岡田准一主演映画『最後まで行く』のキャストなど作品情報を紹介

岡田准一主演の注目映画『最後まで行く』(2023年5月19日公開:藤井道人監督)は韓国で大ヒットし、世界中でリメイクされたクライムサスペンスです。岡田をはじめ実力派キャストやスタッフなどをご紹介。

https://www.youtube.com/watch?v=yry0E39GeXI

ノンストップサスペンス映画『最後まで行く』のイントロダクション

韓国映画をリメイク 日本版『最後まで行く』の主演は岡田准一

本作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』をリメイクした日本版の映画『最後まで行く』です。韓国で公開され観客動員数300万人を超え大ヒットし、フランスや中国、フィリピンなどでリメイクされました。第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品にも選出された名作。韓国版『最後まで行く』は、映画『パラサイト 半地下の家族』(2019年公開)やドラマ『コーヒープリンス1号店』(2007年放送)など多数の作品に出演している人気俳優イ・ソンギュンが主演を務めました。本作、日本版『最後まで行く』では、イ・ソンギュンが演じた刑事役を岡田准一が熱演しています。

日本版『最後まで行く』の監督を務めたのは映画『新聞記者』(2019年公開)『余命10年』(2022年公開)などヒット作品を手掛けてきた藤井道人氏です。脚本には平田研也氏(藤井氏と共同)、制作にはプロダクション「ROBOT」が携わり、藤井監督と作品づくりをしてきた面々がスタッフに多く名を連ねています。

主演は2015年に「第38回日本アカデミー賞」で最優秀主演男優&最優秀助演男優賞をW受賞するなど役者として、確固たる実績を積み重ねてきた岡田准一。岡田演じる刑事・工藤祐司を追い詰める監察官にはドラマ『アバランチ』(2021年放送)など藤井道人監督作品で主演を務めた綾野剛が演じます。

年の瀬の96時間=4日間に、ひとつの事故を機に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたノンストップクライムサスペンス。圧倒的な緊張感とスピード感、そして思わず笑ってしまうコミカルさもある見応えのある作品です。

危機、裏切り、罠、そして最後に待ち構える衝撃のラスト…。手に汗握る極限のサスペンス・エンタテイメントがスクリーンに描かれています。

ノンストップサスペンス映画『最後まで行く』のあらすじ

岡田准一演じる工藤刑事が人をはねて、綾野剛演じる矢崎監察官に追われる

年の瀬が近づいてきた12月29日の雨の夜。埃原署刑事課に所属する刑事の工藤祐司(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、車を飛ばしていた。そこに電話で上司の淡島幹雄刑事課長(杉本哲太)から「裏金疑惑」に関与していることを問われる。血の気が引く工藤だったが、何とかやり過ごし、母のもとへと急いでいた。しかし、動揺は隠せず心中は焦る気持ちで一杯になっていた工藤のもとに妻・美沙子(広末涼子)から着信が入り、母が亡くなったことを知らされる。母の訃報に工藤は言葉を失うが、その時、自身が運転する車の前に現れた一人の男(磯村勇斗)をはね飛ばしてしまう。車を降り、男に近づく工藤だったが、男はすでに絶命していた。狼狽する工藤だったが、その男の遺体を車のトランクに積み入れ、先を急いだ。

途中、検問に引っ掛かるが、何とかその場をやり過ごし、署に戻って裏金疑惑の関与を否定する。そして、母の葬儀場にたどり着いた工藤は、あろうことか車ではねた男の遺体を母が眠る棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みる。その時、工藤のスマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが届く。さらに「死体をどこへやった?言え」と2通目のメッセージが届き、驚き慌てる工藤。

工藤にメッセージを送ったのは県警本部の監察官・矢野貴之(綾野剛)。矢野もまた、ある男が行方不明となり、死んでいたことが判明し動揺していたのだった。ある男とは、工藤が車ではねた男だった。さらに矢崎には周囲に決して知られてはいけない秘密が隠されていた…。

人をはね飛ばし追われる工藤と、追う矢崎。金、罠、裏切りに翻弄される2人の96時間の逃走劇の結末は果たして? そして、工藤にはね飛ばされ亡くなった男の遺体に秘められた、衝撃の事実とは!?

