を引き取ると口走ってしまう。しかし、元・老舗和菓子屋女将は、超がつくほどの浪費家だった…!貯金0円が目の前に迫る!
『老後の資金がありません!』10月30日(土)全国公開
監督:前田哲
原作:垣谷美雨「老後の資金がありません」
脚本:斉藤ひろし
出演:天海祐希/松重豊/新川優愛、瀬戸利樹/草笛光子 ほか
配給:東映
『アイの歌声を聴かせて』10月29日公開
土屋太鳳が演じるAIの透き通る歌声
AIと人間が共存する近未来×ミュージカル
原作・監督・脚本は吉浦康裕。本作は完全オリジナル脚本で、吉浦監督が得意とするAIとミュージカルが融合した新感覚のアニメ映画だ。AIのシオンに突飛な性格を与えようと考え、「場所を選ばず突然歌い出す」というアイディアが浮かんだそう。
AIのシオンの声を担当したのは国民的若手女優の土屋太鳳。AIらしい喋りは、給湯器の“お風呂が沸きました”の声などを参考にして練習したという。歌唱シーンでは、曲の個性に合わせて歌い方の個性を変えてほしいという監督の要望に見事に応えてみせた。家族で観ても楽しめる爽やかなミュージカルアニメ作品だ。
『アイの歌声を聴かせて』 あらすじ
景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv 土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった! シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv 福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv 工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv 興津和幸)、気の強いアヤ(cv 小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv 日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!
『アイの歌声を聴かせて』10月29日(金) 全国ロードショー
原作・監督・脚本:吉浦康裕
声:土屋太鳳/福原 遥/工藤阿須加/興津和幸/小松未可子/日野 聡/大原さやか ほか
配給:松竹
『人と仕事』10月8日公開
有村架純×志尊淳のドキュメンタリー
コロナで劇映画の制作が中止から一転、ドキュメンタリーを制作
有村架純、志尊淳が出演する劇映画『保育士T』を制作予定だったが、緊急事態宣言で保育園の撮影協力が得られず制作は頓挫してしまった。しかし、コロナで混とんとしている現状をドキュメンタリーにしたほうが面白いのではないかとの河村エグゼクティブプロデューサーの提案により、一転してドキュメンタリーの企画が始動した。本作では、保育士、ホスト、風俗嬢、児童相談所の職員、農家など様々なエッセンシャルワーカーたちに有村と志尊がインタビューを行う。働くということを考え、自分自身を見つめ直すきっかけになるようなドキュメンタリーだ。
『人と仕事』あらすじ
2人の“俳優”が、役ではなく、そのままの“自分”としてスクリーンに登場。有村架純と志尊淳が、保育士や農家などといった職業に就く人々を訪ね、体験し、演技ではない、ありのままの言葉や表情で、職場が直面する数々の問題に触れ、現代社会の陰影を浮き彫りにする。そして、「リモートでは出来ない、そこにいなければできない仕事」の価値を再認識していく有村と志尊は、そんな「エッセンシャルワーカー」達の姿を、次第に自分自身の仕事-俳優業-と重ねていく。様々な人と仕事への眼差しがもたらす2人の変化。「人にとって、仕事とは?」果たして2人が見つけた答えとは―。
『人と仕事』10月8日(金)公開 ※全国3週間限定劇場上映
監督:森ガキ侑大
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
出演:有村架純/志尊淳
配給:スターサンズ/KADOKAWA