名匠タッグ カンヌ出品映画『怪物』キャスト&あらすじ紹介

2023年6月2日公開の映画『怪物』は監督・是枝裕和(『万引き家族』)×脚本・坂元裕二(『花束みたいな恋をした』)の名匠初タッグ作品。カンヌ国際映画祭出品も決定した注目作のキャスト&あらすじを紹介。

是枝裕和監督 最新作映画『怪物』のイントロダクション

主演は4人 是枝裕和監督×安藤サクラ再び 

本作『怪物』は、『万引き家族』(2018年公開)で「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞となる「パルム・ドール」を受賞した是枝裕和監督が、「今一番リスペクトしている」と公言する脚本家の坂元裕二氏と初タッグを組んで制作した作品です。坂元裕二氏は23歳で脚本を担当したドラマ『東京ラブストーリー』(1991年放送)で脚光を浴び、近年では『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年放送)や映画『花束みたいな恋をした』(2021年公開)などの脚本を書き上げ、人気を博している人気の脚本家です。

作品のイメージやストーリー展開にマッチしたメロディを作り上げ音楽を担当したのは先日、長い闘病生活を送り、惜しまれつつ永眠につかれた坂本龍一氏。本作ではピアノ曲を2曲書き下ろしており、映画音楽としては“遺作”となっています。

主演を務めたのは4人。数々の映画やドラマに出演し、多くの賞を受賞してきた安藤サクラ。個性豊かなキャラクターなど幅広い役柄を演じてきた永山瑛太。そして、オーディションを勝ち抜いた13歳の黒川想矢と11歳の柊木陽太です。

映画のタイトルにある「怪物」とは何か? 登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの先に、何が見えるのか? その結末に心が揺さぶられる、圧巻のヒューマンドラマです。

是枝裕和監督作品 豪華キャストで描かれる映画『怪物』のあらすじ

主演は安藤サクラ+永山瑛太+子役2人 是枝裕和監督最新映画『怪物』 

大きな湖のある山々に囲まれた郊外の町。夫を事故で亡くし、小学5年生の息子・湊(黒川想矢)を一人で育てているシングルマザーの早織(安藤サクラ)、生徒思いの教師・保利道敏(永山瑛太)、無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っていた。

ある日、学校でケンカが起こる。それは、よくある子ども同士のケンカに見えた。しかし、子どもたちの主張は食い違い、次第に大人たちやメディアを巻き込む大事になっていく。

そして、嵐の朝、子どもたちは忽然と姿を消す…。

映画『怪物』主要キャスト紹介①安藤サクラ 是枝監督とのタッグ再び

監督・是枝裕和のオファーに躊躇う安藤サクラ

本作『怪物』の主演は4人です。シングルマザー麦野早織を演じたのは、映画『ある男』(2022年公開)で「第46回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞」を受賞し、感涙のスピーチをした姿が記憶に新しい安藤サクラです。

安藤は『万引き家族』で是枝裕和監督と作品を作り上げ、世界中からその演技を評価されました。その後に早織役のオファーを受けた安藤は、そのオファーを受けることに躊躇ったといいます。その理由は名匠2人のタッグにあったようで、「ハードルが高く感じ、なかなか覚悟を決められない」と悩み抜いた決断であったことを告白しています。しかし、悩み抜いて完成させた作品について、「作品に出させていただいて、『怪物』に参加した一員ではなく、この映画を見た一員として、この映画に感動して涙が止まらなかったです」と感無量の様子。

劇中では、最愛の息子・湊を一人で育てるシングルマザー役を演じている安藤ですが、実生活でも2012年に俳優・柄本佑と結婚し、2017年に出産をした母親です。本作の主演を務めた2人の子役(黒川想矢・柊木陽太)にも“母性”があふれているようです。撮影以外の時間も2人と過ごしたことを明かし、「生きるエネルギーのようなものにすごく感動して、涙が止まらなくて…」とコメントしています。