映画『最後まで行く』キャスト紹介 主演は岡田准一

岡田准一を追いかける監察官を演じるのは綾野剛

本作『最後まで行く』は人をはねた刑事と、それを追う監察官が、金、罠、裏切りに翻弄されつつ、年の瀬の96時間(4日間)がノンストップで描かれるクライムサスペンスです。

主人公の工藤祐司刑事を演じているのは、数々の映画、ドラマに主演し、アクションからコメディまで幅広い役柄を演じてきた岡田准一です。岡田准一と言えば、格闘技のインストラクターの資格を取得するなどアクションに造詣が深い俳優として有名です。これまでも映画『ザ・ファブル』シリーズや『燃えよ剣』(2021年公開)でスタント無しでアクションシーンを演じるなど「アクションが凄い」と関係者、ファンからも評価を高めてきました。一方で、コミカルな役柄もこなすなど、演じる幅が広い俳優としても愛されています。

2015年には「第38回日本アカデミー賞」で史上初となる「最優秀主演男優(『永遠の0』)」&「最優秀助演男優(『蜩ノ記』)」ダブル受賞の快挙を達成した実績十分の俳優です。その岡田准一が本作について「会心の出来」と自信をうかがわせています。さらに「やる前から“いい匂い”がする。これは話題になるぞ、これはおもしろいものになりそうだな、って匂いを感じた作品」と完成度の高さをアピール。これまで主演を務めた『木更津キャッアイ』シリーズや『SP THE MOTION PICTURE』シリーズ、『永遠の0』(2013年公開)でも同じ“匂い”を感じたという岡田准一は、本作『最後まで行く』はヒットを予感している様子。

一方、岡田准一演じる工藤刑事と対峙する矢崎貴之監察官には、藤井道人監督から「戦友」と呼ばれる綾野剛が演じています。藤井道人監督とは、映画『ヤクザと家族 The Family』(2021年公開)、ドラマ『アバランチ』(2021年放送)でタッグを組んでおり、再共演を喜んでいます。

綾野剛は特撮ドラマ『仮面ライダー555』(2003年放送)でデビューして以来、クールな格好いい役から癖のある役など幅広いキャラクターを演じてきました。本作の主演を務める岡田准一とは、映画『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』(2010年公開)以来の共演。綾野剛は岡田准一をリスペクトしているといい、「目の前で准一さんの演技が見られて幸せでした」と感無量の様子。劇中では、岡田准一が演じる工藤刑事を追い込む、どこか裏がありそうな矢崎監察官役を見事に演じています。

岡田准一が演じる陰謀に巻き込まれていく刑事と、それを追う綾野剛演じる謎の検察官の二人が織りなす96時間ノンストップエンターテイメントを是非ご覧になってください。

「憧れ」の岡田准一を主演 藤井道人監督が制作するノンストップサスペンス映画

藤井道人監督と気心知れたスタッフ「藤井組」で完成させた映画

本作、映画『最後まで行く』のメガホンを取ったのは藤井道人監督です。藤井道人監督を一躍有名にしたのは2019年の公開された映画『新聞記者』です。『新聞記者』は「第43回日本アカデミー賞」で「最優秀作品賞」や「最優秀主演男優賞(松坂桃李)」、「最優秀主演女優賞(シム・ウンギョン)」などを受賞しました。『新聞記者』以降も藤井道人監督は、映画『余命10年』、『ヴィレッジ』(2023年公開)など立て続けに監督を務め、話題を集め、ヒット作を生んでいます。

藤井道人監督は本作『最後まで行く』のオファーが届いた際、「主演は岡田准一」という希望を語ったといいます。岡田准一より6歳年下の藤井道人監督は学生の頃から「キュートさに憧れていた」と、“岡田准一推し”を公言し、キャスティングの裏話をインタビューなどで明かしています。そんな藤井道人監督について、初のタッグを組んだ岡田准一は「素晴らしい監督」と評し、「ジャッジメントが早い。そして大事なところで決して間違わない」とコメントし、信頼関係が築けていることをうかがわせています。

また、本作の制作スタッフには、何度も藤井道人監督とタッグを組んでいるスタッフが多くいます。制作会社「ROBOT」は映画『新聞記者』や『余命10年』、ドラマ『アバランチ』でも一緒に制作を担っています。「ROBOT」といえば映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』シリーズや『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなど数多くの大ヒット作品にも携わっています。「第30回日本アカデミー賞」では、優れた制作プロダクションに贈られる「岡田茂賞」を受賞。その優れた制作技術は海外でも高い評価を得ており、携わった短編アニメ『つみきのいえ』(2008年公開)は「第81回アカデミー賞短編アニメ賞」を受賞しています。

