ショウとしても楽しめるミュージカル映画『ザ・プロム』

サスペンスやアクションよりもドラマが見たい。
でも、ショウとしても楽しめるものがいい。
そんなわがままな気分のときはミュージカル映画を見てはいかがだろう?
『ザ・プロム』はLGBTQのシリアスなテーマを扱いながら、華やかなミュージカルシーンの見せ場もあるエンターテイメント作品だ。

あらすじ

落ち目の舞台俳優が田舎町に乗り込み…

人気の高かった舞台俳優のディーディーとバリーはいまや落ち目。
新作ミュージカルが大コケして窮地に立たされている。
一方、インディアナ州の田舎町で暮らす女子高生のエマは同性のパートナーであるアリッサと卒業パーティのプロムに参加しようとするが、反対にあってしまう。
そのことを知ったディーディーたちは、自分たちのイメージ戦略に使おうと、彼女たちの住む田舎町へと乗り込んでいくのだった。

メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン共演

メリル・ストリープ主演によるNetflixオリジナルのミュージカル映画。
社会現象まで巻き起こしたTVドラマシリーズ『glee』のライアン・マーフィが監督を務めているのも話題となった。
共演は『ムーラン・ルージュ』などのニコール・キッドマン、コメディアンのジェームズ・コーデンら。

10年経っても変わらないプロムとストリープ

昔からアメリカ映画でちょくちょく見かける高校卒業パーティのプロム。
このプロムを経験することがなかったというだけでも、アメリカで高校生活を送る人生でなくて良かったと筆者は思ってしまう。
リア充がパーティに浮かれている一方で、陰キャが辛酸を舐める図は見ていていたたまれない。
このイメージは何十年経ってもかわらないことに驚かされる。
もうひとつ変わらないことで驚かされるのがメリル・ストリープの現役感!
ミュージカルシーンは堂々たるものだし、彼女の恋愛要素も盛り込まれていて感心させられてしまった。

あなたにオススメ