巨匠スピルバーグ監督が世界中を涙させたSFファンタジーの名作!
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スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ウエスト・サイド・ストーリー』が2020年12月にいよいよ公開。これまで数々のヒット作を世に送りだしてきたスティーヴン・スピルバーグだが、80年代のメガヒットといえば『E.T.』をまっさきに思い浮かべる人が多いだろう。当時の日本向けのコピーは「アメリカでは2人に1人が観ている」というもの。そのコピーどおりアメリカでは当時の映画史上最大の興行収入を記録した。

イントロデュース&ストーリー

巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、宇宙人と少年の交流を暖かく描き、世界中を涙の渦に巻き込んだSFファンタジーの名作『E.T.』。『ジョーズ』の音楽を手掛けた名作曲家ジョン・ウィリアムズの音楽が物語に色を添える。
夜の静かな森に降り立った宇宙船。地球の植物を採取していた宇宙人たちは、人間の集団が近づいてきたため危険を感じ飛び去ってしまう。このとき取り残された小さな宇宙人1人は、森の近くにある家の裏庭で10歳の少年エリオットと出会い、彼の部屋にかくまわれることになる。ETと名付けられたこの宇宙人とエリオットは、徐々に友情を育んでいく。しかしそれもつかの間、ETの存在を知る人間の集団が迫ってきたのだった…。

大人には彼が見えないんだ。子供だけに見える。

大人になって観返すとつっこみどころもあるものの、全編にわたって子供たちの目線で描かれているのがよくわかる。
子供たちにとって大切なものこそ、本来は大人たちが子供たちにあたえるべきものではないだろうか。それは高水準の教育でもないし、プール付きの豪邸に住むことでもなかった。大人たちにとっては、かつて子供だったころを思い出させてくれる『E.T.』。劇中にちりばめられた心に刺さる金言をぜひ今こそ心に刻んでほしい。家族がいれば、ぜひ家族といっしょに観ることをおすすめしたい。

あの子供たちのその後とは…?

主人公エリオット役のヘンリー・トーマスは出演時は11歳。オーディションではスタッフを泣かせる名演を披露した逸話を持つ。『E.T.』以降は、コンスタントに映画出演し、『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』や最近では『ドクター・スリープ』にも出演。
兄マイケル役のロバート・マクノートンはその後いくつかの映画、ドラマで活躍。いったんは俳優業を引退するも、2013年に復帰を果たしている。
妹ガーティ役のドリュー・バリモアは、お騒がせセレブとして知られることになるが、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『ラブソングができるまで』など多くの代表作を持つトップ女優に。また映画製作でも才能を高く評価され今に至っている。

ザ・シネマ

E.T.
 11月3日 11時30分~13時45分(字幕)

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