そんなリアル母親でもある安藤が、劇中で最愛の息子・湊や、湊の同級生・星川依里らと接するシーンに注目してください。演技を超えた母性があふれているのが感じられると思います。

映画『怪物』主要キャスト紹介②永山瑛太 憧れの是枝監督作品

13歳の後輩に“父性”あふれる永山瑛太

本作『怪物』の主演4人の一人である「生徒思いの教師」保利道敏を演じたのは永山瑛太です。これまで永山は坂元氏が脚本を担当した作品(『最高の離婚』(2013年放送)、『anone』(2018年放送)など)に多数出演をしており、「俳優を続ける限り、一生付き合っていきたい方」と、熱い想いを告白。是枝監督とは初めての仕事となり「(是枝監督の)全作品を観させていただいていた」と強い憧れがあったことを明かしました。

劇中では、湊の担任教師・保利道敏を演じている永山ですが、撮影期間中に湊役の黒川想矢をドライブに誘ったといいます。そこでジンギスカン屋に連れていき、役柄に没頭しすぎて悩む黒川に「自分がどう演技するとかそういうことじゃなくて、役者さんは基本監督の脳みその中にあるものを表現するんだよ」と俳優の先輩として助言をしたそうです。

永山も2児の父親です。13歳ながら難しい役どころに挑戦している黒川に対し、先輩俳優としてだけでなく、”父性”があふれてきたのかもしれません。そんな永山が演じる、生徒思いの教師・保利のシーンに注目したいですね。

映画『怪物』キャスト紹介③ 将来が楽しみな黒川想矢と柊木陽太

大御所たちが絶賛する対照的な2人の子役

本作『怪物』は安藤サクラと永山瑛太という実績十分の実力派俳優だけでなく、オーディションを勝ち抜いた2人の子役が主演を務めています。安藤の息子・湊役を演じたのは13歳の黒川想矢です。黒川は本作『怪物』が映画初出演ですが、5歳から芸能活動をスタートさせ、ドラマやCMなど多数出演しています。大御所俳優・舘ひろしが所属する「舘プロ」所属の俳優です。ドラマで舘と共演した際に黒川が直談判をして所属となりました。そんな度胸満点の黒川を舘も「感受性が強く、目力があって、きっと素晴らしい俳優になる」と将来を嘱望しています。

もう一人は中村獅童演じる星川清高の息子・依里役を務めた柊木陽太です。11歳の柊木は松雪泰子や北川景子、山田孝之、岡田将生など多くの俳優が所属する大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属しています。柊木はこれまでにNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021~2022年放送)やドラマ『PICU 小児集中治療室』(2022年放送)など多くのドラマに出演してきました。

オーディションで黒川と柊木を選んだことについて、是枝監督は「(黒川は)横顔がいいなあ」、「(柊木は)本当に役にピッタリ。会った瞬間にこの子なんだな、(演じた)依里くんが登場したなと思いました」と直感で縁を感じた様子。本作を書き下ろした坂元氏は「この物語は、僕自身の子供の頃の体験をもとにしている部分があり、僕が黒川くんの立場の立場になってしまってちょっと恐縮なんですが、柊木くんは転校していったその時の友達に似ている」と説明しています。

名匠が選んだ2人ですが、役を演じるに際し、対照的なコメントを残しています。

湊役を演じた黒川は「カットがかかった時に、湊くんから自分に戻れなくて、湊に入ると、苦しくなったり、悲しくなったりすることがあった」と、役柄に入り込んでしまった悩みを吐露。一方、依里役を演じた柊木は役作りについて、「特に悩まなかったです」と大物っぷりを見せていました。

