最近の若い映画ファンの間で密かに愛れ続けている昭和の映画女優がいます。その名は若尾文子。近年でもソフトバンクのCMにおばあちゃん役で出演していましたが、映画女優としてもっとも活躍していた時代の傑作をご紹介します。
新源氏物語
市川雷蔵演じる妖艶な光源氏は必見!
類まれなる美貌と才能を兼ね備えた平安の貴公子、光源氏の物語を、市川雷蔵の主演で映画化。宮廷の女性たちの憧れの的である光源氏は、左大臣の娘・葵の上を妻に迎えるが、父帝の愛人で亡き母にそっくりの藤壺に心を奪われてしまい…。
61年[監]森一生[出]市川雷蔵、寿美花代、中村玉緒、若尾文子 ほか
刺青
女郎蜘蛛の刺青が男を惑わせる
刺青師の清吉は、新助と駆け落ちをしたお艶を一目で気に入り、薬で眠ったお艶に巨大な女郎蜘蛛の刺青を施す。眠りから覚めたお艶は、この刺青によって妖しい血を呼び起こされ、辰巳芸者染吉と名を改め次々と男を狂わす悪女と化す…。
66年[監]増村保造[出]若尾文子 ほか
女の勲章
愛欲と物欲の渦巻くドラマ
山崎豊子原作、新藤兼人が脚色を務め、華やかなデザイナーの世界を舞台に繰り広げられる愛憎劇を描く。小さな洋裁学校を経営する式子は、やり手の青年・銀四郎を協力者に事業を拡大し、ファッション界で注目の存在となるが…。
61年[監]吉村公三郎[出]京マチ子、若尾文子、叶順子、中村玉緒 ほか
今回のピックアップした作品は、いかがでしょうか。お時間に都合がついたとき、ご鑑賞いただけると幸いです。それでは、あなたのベストムービーが見つかるその日まで。 (情報は記事公開時点の内容です)