K-ゾンビが高速列車を埋め尽くす!ヨン・サンホ監督の実写デビュー作『新感染 ファイナル・エクスプレス』
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世界の度肝を抜いたヨン・サンホ監督の『新感染 ファイナル・エクスプレス』。2016年のカンヌ国際映画祭、ワールドプレミアでは驚愕と絶賛の嵐を巻き起こした。あれから4年、2021年1月にはさらにスケールアップした『新感染半島 ファイナル・ステージ』が公開される。ここではあらためて『新感染 ファイナル・エクスプレス』の魅力を紐解いていく。

感染爆発!時速300kmのノンストップ・サバイバル!!

韓国で謎の伝染病が発生し、たちまち全国各地へ蔓延してしまう。その頃、仕事で多忙な証券会社ファンドマネージャーのソグは、娘スアンを別居中の妻に会わせるため、ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXに乗車する。列車には他にも、高校野球部のエースと恋人、粗暴な大男と妊娠中の妻、性格が正反対の老姉妹ら様々な乗客が乗り合わせていた。その中に感染者が紛れ込んでいたことから、車内に感染者が次々と増殖していく。

世界が注目するヨン・サンホ監督とは?

2011年、長編デビュー作『豚の王』が韓国のアニメーション映画としては初めて、カンヌ国際映画祭に招待され、監督週間部門に出品される。2013年には長編アニメーション『我は神なり』を発表し、第34回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭アニメーション部門で最優秀作品賞を受賞。そして2016年、初の実写映画となった『新感染 ファイナル・エクスプレス』を発表。カンヌ国際映画祭で喝さいを浴び、数々の映画賞を受賞。同作は韓国では1100万人以上の観客動員を記録し大ヒットとなる。
2021年1月には『新感染 ファイナル・エクスプレス』から4年後を描く、『新感染半島 ファイナル・ステージ』が公開予定。エンタメ大国、韓国において最も注目の監督のひとりがヨン・サンホだ。

K-ゾンビがこれまでのゾンビものの定石を覆す!

ひとりの感染者=ゾンビが発車寸前の高速鉄道KTXに乗車したことで、瞬く間に感染が爆発していくパニック・スリラーの本作。ゾンビものにありがちな人の心を持った状態からゾンビに変化していくスローな感染ではないところが、これまでのゾンビものと一線を画す。そう、感染すれば即ゾンビなのだ。また病原体の潜伏期間は異常に短い、そして異常に早いのがゾンビの動くスピード。 体が引きちぎれようが全速力で人々に迫りくる。数々のゾンビものの真逆をいく最強K-ゾンビが、あらたなゾンビものの時代を切り開く。

放送情報

ザ・シネマ

新感染 ファイナル・エクスプレス
 [字幕]2021年1月1日(金)23:00~25:15
 [字幕]2021年1月16日(土)21:00~23:15
 [吹替]2021年1月22日(金)12:30~14:45
 [字幕]2021年1月22日(金)21:00~23:15

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