さらには本作の撮影を担当した今村圭佑氏は、藤井道人監督とは学生時代からの付き合いで、数多くの藤井道人作品を撮り続けています。そして、藤井道人監督から「戦友」と呼ばれる綾野剛。藤井道人監督と気心が知れ、何度も制作に携わっているクルーは「藤井組」と呼ばれたりしています。その「藤井組」が集結して、制作されたのが本作『最後まで行く』です。藤井道人監督は「戦友」たちと制作した本作の出来栄えについて「1秒も飽きることない、ノンストップエンターテイメントに仕上がっていると思います」とコメントし、手応え感じている様子。

世界中で注目を浴びた韓国映画『最後まで行く』を、藤井道人監督率いる「藤井組」がリメイクした日本版『最後まで行く』は、最後の最後までハラハラドキドキが連続するスピード感あふれる注目の邦画作品です。最高のキャストとスタッフで作り上げた『最後まで行く』をご覧ください。

オリジナル版『最後まで行く』はカンヌで高評価

藤井道人監督が大胆なアレンジを加えた日本版『最後まで行く』

本作、日本版『最後まで行く』は韓国映画『最後まで行く』を日本版にリメイクした作品です。韓国版は2014年に韓国で公開され、5週連続で観客動員ナンバー1の大ヒットを記録し、日本でも2015年に公開されました。その後、中国やフランス、フィリピンなどでリメイクされ、カンヌ国際映画祭などで高評価を得ました。

オリジナル版『最後まで行く』の主演を務めたのは日本でも人気が高いイ・ソンギュンです。イ・ソンギュンはドラマ『コーヒープリンス1号店』や映画『パラサイト 半地下の家族』などに出演しています。共演はドラマ『シグナル』(2016年放送)や映画『警官の血』(2022年公開)など数多くの作品に出演し、韓国では確固たる地位を築いている名優・チョ・ジヌンです。韓国の名優2人が演じる追い、追われのノンストップ・サスペンス・アクションが展開されています。

日本版の公開日を前に、2023年2月から東京をはじめ日本国内の一部劇場でリバイバル公開されました。5月19日の公開日間近では、殆どの劇場で上映を終了しています。しかしながら、本作、日本版『最後まで行く』の公開を前に韓国版『最後まで行く』を観てみてはいかがでしょうか?日本版『最後まで行く』とは、大筋のストーリーは近しいようですが、日本版『最後まで行く』は、映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年公開)で脚本を務めた平田研也氏が、藤井道人監督と共同で脚本を担当しています。緊張感とスピード感、“クスっと”笑えるコミカルさも見どころの一つとしてプラスされ、韓国版を凌駕する大胆なアレンジを加え、オリジナル版とは一味違う内容の作品に仕上げています。

オリジナル版『最後まで行く』と、「藤井組」が手掛けた日本版『最後まで行く』を見比べるのもリメイク作品の醍醐味かと思います。イ・ソンギュンと岡田准一、それぞれが人をはねた飛ばし、焦りや驚く表情や、最低最悪の事態を行きつくところまで駆け抜けよう必死になる姿を確認するのも最高の楽しみ方の一つかもしれませんね。

是非、動画配信サービス、DVDなどでオリジナル版『最後まで行く』もご覧になってください。

日本版映画『最後まで行く』キャスト&スタッフ情報

岡田准一や綾野剛ら豪華キャストに「藤井組」のスタッフ

『最後まで行く』

<作品情報>
監督・脚本:藤井道人(『新聞記者』『アバランチ』『余命10年』)
脚本:平田研也(『小さな恋のうた』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』)
音楽:大間々昂(『予告犯』『見えない目撃者』)
制作会社:ROBOT(『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『踊る大捜査線』シリーズ)
製作:「最後まで行く」製作委員会
製作幹事:日活 WOWOW
配給:東宝
公開:2023年5月19日
ジャンル:サスペンス
出演:岡田准一(工藤祐司)/綾野剛(矢崎貴之)/広末涼子(工藤美沙子)/磯村勇斗(尾田創)/駿河太郎(久我山太地)/山中崇(梶征士)/黒羽麻璃央(松田優生)/駒木根隆介(川上昌平)/山田真歩(植松由紀子)/清水くるみ(岸谷真由子)/杉本哲太(淡島幹雄)/柄本明(仙葉泰)ほか

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