ワム!の名曲「ラスト・クリスマス」の歌詞にインスパイアされて生まれた映画『ラスト・クリスマス(2019)』。『クルエラ』のエマ・トンプソンが製作・原案・脚本・出演を兼任したロマンティック・コメディだ。
作品を彩るワム!を含めたジョージ・マイケルの名曲たち
「恋のかけひき」「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」
イギリスが誇る人気ポップデュオ・ワム!の名曲「ラスト・クリスマス」に乗せてつむがれる本作では、ワム!を含めたジョージ・マイケルの手掛けた名曲が劇中歌として数多く使用されている。
様々な問題を抱え、乱れがちな生活を送っているが、謎の青年トムと出会うことで新たな一歩を踏み出すヒントをもらう主人公のケイト。
そんなケイトとトムの二人が、クリスマスシーズンのロンドンを舞台に過ごす心弾むひとときを「恋のかけひき」や「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」、「フェイス」が彩り、彼女たちの恋を盛り上げている。
映画『ラスト・クリスマス(2019)』のあらすじ
偶然出会った青年に惹かれつつも、やがて彼の真実を知り…。
ロンドンのとあるクリスマスショップで働く歌手志望のケイトは、仕事に身が入らず失敗ばかり。
過干渉の母親に辟易して友達の家を転々としていた彼女は、勤務中に店の外でしきりに上を見ていた青年と不思議な出会いをする。
後日、オーディションや仕事、プライベートと全てにわたり上手くいかず、落ち込んでいた彼女は道端で青年と偶然に再会。
トムと名乗るその青年は、元気を失くした彼女を散歩に誘いだす。
さりげない優しさで癒してくれる彼に、次第に惹かれていくケイト。
しかし、肝心なことについては語らないトムへの謎は深まり、2人の距離がいっこうに縮まらないことにもどかしさを感じていたケイトは、ほどなくトムの真実を知ることになり…。
映画『ラスト・クリスマス(2019)』におけるエマ・トンプソンの役割
企画、製作、原案、脚本、出演を担当
この映画は、エマ・トンプソンがジョージ・マイケルに「ラスト・クリスマス」を基に映画を製作する許可を求めたところから本格的にスタートした。
ケイトとトムの恋愛模様を描くとともに、ジェンダー問題や人種差別、移民、貧困などの社会的問題も浮き彫りにする本作の脚本を、『いつか晴れた日に』(1996年)でアカデミー賞脚色賞の受賞経験もあるトンプソンが担当。
製作・原案も兼任したほか、主人公ケイトの心配性の母親役も演じている。
監督は『ゴーストバスターズ』(2016年)のポール・フィーグ。
主人公のケイトを『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)のエミリア・クラーク、トムには『クレイジー・リッチ!』(2018年)のヘンリー・ゴールディングが扮した。
放送情報
[字]2021年9月18日(土)21:00~23:00
[字]2021年9月21日(火)14:00~16:00
[字]2021年9月29日(水)9:00~11:00
[吹]2021年9月19日(日)21:00~22:50
[吹]2021年9月23日(木)13:10~15:00
[吹]2021年9月27日(月)18:30~20:20