こんにちは&こんばんは。今回ご紹介する作品は、不思議な感覚と恐怖の中で見え隠れする闇が印象的なスリラー『ダニエル』です。物語のキーパーソンを演じている2人の若手イケメン俳優の凄さもさることながら、筆者的には製作を手掛けたイライジャ・ウッドにビックリ。「フロド様」に懐かしさを感じつつ、本作の狂気に満ちた見どころを紐解いていきます。
【レビュー】スリラー苦手な人でも意外に見れるかも？筆者的には飛び込んで欲しい作品
本作をざっくり説明すると、空想の友達がいる主人公ルークの心の葛藤を描いた物語です。ところどころ怖いシーンはありますが、その描写の中で描かれる主人公の思考と不思議な世界の映像表現は見ごたえがあり、「ファイトクラブ」や「サスペリア」に近い要素を感じます。恐怖のレベルで言えば、本作のレイティングはR15+なので人によっては身構える方もいるかと思いますが、この手の作品の中では本作の表現はグロすぎないですし丁度いいです。（筆者の初めての15禁映画は首を切ったり、虫が体内から出てきたりする作品だったのでそれに比べると超見やすい☆ですが、怖くないとは言わないです＾＾） さて、あまりストーリーに触れすぎるとネタバレしちゃいそうなので、次の項目ではキャストに触れていきます。
物語のキーパーソンを演じる若手イケメン俳優たち
主人公ルーク（マイルズ・ロビンス）
とある出来事をきっかけに空想の友達ダニエルが見えるようになってしまうルーク。そんな彼を演じるのはティム・ロビンスとスーザン・サランドンの息子、マイルズ・ロビンス。誰にも心を打ち明けないルークの、静かで落ち着いた雰囲気をこれでもかってほど表現する彼の演技力に驚きました。ルークが挑む心の葛藤と、ダニエルという存在の大きさ。ストーリー展開にあわせて少しづつ変わる彼の表情を、是非マイルズ・ロビンスの演技力とあわせてお楽しみください。
空想の友達ダニエル（パトリック・シュワルツェネッガー）
カンの良い人はお気づきかと思いますが、彼はシュワちゃんでお馴染みのアーノルド・シュワルツェネッガーの息子。綺麗な顔立ちに見覚えがあるのも当然ですね。しかーし！筆者のこの俳優さんのイメージは「ミッドナイト・サン ～タイヨウのうた～」での優しい好青年。本作で演じているダニエルも時々は好青年？ですが、1分後どうなってるかは分からない不思議なキャラクターです。嬉しいような怖いような…。
演じる役によって印象がまったく変わるのが俳優の凄いところだと思いますが、前述したマイルズ・ロビンスと同様に、今後の活躍に期待が集まる若手俳優の共演もとい“競演”は見ものです。
多方面で活躍するフロド様！製作イライジャ・ウッドについて
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで主人公のフロドを演じていた俳優、それがイライジャ・ウッド！（すみません。熱が入りました。）今では俳優業以外にも制作会社を立ち上げたり、映画作品を作ったり。姿を見なくなって寂しいなと思えば「ゾンビスクール！」で製作&出演してたりと、話題には事欠きません。そんな彼が本作で製作に名を連ねていることにビックリ！ もう、作品をチェックするしかありませんでした…。いつの日か、どんな感じで作品に関わっているのか、裏側を直接聞いてみたいですね(‘◇’)。
怖いもの見たさで見るのもアリ！青年が抱える“闇”とは…
【STORY】母親と父親の喧嘩中に、何気なく外へ出てみたルーク。しかし、幼い彼がふらふらと行きついた先は、とある凄惨な事件現場だった…。ルークは、その日を境に見えるようになった空想の友達ダニエルとすぐに意気投合。一緒に色々な遊びをして時を過ごした2人だったが、ある日「ヒーローになれる薬だよ」と言われてルークは母親にクスリを盛ってしまう。苦しむ母親の姿を見たルークは反省し、ダニエルの存在を説明する。その後、ルークは母親とともに“危険な友達”のダニエルを小さなお城に封印することに…。それから時は流れ、すっかりルークは大きくなったが、友人は出来ず、心を閉ざしていた彼の唯一の支えは母親のみ。しかし、母親の病気が進みにつれて気が滅入ってしまったルークは、かつての友達ダニエルを封印から解いてしまうのだった…。
■2021年2月5日（金）より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャイン（池袋）ほか全国公開！
■配給：フラッグ
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（情報は記事公開時点の内容です）