将来の活躍が楽しみな子役2人が、安藤や永山、中村など実績十分な実力派俳優たちとの絡みに注目してみてください。

映画『怪物』キャスト紹介④ 是枝裕和監督初出演の中村獅童、高畑充希

是枝裕和監督作品への出演を直訴 長年の夢を実現した中村獅童

本作『怪物』は主演4人にスポットが集まりがちですが、脇を固める共演者にも注目してください。柊木陽太が演じる星川依里の父・清高を演じているのは歌舞伎役者で俳優の中村獅童です。中村は是枝裕和監督の大ファンであることを公言し、是枝監督作品である映画『海街diary』(2015年公開)の舞台挨拶に私的に訪れ、是枝作品への出演を直訴したことを告白。それから音沙汰なく時間が流れての本作出演オファーに中村は「「是枝作品に出るのは長年の夢だったので、こういった場所に立たせていただいてうれしく思う」と完成披露試写会で満面の笑みを浮かべていました。念願の是枝作品への出演を果たした中村の嬉々として臨んだ星川清高に注目したいですね。

また、主人公の一人である生徒思いの教師・保利道敏の恋人・鈴村広奈を演じたのは高畑充希です。高畑と言えばミュージカル『ピーターパン』で2007年~2012年にわたり8代目ピーターパンを務めたことで注目。その後、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(2013年~2014年放送)や『とと姉ちゃん』(2016年放送)など多くの作品に出演し、確固たる地位を築いてきた俳優です。そんな高畑ですが、是枝監督作品に出演するのは本作が初めてとなります。撮影に入る際「ワクワクした」と喜びを隠せなかった様子を見せましたが、緊張したようで「セリフ以外何を言ったのか覚えていないくらい」と、3日間と短かった撮影期間を振り返りました。

中村も高畑も多くの作品に出演し、実績を積み重ね、賛辞を浴びてきました。そんな大物俳優らキャスト陣が出演を望み、緊張するくらいの名匠・是枝裕和監督が手掛けた本作『怪物』はどんな仕上がりになっているのでしょうか? 公開が待ち遠しですね。

是枝裕和×坂元裕二 映画『怪物』は名匠2人の初タッグ作品

共鳴し合う名匠2人 名作誕生の予感

本作のメガホンを取ったのは名匠・是枝裕和監督です。是枝監督の名前が日本はおろか海外でも知れ渡った作品は『誰も知らない』(2004年公開)です。当時14歳だった俳優・柳楽優弥が主演を務めた同作は、是枝監督が15年の構想の末に映像化したこん身の作品。「第57回カンヌ国際映画祭」に出品し、史上最年少&日本人初の「最優秀主演男優賞」を獲得しました。受賞した柳楽はもちろん、是枝裕和という映画監督の名が知れ渡り、評価を高めました。その後は『そして父になる』(2013年公開)『海街diary』(2015年公開)など数多くの作品を手がけました。そして、2018年公開の『万引き家族』で「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞である「パルム・ドール」を獲得しました。『万引き家族』は「第42回日本アカデミー賞」でも「最優秀作品賞」「最優秀監督賞」「最優秀脚本賞」など多数の栄誉に輝きました。

国内外で高い名を響かせている是枝監督ですが、これまで多く手掛けた作品は自身で監督を務めつつ、脚本も担当してきました。その是枝監督が「誰か脚本家と組むなら誰がいい?」という質問に必ず上げていた一人の脚本家の名前があります。それが「坂元裕二」です。是枝監督は脚本家・坂元裕二氏について、「今一番リスペクトしている」と話し、「ファンである」と公言していました。「同じモチーフに関心を持たれている方」と親近感を覚えていたとし、坂元氏の名前を事あるごとに上げていたそうです。

是枝監督に、名指しされていた脚本家・坂元裕二氏は大ヒットドラマの脚本を数多く手がけてきた、是枝監督より5歳年下の人気脚本家です。『東京ラブストーリー』(1991年放送)や『Mother』(2010年放送)など多方面に影響を及ぼした作品も少なくありません。

