「マトリックス」シリーズの3部作が完結してから、かなりの時が立ちましたが、この日が来ることを筆者は信じていました!預言者の「また会える」の言葉を思い出しながら、今回はシリーズの流れや予備知識を踏まえつつ見どころをご紹介♪ページの最後にはプレゼントの情報も。
予告編からヤバい!シリーズへのオマージュが随所にちりばめれた『マトリックス レザレクションズ』
【あらすじ】目に見えるものは真実の世界?それとも……
現状明かされている大まかなあらすじは…
「⽬に⾒えるものが真実とは限らない。あなたが疑ったこともないこの[世界]は、本当に[現実]なのか?未来を選ぶとき、あなたの世界は⼀変する。何を信じるべきか、⾃分の⽬で⾒極めろ。」。
というもの。一旦、予告編を挟みますので未見の方はぜひチェックしてみてください。
さて、いかがでしょう?シリーズファンの筆者はこの予告編だけで感動&ドキドキしました(笑)。というのも、シリーズ作品を連想させるシーンがちょくちょく散りばめれていて、オマージュというかシリーズへの愛を感じたからです。シリーズ作品の詳細については後でご紹介しますが、アンダーソン君=ネオ(キアヌ・リーブス)が初めて“マトリックス”の世界を認識し始めたころの『マトリックス』と似ているけれど時代背景は違う。そして、キアヌ・リーブス演じる主人公が以前より歳を重ねている点にも、嬉しいような切ないような言いようのない感情になりました。
そして予告編最後の「長い年月の果てに 始まりに戻ったのさ “マトリックス”にね」このセリフ、いろいろとヤバすぎますね(シリーズ作への伏線回収とかありそうです)。「マトリックス」は映像表現が素晴らしいシリーズ作品なので、『マトリックス レザレクションズ』で描かれる新章の幕開けは、ぜひ映画館で観ることをおすすめします!
シリーズおさらい!「マトリックス」シリーズ3部作では
【振り返り】忙しい人のためにざっくり解説
『マトリックス』では……
表の顔はプログラマーとして働くトーマス・A・アンダーソン、裏の顔はハッカーとして活動する通称“ネオ”(キアヌ・リーブス)が、本当の“現実”を知るところから物語はスタート。それは人類の大半が機械の電池の代わりとして生きていて、今まで現実だと思っていた空間は機械が見せていた空想の世界だということだった。その現実を変えることができるのは、預言によれば救世主=ネオのたった一人だけ。新しい仲間に助けられ、時に裏切られながらも救世主の道を歩み始めたネオだったが…。
『マトリックス リローデッド』では……
救世主の力に目覚めたネオは、仲間のトリニティー(キャリー=アン・モス)やモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)とともに機械の目をかいくぐって人類の解放を続けていた。そんなある日、人類最後の拠点ザイオンが機械側に見つかってしまう。何とかしてザイオンを、人類を、救うためにあの手この手で手段を探すネオ。しかし、ザイオンへ侵攻する機械の軍団はすぐそこにまで迫っていた。
『マトリックス レボリューションズ』では……
人類の存亡をかけた戦いがついに開幕。しかし、とある真実を知ってしまったネオは、トリニティーとともにマシン・シティーへ救世主としての役目を果たしに向かう。一方、モーフィアスはナイオビ(ジェイダ・ピンケット・スミス)や仲間たちとともに、窮地に陥ったザイオンを救うためにイチかバチかの賭けに出る…。勝つのは人類か、それとも機械か、人類の運命はネオの手にゆだねられたのだった……。
色々と進化した2021年に見ても、心から楽しめる!それが「マトリックス」シリーズ
11月17日(水)より「マトリックス トリロジー <4K ULTRA HD & デジタル・リマスター ブルーレイ>(9枚組)」が発売中!HD画質でも十二分に楽しめる本シリーズですが、4Kで出てるんですって。機会があえばぜひぜひ見たいところ…。
© 1999, 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 1999, 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
【予備知識】「マトリックス」の世界観や、気になったワンシーンをご紹介(※シリーズネタバレ注意)
“人間から電気を搾取”のインパクト強すぎ!予告編でも出てたけど…
