女優の趣里を主演に迎えて、井上ハヤオキの人気コミックをドラマ化した『サワコ〜それは、果てなき復讐』が、2022年10月よりBS-TBSで放送スタートする。主人公のサワコが元同僚マチカの人間関係を破壊していく、愛と復讐に彩られたラブホラーサスペンスだ。 闇に包まれた過去の事件や登場人物たちの複雑な心理など、スリリングでゾッとする展開が見どころとなっている。
『サワコ〜それは、果てなき復讐』あらすじ
音川マチカ(深川麻衣)は、将来を約束した恋人・八田雪斗(小関裕太)を亡くし、途方に暮れていた。
そんな彼女の前に、雪斗の元恋人である深井サワコ(趣里)が現れ、ひょんなことからマチカとサワコが同居することになる。
マチカの家族は明るくて気がきくサワコを歓迎するが、サワコが時折見せる妖艶さや狂気が、まるで毒のようにマチカの家族や周囲へと広がっていく…。
サワコの妖艶さに惹かれるマチカの弟・音川健介(曽田陵介)、マチカへ近づく刑事の大津慎司(庄司浩平)、健介が通う美術学校の同級生・五十嵐ノノ(平井亜門)、マチカを疑う記者の槇原一臣(田邊和也)と言った面々にも、サワコの狂気が静かに忍び寄る。
サワコはなぜ、マチカの周囲の人たちを次々と標的にするのか? 恋人・八田雪斗を奪われた復讐か、それとも別の目的が…?
エスカレートしていくサワコの狂気の裏には、女同士の「復讐心」「嫉妬心」「支配欲」など、身の毛もよだつスリリングな展開が隠されているのだった…。
ハードなドラマに臨む若手キャスト渾身の演技に注目
主演の趣里が新境地の役どころに挑む!
主人公の深井サワコを演じるのは、唯一無二の存在感で数々の作品に爪痕を残す女優・趣里。
サワコは一見地味で控えめだが、マチカの周囲の人間を術中にはめ凋落させていく人物。
そんなサワコを演じるにあたり、趣里は「いつか「サワコ」のような、一見理解できないであろうキャラクターを演じてみたいと、ずっと願っていました。人間の欲や、傲、愛や憎しみ、生きていると避けては通れない、目を背けたくなる瞬間がたくさんある作品だと思いますが、エンターテイメントとして楽しんでいただけるドラマを届けられるよう、キャスト、スタッフの皆さんと力を合わせて頑張りたいと思っています。」とコメントを寄せている。
サワコの元同僚である音川マチカには深川麻衣がキャスティングされた。
乃木坂46卒業後、主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2016年)を皮切りに、ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(2021年)、映画『ハウ』(2022年)など、着々と活躍の場を広げている深川。
一見明るい優等生キャラでありながらも、実は心の中に闇を抱えているマチカを彼女がどう演じるのかも見どころ。
その他にも、今注目の若手俳優が共演しているのも見逃せないポイントのひとつ。
マチカの恋人・八田雪斗を演じるのは、役者活動のほか、「王様のブランチ」のレギュラーも務める小関裕太(代表作:ドラマ『ごめんね青春』)。
マチカの弟・音川健介役には、TikTokがきっかけでデビューし(現在SNSの総フォロワー数100万超え)、俳優としての人気と実力の急成長ぶりが著しい曽田陵介。
マチカの高校時代の同級生で刑事の大津慎司役を、「魔進戦隊キラメイジャー」でデビューし、モデルとしても活躍する庄司浩平が担当。
音川健介の美術学校の同級生・五十嵐ノノは、「smartモデルオーディション2017」でグランプリを受賞、モデル・俳優のほかミュージシャンとしても活動する平井亜門が演じる。
原作は井上ハヤオキの人気電子コミック
ドラマ後半からはオリジナル展開も…!?
