直木賞作家・浅田次郎原作の映像化作品を見る!

日本の文学界をリードしてきた人気小説家・浅田次郎。人情味あふれる作風で人気を博し、映画化作品は『鉄道員』をはじめ数知れず。今回は『柘榴坂の仇討』、『ラブ・レター』『壬生義士伝』を紹介。

日本人ならではの生き方ってやっぱりイイネ!『柘榴坂の仇討』の魅力

安政七年。江戸城・桜田門外で、時の大老、井伊直弼が暗殺された。主君を守れなかった志村金吾は切腹さえも許されず、仇を討つことを命令される。江戸から明治へ激しく時代が動くなか、武士として仇を追い続ける金吾を描いたのが、浅田次郎作品を映画化した『柘榴坂の仇討』だ。中井貴一は、井伊を敬愛する下級武士の主人公、金吾を熱演。時代に翻弄された男2人の生き様に感動間違いなし。

偽装結婚した男と中国人女性の恋模様『ラブ・レター』

同名短編小説を映画化した一本。中井貴一がヤクザの依頼で中国人女性と偽装結婚したチンピラを好演。他界した女性の遺体を引き取りに行った彼が、彼女の知られざる思いを知る。

愚直に生きる隊士の波乱の人生を描く『壬生義士伝』

中井貴一演じる無名の新選組隊士、吉村貫一郎が新選組としては珍しく、命や金に執着しながら愛するものを守ろうとする熱い生き様を描く。滝田洋二郎監督作。

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