坂元氏は是枝監督について、「ずいぶんキャリアの長い中で基本、脚本はご自身で書かれる監督。やっぱり、是枝裕和という脚本家は尊敬する脚本家」と一目を置いていた様子。

そんな二人の名匠が本作『怪物』で初のタッグを組みことになったきっかけは、坂元氏と、本作のプロデューサー・川村元気氏と作っていた「プロット(あらすじ)」を是枝監督に見せたことがきっかけ。川村プロデューサーからオファーを受けた是枝監督は「どんな話でも受けようと思った。それくらい(坂元氏との)タッグに憧れていました」と、ラブコールを送り続けていた相手からの“逆オファー”に二つ返事で答えたことを明かしています。

「相思相愛」の名匠2人が初のタッグを組んだ本作『怪物』はどんな作品に仕上がっているのでしょうか。坂元氏が書き上げたオリジナルの脚本を、是枝監督が登場人物の心理描写を丁寧かつ細部に渡って演出しています。名作がまた一つ生まれた予感がします。

映画『怪物』の音楽は坂本龍一氏が奏でるピアノ曲

是枝裕和監督「この作品には坂本さんの音楽が必要」

本作『怪物』には脚本家の坂元裕二氏以外に、もう一人の「サカモト」が携わっています。音楽を担当した「坂本龍一」です。坂本氏はミュージシャンとして活躍。音楽グループ「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」のメンバーとして、テクノポップやニューウェイヴの分野で活動した世界的な音楽家でした。

坂本氏と言えば、映画『戦場のメリークリスマス』(1983年公開)の音楽を担当し、「英国アカデミー賞」で「作曲賞」を受賞したことで世界的な評価を得ました。その後も音楽を担当した映画『ラストエンペラー』(1988年公開)で「第60回アカデミー賞作曲賞」、「グラミー賞」「ゴールデン・グローブ賞」など多数の賞を受賞し、さらなる名声を高めました。その後も、映画の音楽を担当し、『リトル・ブッダ』(1993年公開)『レヴェナント: 蘇えりし者』(2016年公開)などで各賞にノミネートされるなど活躍は続きました。

しかし、長年の闘病生活の末、2023年3月28日に永眠されました(71歳没)。その坂本氏が最後に携わった映画音楽が本作『怪物』です。本作のためにピアノ曲を2曲書き下ろし、6年ぶりのオリジナルアルバム「12」(2023年1月リリース)に収録された曲と合わせて全体の音楽が構成されています。

是枝監督は「撮影場所が決まり、脚本の風景が明快になった時、夜の湖に坂本さんのピアノが響けば良いと思った」と振り返り、撮影が終了した後に手紙で坂本氏へオファーしたといいます。それに対し、坂本氏は闘病中で体調が優れない状況下で「イメージは何曲か浮かんでいる」と快諾し、2曲のピアノ曲を書き下ろしてくれたといいます。

坂本氏は本作の音楽制作にあたり「怪物」というテーマに「誰が怪物というのか難しい」と感じたとし、「救いは子どもたちの生の気持ち。それを導いて指がピアノの上で動いた」とコメントを残しています。

その後、坂本氏は永遠の眠りにつきました。是枝監督は「最後にこういう形でご一緒できたことを誇りに思う」とし、「この作品には坂本さんの音楽が必要だった」と故人を偲びました。

世界的にも評価され、その奏でる音楽で様々な作品を彩ってきた坂本龍一氏が手掛けた映画音楽の“遺作”となったピアノ曲2曲に耳を傾けつつ、坂本氏が悩んだ「誰が怪物」という難しいテーマを考えてみてください。

「第76回カンヌ国際映画祭」正式出品が決定

是枝裕和監督にとっては2年連続の出品

本作『怪物』は「第76回カンヌ国際映画祭」(現地時間2023年5月16日~27日開催)のコンペティション部門に正式出品されました。是枝裕和監督といえば、「カンヌ国際映画祭」です。是枝裕和監督が手掛けた作品が「カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に選出されるのは2022年公開された韓国映画『ベイビー・ブローカー』に続き2年連続7回目。また、是枝裕和監督作品の「カンヌ国際映画祭」への出品は他部門も合わせると9回目となります。