「マトリックス」の外の世界(現実の世界)、それは進みすぎたテクノロジーによって人類の大半が滅び、機械が主導権を握る世界。人間は機械が主導権を握った際に、テクノロジーを駆使して空を暗黒に変えた。その理由は、当時の機械の大半が太陽電池で動いていたから。しかし、人間の発する生体エネルギーが電気の代わりとなると機械サイドは気付き、人間を生体電気として利用することに。シリーズ中のモーフィアスいわく、それは恐ろしいほどに効率的だとか。生きた人間には空想世界“マトリックス”を見せることで起きないようにし、その間に生体エネルギーを電池として回収、そして死んでしまった人間は溶かして生きた人間の養分として使用するほどに無駄がない。そんな生体電気を利用した“人間電池”として囚われている人類の解放をしているのが、ザイオン(人類の最後の拠点)に住む人々や、ネオやモーフィアス、トリニティーたち。
なので、生きるために電気が欲しい機械側からすると、人類を解放されすぎると自分たちの生存にまわす電気がなくなるため、死に物狂いでザイオンに住む人間たちを殺そうとしている。というのが、「マトリックス」の外での人類の状況です。ただし、この状況も『マトリックス リローデッド』で少し変わってきて、1作目で倒されはずのエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)の相手を乗っ取る能力の影響は、人類の脅威+機械への脅威、にもなっていくので、ここのやりとりは要チェック部分です(のちに『マトリックス レボリューションズ』でネオとスミスが戦う理由の一つになります)。
ワンシーンごとの面白ポイント&豆知識をご紹介
『マトリックス』より 観る人に問いかけてくる面白さ! もしかしたら今いる世界は…
『マトリックス』で登場したマウスのセリフ「機械がなんで味がわかるんだ?きっと間違っている。チキンだってそう。カエルや蛇を食っても同じ味がするのさ」。このセリフ、昔見ていた時は何とも思いませんでしたが、見返してびっくり。マトリックスの世界ではなんで味がわかるのか。機械が設定しているとしても、味覚がない機械がどうやって味を再現しているのか。だからこそ、いろいろな食べ物でチキンの味が似ているのは、設定上同じ味にしているから、同じように感じる。という意味でした。マウス、結構いいキャラでしたが早々に退場してしまうのが辛いところ。
『マトリックス リローデッド』より メロビンジアンの館でパーセフォニーがした銀の銃弾の話
以前発売された「マトリックス」のゲームをやっていると分かりますが、実はメロビンジアンの手下は“吸血鬼”のようなプログラムたち。映画版では詳細は出ていないですが、パーセフォニーが手下を撃ち殺すときに流れているテレビに注目するとテレビで流れているのは吸血鬼モノだったりします。その後、銀の銃弾の話をして、撃ち殺してしまうという流れですね。ただ、プログラムなので銀の銃弾で本当に死んでしまっているかは微妙なところ。ゲームでは木の杭を刺したりしましたし。ちなみに、ゲーム版「マトリックス」はシリーズでも人気を誇るナイオビとゴーストが主人公で、『マトリックス リローデッド』のカーチェイスを楽しめたり、『マトリックス レボリューションズ』につながるワンシーンを実際に操作できたりとクオリティ面でも文句ナシなので、興味がある方は機会がありましたらぜひ遊んでみてください。
『マトリックス レボリューションズ』より 預言者はどこまで見えていたのか?
物語の中でも助言はしてくれるものの、いまいち味方とは言い切れない?ような立ち位置の預言者。ただ、ネオたちが知らないところで選択の代償を払っていたり、メロビンジアンに狙われていたり、スミスに乗っ取られてしまったり、と結構かわいそうな立場なので、疑うのも悪い気がしますが。歴代の救世主たちの行く末をコントロールしていたのも彼女かと思うので、なぜ、ネオのタイミングで今回の流れになったのかはいまだ謎のままです。ただ、『マトリックス レボリューションズ』の最後でサティーが預言者に聞いた言葉「またいつかネオに会える?」、の返しとして「会えるかも いつかね」という、預言は今回の最新作の公開で実現したので、さすが預言者!といったところ。『マトリックス レザレクションズ』では、ぜひ『マトリックス レボリューションズ』のその後の話に触れつつ、預言者などの既存キャラクターたちについても描かれるとファン的にも作品的にもありがたいですね。
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【真実を知る覚悟はいいか?】オリジナルピンバッジセットを抽選で2名様に!(〆切:12月17日)
12月17日(金)より全国公開!
12月17日(金)全国公開
【配給】ワーナー・ブラザース映画
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス ほか
原題:『THE MATRIX RESURRECTIONS』
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(情報は記事公開時点の内容です)