映画『フェアウェル』実話から生まれた感動の人間ドラマ
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映画『フェアウェル』は、余命3ヶ月の祖母のために親戚が集まり嘘の結婚式をでっちあげるという家族の物語。監督は中国生まれアメリカ育ちのルル・ワン。わずか4館での公開から大ヒット作となり、オークワフィナはゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。

実際の「嘘」に基づくユニークで心温まる感動作

監督・脚本は中国出身の女性監督ルル・ワン

がんと診断された余命3ヶ月の祖母のために、架空の結婚式をでっち上げ、遠く離れていた親族が久しぶりに祖母の家に戻ってくる。
映画『フェアウェル』は、孫娘ビリーを中心に、祖母にがんの告知をするべきかどうかで揺れる家族の姿を描いたユニークで心温まる感動の人間ドラマだ。
中国・北京で生まれ、マイアミで育ったルル・ワン監督自身の体験を基に紡がれ、がんの告知をめぐる東洋と西洋の文化や価値観の違いにも触れながら、家族の愛と絆を描き出している。
タイトルに冠した“フェアウェル(farewell)”とは「さようなら」の意味。
愛する祖母と数日間の濃密な時を過ごした彼らが、最後に選んだ答えを見届けて欲しい。

映画『フェアウェル』のあらすじ

ニューヨークで暮らすビリーは大好きな祖母の余命を知り…

アメリカ・ニューヨーク。
一人暮らしをしているビリーと彼女の家族は、余命3ヶ月の祖母ナイナイに会うため、25年ぶりに中国に帰郷する。
がんを患っていることをナイナイに気づかせないよう、“ビリーのいとこであるハオハオと交際3ヶ月の日本人女性アイコの結婚式のための帰郷”という建前で集まった親戚たちは、大好きなナイナイとひと時の楽しい時間を過ごす。
しかし、ナイナイに残り少ない時間を有意義に過ごしてもらいたいビリーは、真実を伝えることを主張。
そんなビリーに父親や親族たち、診察にあたった医師までも、中国では治る見込みのない患者にはがんなどの告知をしないと話すのだった。

主人公ビリーを好演したオークワフィナ

世界が注目する「A24」が配給

映画『フェアウェル』で、中国にルーツを持ちながらも言語・考え方共に西洋的な感覚を持つ主人公ビリーを演じたのは、『オーシャンズ8』(2018年)、『クレイジー・リッチ!』(2018年)のオークワフィナ。
本作の演技が高く評価され、第77回ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)でアジア系女優として史上初の主演女優賞を受賞した。
本作は、メインの舞台設定を中国におきながら、アメリカを拠点に活動するワン監督のメガホンのもと、アメリカ映画として製作。
『ルーム』(2015年)、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017年)、『ミッドサマー』(2019年)などで知られる映画配給&製作会社「A24」が配給を担った。

スターチャンネル1

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