過去作品では『誰も知らない』(2004年公開)で主演の柳楽優弥が「最優秀主演男優」、『そして父になる』(2013年公開)では「審査員賞」、『万引き家族』(2018年公開)では最高賞となる「パルム・ドール」に輝き、『ベイビー・ブローカー』は「エキュメニカル審査員賞」、そして主演のソン・ガンホが「最優秀男優賞」に輝いています。

本作『怪物』が「カンヌ国際映画祭」へ正式出品されたことについて、是枝裕和監督は「2年続けてはハードルが高い」と思っていたようで、その予想を覆しての出品に「嬉しいというよりはホッとした気持ちが強い」と語っています。「カンヌ国際映画祭」は「最高の舞台」だとし、「また、あの場所に連れて行ってくれる『怪物』と、その関係者の皆様に心から感謝します」と感謝の言葉を述べています。

「カンヌ国際映画祭」は毎年5月にフランス南部の部コート・ダジュール沿いの都市カンヌで開かれている世界で最も有名な国際映画祭。審査員は著名な映画人や文化人で構成されています。開催期間中には世界中のメディアが訪れ、受賞の瞬間を捉えています。また、世界中の映画配給会社や映画製作者などが集結し、作品をプロモーションする絶好の場となっています。

すでに世界的にも名が知られている是枝裕和監督だけでなく、本作『怪物』に携わったキャストやスタッフにとっても絶好のチャンスの場となることでしょう。

本作『怪物』の日本公開は2023年6月2日です。「第76回カンヌ国際映画祭」(現地時間2023年5月16日~27日開催)が閉幕してからの公開となります。「カンヌ国際映画祭」で、本作『怪物』が栄冠に輝く吉報のニュースが届いての公開が期待されますね。

そうなれば、これまで以上に映画『怪物』関連の特集が各メディアによって組まれ、より『怪物』関連のニュースが国内外で取り上げられることでしょう。映画『怪物』がいろいろな国々で取り上げられ、公開が決定する国も出てくると思います。国内でも映画『怪物』を紹介する記事も増えていき、映画観客動員のランキング上昇にも繋がり、キャスト&スタッフの注目度も右肩上がりとなることでしょう。

ただ、「栄冠」だけがすべてではないと思います。本作『怪物』という映画が、多くの人に観られ、評価、フォローされることが大切だと思います。本作『怪物』を評価するのは誰であろう映画を観た方だと思います。

日本映画界が誇る是枝裕和監督が手掛け、名誉ある「カンヌ国際映画祭」に正式出品された本作『怪物』を観てください。

作品のタイトルとなり、テーマでもある「怪物」とは何か? 登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの先に、何が見えるものは一体何なのか? その結末に心が揺さぶられる、圧巻のヒューマンドラマを目に焼き付けてください。

映画『怪物』のキャスト&スタッフ一覧情報

豪華すぎる是枝裕和監督×坂元裕二×坂本龍一 安藤サクラ×永山瑛太

『怪物』

<作品情報>
監督:是枝裕和(『誰も知らない』『そして父になる』『万引き家族』)
脚本:坂元裕二(『Mother』『世界の中心で、愛をさけぶ』『花束みたいな恋をした』)
音楽:坂本龍一(『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』『リトル・ブッダ』)
制作会社:AOI Pro.(『帝一の國』『すばらしき世界』『万引き家族』)
製作:「怪物」製作委員会(東宝、ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.、分福)
配給:東宝、ギャガ
公開:2023年6月2日
ジャンル:ヒューマン
出演:安藤サクラ(麦野早織)/永山瑛太(保利道敏)/黒川想矢(麦野湊)/柊木陽太(星川依里)/高畑充希(鈴村広奈)/角田晃広(正田文昭)/中村獅童(星川清高)/田中裕子(伏見真木子)ほか

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