原作は、井上ハヤオキによる電子コミック『サワコ』(2022年9月現在、マンガボックスで連載中)。
スタイリッシュで個性的な作風とゾッとするストーリー展開で、ハマる人が続出中の人気作だ。
ドラマ化にあたり、前半はコミックのストーリーを活かした物語が進んでいき、後半はオリジナルの展開になることが明らかとなっている。
また、原作にはいないキャラクターの登場も予定されているとのこと。
原作コミックを先に読んでいたとしても、ドラマ後半に待ち受けるオリジナル展開で、より一層『サワコ』の世界を楽しめること間違いなしだ。
また、原作コミックにもあったような性的なシーンも存在しているとのことだが、日本のテレビドラマでは導入例が少ない「インティマシー・コーディネーター」(※)が参加し、俳優たちの安全を守る環境を整えながら、原作がもつ世界感に挑んでいる。
※インティマシー・コーディネーター:インティマシー・シーン(俳優がヌードになるシーン、またはヌードの有無に関わらず、疑似性行為や親密な身体的接触のあるシーン)において、俳優の身体的・精神的な安全を守り、監督の演出意図を最大限に実現できるようにサポートするスタッフのこと。
公式コメント
趣里―「サワコ」と全力で向き合い、観ていただいた方の心に残る作品にできるよう、精一杯務めさせていただきます。
とてもチャレンジングな内容のドラマに参加させていただくこと、心から光栄に思っています。
いつか「サワコ」のような、一見理解できないであろうキャラクターを演じてみたいと、ずっと願っていました。人間の欲や、傲、愛や憎しみ、生きていると避けては通れない、目を背けたくなる瞬間がたくさんある作品だと思いますが、エンターテイメントとして楽しんでいただけるドラマを届けられるよう、キャスト、スタッフの皆さんと力を合わせて頑張りたいと思っています。
サワコの苦しみに寄り添い、時には悩むこともあるかと思いますが、いろいろな意味で「熱い夏」になる予感がしております。「サワコ」と全力で向き合い、観ていただいた方の心に残る作品にできるよう、精一杯務めさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
原作のマンガを初めて読んだとき、作者の井上さんが描く独特の世界観にゾクゾクゾワゾワしながら、この後どうなってしまうんだろう…と惹きつけられ展開に目が離せませんでした。
復讐劇なのか、ホラーなのか、はたまた純愛なのか、どんなジャンルと言えばいいのか一言では形容できない、なんだかすごいドラマになりそうな予感です。
今回マチカ役として参加できることが今からとても楽しみですし、視聴者の皆さんにも毎週ゾクゾク、ゾワゾワ、ドキドキと楽しんでいただけるドラマになるように、撮影頑張ります!
何より驚きましたのは出演者みな様の顔ぶれ。
こりゃただ集まって立ち話するだけでもドラマになってしまうと。
そんな面々で極上のサスペンスが行われる訳ですから、もうとうに原作者という立場を忘れて、今はただの待ちわびるファンです。
ラブホラーサスペンス、そんな打ち出しを最初は考えていました。
が、脚本作成、撮影を続けてゆくうちに、人間の心の奥底をえぐりながら、予想もつかない展開を繰り広げるエンターテインメントドラマにどんどん進化しています。
さりげない日々に潜む欲望、葛藤、狂気。
原作・井上ハヤオキ先生の独特の世界観と、回を追うごとに変化を遂げるキャラクターを見事に演じるキャストの皆さまの熱演にぜひご注目ください!
番組・放送情報
■放送日時:2022年10月2日(日)スタート 毎週日曜23:00~23:54(全10話/ BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送)
■出演:趣里、深川麻衣、小関裕太、曽田陵介、庄司浩平、平井亜門、田邊和也、金井美樹、赤間麻里子、岩谷健司 ほか
■原作:『サワコ』井上ハヤオキ(マンガボックス)
■脚本:坪田文、武井彩、蓼内健太、武田樹里
■監督:滝本憲吾、藤澤浩和、中村圭良
(情報は記事公開時のものです)